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畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

YouTubeの主役に

2025-05-25 04:29:48 | 山菜
 だいぶ前のことになってしまったが、ケーブルテレビの番組を担当していました。
「魚沼農業日記」というタイトルで、9年間も続いたのでした。その縁もあり、先日依頼を受けた。
「山菜採りの動画を撮らせていただきたい。YouTubeで公開したいので」という内容でした。

 顔なじみのカメラマンの願いでもあり、引き受けることにしました。
動画はもとより、山菜採りの写真など取れるものではない。そんな理由もありました。

 約束の時間になり、カメラマンが同行したのは若い女性のアナウンサー。
初対面に驚いたけれども、さっそく我が家の前で身支度を整えるシーンから撮影開始。
 我が家からは距離の無い、しかし、危険な大きな沢を選んで撮影現場にしました。
独活(うど)を採るシーンと思ったけれど、木の芽(アケビの新芽)を見つけて、摘んで見せる。

 残雪の上を歩くスベルベの姿。ヘルメットの後ろ付近に独活が見えます。
今冬は珍しく雪が多かったので、急斜面に留まることなく落ちた雪はまだ大量です。

 カメラマンは動画撮影機材の他にも、カメラは高級機を持参。
険しい残雪の斜面でしたが、アナウンサーの女性も若さで着いてきました。
 動画は先日公開になりましたが、リンクを上手く張れませんでした。
「ちむちむチャンネル」で検索いただくと、動画が見られます。27分の大作ですよ。
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根曲竹の味噌汁

2025-05-23 04:51:28 | 山菜
 山菜好きの皆さんから今年の山菜の変調を聞く。
中々そろって出ないのだという。久しぶりの大雪に山菜も戸惑ったのかもしれない。
 この根曲竹のタケノコも、中々でなかったが、先日の夏を思わせる高温と、その後の雨で一気に伸びた。
朝の早いスベルベはSNSのアップを終えて、味噌汁作り。タケノコの先端を削ぐ。

 先端を斜めに削ぐと、皮が剥きやすくなるのです。
硬い皮を剥くと、真っ白なタケノコの本体が現れてきます。

 先端に近い部分は、柔らかくて全部食べられる。
根元に近い部分に近づくと徐々に固くなり、捨てなければならない部分も出てくる。

 包丁を直角に当てて、押し下げると硬さは分かります。
すっと、包丁が入る部分は柔らかい。固い節を切り落としつつ切りそろえます。

 この朝は、ワカメも入れました。「若竹汁」なんて洒落て呼ぶこともあります。
煮干しで前夜から出しは取ってある。「まぁー美味しそう」とは起きてきたスベルベママの第一声。
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木の芽畑

2025-05-19 04:42:02 | 山菜
 一昨昨日は夏を思わせるかのような暑さ。一転一昨日は雨の一日となった。
さて、
昨日です。暑さに続いた雨も上がり、朝の5時から一人で木の芽摘みに出かけました。

 ここは、耕作放棄地になるけれど、畑だった記憶などないほど。
雑木が繁るようになり、アケビ蔓が繁茂して、木の芽畑の様相です。

 しかも、誰も入った形跡はない。あったとしてもスベルベママの摘み跡。
細い木の芽ですが、まとまって出ていると意外に能率よく摘めるものですよ。

 ひゅんひゅんといった感じで天に向かって伸びる木の芽。
雪が消えた春の野に、生命力を誇るかのようにさえ感じる勢いです。

 片手で握り切れないほどの量になると、輪ゴムで束ねます。
こんな束を、早朝に5把。そして、その後畑仕事の合間に2把で合計7把の収穫でした。

 昨日は知人に送ったり、娘たちに届けたりしましたが我が家の夕食にも。
文字通り山のように、小鉢に茹でた木の芽を盛り、馬のごとくに食べたのでした。
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独活の皮を剥いて塩漬けに

2025-05-18 04:25:25 | 山菜
 我がブログ「畑に吹く風」の検索ワードで多いのが「独活の塩漬け」。
皆さんは、独活を大量に採って処理に困ることが多いのかなんて思ってしまう。
今年は雪が多かったこともあり、山の雪の消え際では今でも独活は出続けてたくさん採った。

 背中が重くなるほどの量は、1時間も歩いたら採って帰れる。
大きく育った独活を漬けるので、硬い皮は剥いて漬けます。むしり取った新芽は天ぷらでも美味しい。
そして、先日はスベルベママが久しぶりに作ったけれど、剥いた皮を刻んで佃煮風に仕上げても美味しい。

 皮を剥き終えた独活は、太さによって4本から5本ずつ輪ゴムで束ねる。
そして、プラスチック製の四角な形の漬物桶に、入れることになります。

 漬物とは言え、すぐに食べるわけではない。そのために塩はたっぷりと使います。
食べるのは、先のことになります。そうですね、正月用の御馳走になるかな。塩出しをして使います。

 漬物桶に入れて、二つ合わせて20kg以上にもなる漬物石を上げる。
独活は水分が8~90%を占めるようで、しばらくすると塩の浸透圧でその水分も抜ける。
 若い頃は一日に100kgも採ってこうして漬けたこともあります。
水分が漬物桶から溢れ出るようになり、後半は汲み取ります。
そして独活が終わるとその上にワラビを漬けることになります。昔は漬物桶を二つ使った事さえありました。
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木の芽の季節到来

2025-05-13 04:50:32 | 山菜
 毎年この季節になると同じような記事をアップしているように思います。
ようやく、山の畑の周りの雪も消えて、気温が上昇するとともに木の芽も伸びてきました。

 魚沼では「木の芽」と呼びますが、一般的な山椒の芽ではなくアケビの芽です。
新芽というか、徒長枝で蔓になる先端部分の事をそんな風に呼び、魚沼では好まれる山菜の一つです。

 高い木に絡まった蔓の先は手が届かない。
でも、幸いなことに耕作放棄地などの平地部分に見つかることも多く、そこは採りやすい。

 昔、この木の芽が大好きだった義兄は自分で採って摘む苦労が分かった。
「この苦労が分かると、いくら美味しくても大きな口を開いて食べられない」なんて。

 昨日は山の畑を覗いた帰り道で、スベルベママと二人で道草気味に摘んで帰りました。
スベルベママ曰く「こんな贅沢な遊びは無い」なんて。春の野でのんびりと木の芽を摘むのが贅沢だと。
 確かに、多忙な春の季節にのんびりと、木の芽を摘むなんて贅沢な遊びなのかもしれません。
でも、春の食卓を彩ってくれる、ほろ苦い木の芽の味は心身ともにリフレッシュという気分です。
(生醤油を掛けただけでも美味しいですが、生卵を醤油で溶いて食べると美味しいです)
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