畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

縄文の夢「沖ノ原遺跡」

2016-06-30 04:29:13 | 暮らし

 一昨日、雨の午前を利用して津南町へ出かけました。
「津南ポーク」さんへの支払いだったけれど、約束の時刻よりも早く到着し少し散策。

 こんな大きな立て看板に目が留まり、車を止めます。
この広大な大地は「沖ノ原」と言う名前の有名な遺跡でもあるのです。



 信濃川流域には何カ所もの縄文時代の遺跡がある。
そして、あの有名な火炎式土器が数多く発見されている遺跡でもあるのです。



 こんな、立派な火炎式土器が見つかったり、竪穴式住居跡が見つかったり。
スベルべはこんな話にもロマンを感じる、考古学大好き人間でもあります。



 信濃川の氾濫原が大規模な地殻変動で隆起した河岸段丘だと言います。
本当に広く、我が家の山の畑がある、魚野川の河岸段丘とはスケールがけた違いです。



 このまだ小さな芽生えは、「ひまわり」でしたよ。
7月23日からは津南町の祭りも始まると言います。

 ここがあの有名なひまわり畑になるのはそう遠くない日でしょう。
開花時期が続くように広大な畑に、少しずつ日にちをずらして播かれているようです。



 帰りに河岸段丘から降りる急こう配の道路に車を止めて写真を一枚。
信濃川の両岸に津南町の街並みが広がって見えました。ひまわり畑は標高が400mもあります。



 遠く、苗場山が見えました。
苗場山麓とも言える、この広大な津南高原。ロマンに富んだ土地でした。

 久しぶりに「津南ポーク」の社長ご夫妻と会って歓談し後ろ髪ひかれる思いでお別れ。
偶然の出来事から知り合い、付き合いが始まってから長く、経ち慣れ親しんだ土地にもなっています。
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半夏生前にニンジンを播きましょうか

2016-06-29 05:21:11 | 野菜

 昔からのこの辺りの言い伝えで、ニンジンの播き時は半夏生の10日前とされている。
今年の半夏生は7月1日で、最初のニンジン播きはかろうじて間に合った。

 でも、その後雨が全く降らなかったり、反対に降り続いたりで中々播くタイミングが無かった。
一昨日は一人でせっせと、播き続けた。播く畝の順番が都合で少し変わってはいますが。



 スベルべトーちゃん弘安の秘密兵器です。
普通は平畝に二筋播くのですが、効率を考えて大きな平畝に四筋播くのがスベルべ流。

 畝間を少なくしたら、それだけ効率的に播くことが出来ますからね。
ピンと水糸を張り、それに沿ってこの道具で等間隔の筋をつけようという仕掛けです。



 そして、秘密兵器でもないけれど、必要なのは板切れ。
この板で平畝の表面を均したり、種を播きもみ殻をかけた後を転圧します。



 種を播き終えたら、もみ殻を掛け、板切れで転圧し散水。
こんな仕事を根気よく続けるけれど、スクワットの連続のような仕事で結構疲れます。



 毎年播いている紫色のニンジンも播きました。
でも、この種は結構高価で少しだけね(笑)。



 最近気に入っているのがこのニンジン。5mlで、この値段ですからやはり安くはないですね。
今までに合計17袋も買っていて、あるホームセンターの陳列棚のものを買い占めてしまった。



 これは756円と言う値札が見えますが、量が20mlですから比較的に安価に感じる。
本当に真っ黄色なニンジンで、味も上々。形も優れていてここのところ毎年播いています。



 最初に播いたニンジンは見事にそろって発芽しています。
例年だと、他にも金時ニンジンを播いていましたが、東日本ではうまく育たず止めました。

 一昨日の夕方辺りから断続的に降った雨も今は止んでいます。
早めに朝食を済ませ、またニンジンを播きに山の畑に行きましょう。

 まだ目標の半分程度しか播いていませんから。
おっと、午後は「越後の台所 すずきち」さんのマスターが野菜の仕入れに来るから忘れちゃいけないぞ。


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連載73-2『富士山にオートバイで登る』(その2終わり)

2016-06-28 07:31:03 | オートバイ

 なんともチープシック、クラシカルなスタイルですね。


 2回とも同じホテルに泊まりました。露天風呂直下に道路が走るのは少し無粋です。

 『富士山にオートバイで登る』(その2終わり)

 休憩が終わると、ツヅラ折れの御坂みちを河口湖を目指して一気に下る。
そして川口湖畔を走り、目的地の富士スバルラインへと向かう。
河口湖町のはずれで待望の有料道路「富士スバルライン」に入る。後は、一気に終点を目指すのみ。

 道はぐいぐいと高度を上げ、植生もそれにしたがって変わって来る。
岳樺の木も終わりになる頃終点に近づく。
かなり標高が上がったところで一台にトラブルが発生したのも記憶に残る。

 なんと、高速用に調整したキャブレターが薄い空気に適応できず、
ブスブスと音を立ててエンジンの回転数が下がってしまうのだった。
それでもなんとか、だましだましと言う感じで走り、なんとか全員で終点の五合目に到着することが出来た。

 一人で写った記念写真には撮影用ボードに日付けと共に「標高2305m」なんて文字も見えます。
そう、越後三山の最高峰「中の岳」よりも300m近くも高い標高ですから、
エンジンの不調をきたすオートバイも出て来る筈です。

 肌寒い中で、柄にも無く神社を参拝し一気に河口湖町まで下ります。
その日は川口湖畔のホテルに宿泊。
河口湖とホテルの露天風呂の間に道路が走っているのは無粋では有ったが、
見上げると薄らと雲を山頂にいただいた富士山が河口湖の水面越しに浮かんで見えるのだった。

 写真からすると2005年6月3、4日となっている。もうあれから10年以上も過ぎてしまった。
登山も好きで今まで幾つもの山も登って来た。
そして、平ヶ岳登山には鷹の巣登山口までオートバイで行った。
しかし、半分の五合目まででもあっても、オートバイで登った山は富士山だけだ。

              (終わり)
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ブラックベリーに遊ぶ蝶

2016-06-28 04:47:49 | 

 何カ所かに分散している我が家の畑の内の一カ所にはブラックベリーが植えてある。
最初に植えてから、場所を変えて植え替えたりしているけれど30年以上は経っているでしょう。



 今年もたくさんの実をつけてくれています。
一昨日、「神楽南蛮」に添え木をしながら見ると一匹の大型の蝶が留まっていました。



 折から吹いてきた風にあおられ、ふらふらとしながらも懸命に蜜を吸う。
カメラを持って近づくと、蝶ばかりがミツバチも何匹か夢中で蜜を吸っていた。



 ほら、こんなにびっしりと実を結んでいますよ。
元々は北米原産で、彼の地では鉄道沿線などに自然に生えているとも聞きます。



 木が沢山あれば一度に沢山採れ、一度にジャムも作れるほど採れるのでしょう。
これだけ実が着いていても、一度に熟すことは無いので一定量になるまで冷凍保存します。



 大粒で、甘酸っぱいブラックベリーの実は夏の味とも言えるでしょう。
ジャムにソースにと結構便利なブラックベリーです。

 一昨年辺り、農天市場の畑の一隅にも移植しました。
ヒューンと伸びるランナーとでも言うべき蔓がしなって着地するとそこから発根して増えます。

 やはり一昨年のことですが、スベルべママは友達から頂いたラズベリーも植えました。
他にも赤い実ではなく、黄色の実がなるというラズベリーも昨年植えたので楽しみですね。
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梅雨と梅と

2016-06-27 04:31:33 | 暮らし

 一昨日は朝から雨。でも、のんびり休めるほどの余裕もなく夫婦二人で草刈り機を使います。
小さな畑を2カ所草刈りをしましたが、2番目の畑の梅に目が行きました。



 雪国の果樹栽培は難しく、万全の雪囲いをするのは至難の業。
でも、今年の暖冬小雪は果樹類には僥倖とも言うべき気候で、枝ものびのびとしていた。

 その結果はご覧のとおり。
草刈りを早々に終え、梅の収穫へと再び畑に帰りもぎ取るとご覧の通りの大きさ。



 「桜切るばか、梅切らぬばか」なんて言葉も聞きます。
一旦帰宅して持ってきた、高枝切りの道具を使って枝ごとバッサリ。



 下から見上げたよりも、収穫してみると大粒でした。
梅はご存知の通り、色いろな用途がありスベルべママの胸をときめかすに十分に量だった様子。



 数十坪の土地でしかない畑の端には柿の木も植えてあります。
「八珍柿」と呼ぶ、種なし渋柿。焼酎を使って渋抜きすると美味しいですよー。



 この「八珍柿」は可哀そうなことにある年倒れてしまった。
起こしてあげようと思いつつ、忙しさに見捨てていたら倒れた木から三本に枝分かれ。

 そして、結構立派な柿の木に成長したくさんの実を着けてくれるようになっています。
戦後すぐの時代、食べ物が十分になかった時代ら育ったスベルべは果樹に愛着が強い。

 ジュンベリー、ブラックベリーにラズベリー。柿も渋柿と甘柿が数本。
この実用的な梅に加え、プラム、イチジクなと何種類もの果樹が畑の端には植えてあるのです。
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