畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

再び六万騎山に行く(その2終わり)

2024-04-18 04:28:26 | 登山
 これが花盛りだったら、どんなにきれいだったでしょうか。
「花の命は短くて苦しきことのみ大かりき」は有名な林芙美子の詩です。
 カタクリは地上に表れているのは、4~5週間だといいます。
残りは地中で球根として生き延びるのですから不思議な植物でもあります。

 そして、実から出る種子で繁殖するが、開花するまでは7~9年はかかる。
寿命としては40~50年と言われるから、増繁殖を繰り返しているのですね。

 先回訪れた際は、山桜は満開でしたがこの桜はつぼみ状態でした。
それが、今は山頂付近に植えられた桜も、中腹の桜もすべてが満開見ごろでした。

 桜の花と、雪が残る山と南魚沼市の市街地方向を写します。
魚沼コシヒカリの産地として知られ、農家のプライドは高く、このあたりが最も美味しいという。

 そして、驚いたのは山頂付近で休憩中に多く舞っていたギフ蝶です。
群れ飛ぶというほどではありませんが、帽子の上にも平気で停まるのも可愛い。
 幼生は「カンアオイ」の葉を餌として食べ、成虫の蝶になるとカタクリの蜜を吸うといいます。
持参したカメラは、単焦点で大きく写せなかったのは残念。近づくと逃げるのでした。
           (終わり)
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再び六万騎山に行く(その1)

2024-04-17 04:43:15 | 登山
 前回、4月5日の六万騎山は、カタクリの花が少し早かった。
その時は、同行できなかったスベルベママと友人と従弟の4人で再挑戦。

 しかし、残念なことに今回は遅すぎました。花は残っているもののほぼ終わり。
それでも14日の日曜日とあり、六万騎山は大賑わい。大型バスでの団体までいて驚いた。

 スベルベママとその友達は、実は昔出場した冬季国体の選手仲間。
第28回の国体は、当時の塩沢町を舞台に開催された。スベルベもジャンプを見に行った記憶があります。
 スベルべ夫婦が出会う前のことであり、スベルベママの走るところは見ていない。
二人で出場した記念のおそろいのナップザックです。友人はオリンピック有望だったが、母上の病気で断念。

 カタクリの状態はこのくらいです。開いた状態は少ない。
先日、白いカタクリの花を見たので、目を凝らしたけれども有りませんね。

 賑わう山頂を避けて、少し下った櫓跡と思われる平ら部分のベンチで昼食。
従弟は張り切って、ガスコンロを準備してコーヒーの準備中です。
 彼は私よりも山歴は豊富。昔の会社仲間で数多くの山に遠征していて、今も現役です。
            (続く)
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紅ハナコ(転倒しながら下山・終わり)

2024-02-17 17:49:20 | 登山
 陽が沈み、越後三山は夕日に輝く。

 唐松山、檜岳も赤く染まり始めます。

 「ハ」の八海山です。

 西の山に陽が沈む。こうなると日没は一気呵成!

 日没とともに、急激に冷え込み足下が凍り始めました。
ここに至るまでに、急坂で三回も転倒してしまった。腰をしたたかに打った。

 それでも、なんとか足下が見えるうちに駐車場まで帰着。
誰も居ない、夕方の下山って、やはり少し寂しいですね。何はともあれきれいなハナコが見られました。
              (終わり)
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紅ハナコ(夕日が沈み始めた)

2024-02-17 04:10:48 | 登山
 静かに夕暮れを迎える。
遠く、山の上に見える集落は旧川口町の木沢です。

 遠く見える二つのピークは左が下権現で右は上権現堂山です。
上の方が下よりも、標高で100m違うのだが同じような高さに見えてしまう。

 左の二つのピークが唐松山で、マックスを連れて登ったっけ。
中央のピークは桧岳という。この山は奥の毛猛山からのルートしか無いらしい。

 そろそろ、陽が沈み始めました。
期待していたほどの赤さにはならなそう。晴れるという条件だけでは赤くならないのか。

 望遠を135mm一杯に伸ばして越後駒ケ岳を写す。
日本百名山に選ばれてあるだけの、堂々として貫禄のある姿です。
         (続く)
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紅ハナコ(夕暮れを待つ)

2024-02-16 04:07:28 | 登山
 周辺を眺めながら日暮れを待ちます。
何回も紹介していますが、ここ、大平には山で遭難死した友人の慰霊碑があります。

 135mmの望遠レンズを最大にして写す八海山。信仰の山でもあります。
ハナコの「ハ」ですね。頂上はとがって見えますが、角度を変えると横に八つの山頂が並ぶ。

 中の岳です。ハナコの「ナ」ですね。
どちらから縦走しても真ん中に位置し、三山のうちでは最も高い標高です。

 越後駒ケ岳です。ハナコの「コ」です。
故作家の深田久弥が、選んだ日本百名山に入っていて名高い。
 でも、別の意味でも登山家には知られ、多くのクライマーが入った。
それは、北アルプスの岸壁をしのぐ日本一とも言われる大岩壁の存在からです。

 陽が沈み始める前に、もう一度我が家の方向を振り返る。
杉木立のかなたの右手に、わずかですが白い平らな部分が見え、そこが我が家の山の畑です。
           (続く)
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