畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

これが、山菜の女王「木の芽」です

2018-04-30 08:11:00 | 山菜

 山菜の女王とも言われる「木の芽」も気温の上昇で一気に伸び始めました。

「木の芽」は魚沼では山椒の芽では無くて、ミツバアケビの芽の事をさします。

 

 まだ、「コブシ」の白い花も落ちずに咲いている。

地表のカタクリも、地上の山桜、そしてコブシも一気に花開く雪国魚沼の春なのです。

 

 ほら、怪しげにヒューんと伸びて見える「木の芽」です。

日本海側だけでは無く、鯛へ右岸方にも見られると言う。

でも同じ新潟でも、雪深い事で知られる妙高方面の「木の芽」も苦すぎて食べないと言うから不思議な事です。

 

 魚沼の地形、地勢とと言うよりも、もっと微妙な条件が味の違いを生み出しているような。

右手で摘み、左手で束にして握る。少しまとまったらレジ袋に仕舞うって寸法なのです。

 

 ちよっとね、初物とあり量的には少なかったけれど、スベルべが仕事の終わりに摘んで帰ったもの。

この程度の量だったら、「ウズラ」の卵を載せて「ツルの巣ごもり」とも称しますよ。

今回は、少ない量を大人の家族4人で分けたので、鶏の卵を割って分けて掛けました。

 

 畑仕事から帰る間際にスベルべママに電話で連絡した。

「どう天婦羅のメニューを加えられるのなら、『コシアブラ』を取って帰るぞ」と、聞く。

 「大丈夫、天婦羅もしましょう」と、嬉しい返事でした。

日暮れを気にしながら、「コシアブラ」と「アンニンゴ」を取って帰り、魚沼の春を満喫しました。

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ボルダリング?毎日やってますよ(その1)

2018-04-30 04:23:05 | 山菜

 雪に覆われ、何時「雪崩」が発生するかと心配していたのがつい昨日の事のようにも思える。 

でも、急激な気温上昇、春の訪れは瞬く間に、山肌を緑色に変えてしまった。

 

  あの急斜面の最上部、カモシカの足跡のみの世界に足を踏み入れました。

もっとも、最近は体力も落ちてしまい、下からの攻略を諦め、専ら上から雑木を使って懸垂下降。

 

  さて、珍しい物をご覧いただきましょうか。

一株がほとんど「胞子葉」このあたりで言うところの、「男ゼンマイ」がほとんどで、こりゃ男世界ですね。

 

  斜面の最上部には、やや育ち過ぎのゼンマイの株も見える。

急斜面では、いち早く雪が滑り落ち、地面が顔を出したところからゼンマイは出始めるのです。

 

 スベルべが収穫するには少し細すぎるゼンマイです。

でもね、こんな斜面を腕力と、脚力を頼りに上り下りするのがゼンマイ採りなのです。

 いわば、入場料金の要らない、ボルダリング用の壁ですね。

先日受けた人間ドッグの結果が届いたけれど、スベルべの体力年齢は58歳でした。

 家族の前で自慢話にすると、スベルべママに鼻柱を折られてしまった。

なんと、スベルべママの体力年齢は48歳。ま、頭の中身を除いたら結構若いスベルべ夫婦でしたよ。

          (続く)

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イノシシを食べる

2018-04-29 04:59:52 | 食べ物

 

 四国高知の妹から、送られてきたり、準地元の柏崎で獲れたイノシシも手に入ったりでイノシシ肉が豊富。

冷蔵庫の冷凍室で邪魔だと言う事になり、食べることにしました。

 大きなブロックを切り分け、毛が付いている部分をそげ落としたりして下準備。

そして、圧力鍋で下味をつけて煮ることになったけれど、その前に塩でもみ洗いをし、ローリエも入れます。

 

  50分ほどで煮上がりました。

問題は毛の処理で、ネットで調べたら火であぶって燃やす方法もあり、どうもこれはそれらしい。

 

  赤みの部分は、少し煮崩れちゃいましたね。

でも、付いていた骨も簡単に外せました。まだちょっと毛が見えるが、丁寧に除きます。

 

  スベルべトーちゃんが、男の料理とばかりに切り分ける。

野性味の強い、チャーシューのような感じですね。

 スベルべママと娘は味見程度で、大半をスベルべと婿殿で食べちゃいました。

これで、スベルべトーちゃんは、また猪のように山を駆け巡られることでしょう。

 

 付け合わせでも無いけれど、雪の消えた山の畑から採って来た「最上蕪」が漬け上がりました。

あっさりとして、歯切れの良い独特の食感と味で、獣脂を洗い流します。

 嫌う人もいるけれど、ジビエってフランスだけの食文化では有りません。

やはり、豚肉とは一味も二味も違う、野性味に満ちた美味しいものです。おっと、お酒は当然赤ワイン(笑)。

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苗の植え替え開始(その2終わり)

2018-04-29 04:45:47 | 野菜

 おや、連結ポットも芽が出ず空白の箇所もあるぞ。

種子袋にも書いてあるけれど、発芽率100パーセントとは行きませんね。

 でも、2~3粒蒔いて、芽の出方を見て間引くなんてあってもそれはしないで1粒ずつ蒔く。

だから、種子袋に書いてあるよりもよほど効率的な苗の育て方です。

 

  これは、連結ポットでは無くて初めから小さな丸ポットに蒔いた種子。

元気が良くて、ポットの裏側の穴から、根が顔を覗かせていました。さて、これはなぁに。

 

  これはスイカの苗でした。

接ぎ木苗は売っているし、自分でも作れなくはないが、味は接がずに作る「自根苗」が最高です。

 

  スベルべトーちゃんが初体験のネットオークションで落札して手に入れたトマト。

前は、種子屋さんのネット通販で手に入れていたけれど、最近はどういう訳か販売していない。

 タキイ種苗の桃太郎から種子を採り、色々な物が出来るが、中で最も美味しい物の種子を採る。

翌年もまた同じことを繰り返すと言う作業を何年か繰り返し、最も美味しい物を固定化したと言うトマトなのです。

 

 丸ポットに移し終えたら、並べて散水し、次に再び電熱シートに並べる。

そんな作業を繰り返しているのが現在の仕事です。

 ハウスの中は高温のために雑草のの日が早い。スベルべママが草取りをしてくれました。

さて、次はもう少し伸び、丸ポットのが窮屈になったら一回り大きいポットに移植します。

 そんな作業が、まだまだ続くけれど、畑に堆肥は2トンダンプカー5台が届いたので、気がせく。

昨日は、芽が伸びたジャガイモに焦り、堆肥を小運搬するために友人に手伝いを頼んだのでした。

          (終わり)

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連載150「無水鍋」(その2終わり)

2018-04-28 20:53:13 | 食べ物

         無水鍋(その2終わり)

 私も購入を決心した。若い独身者の買い物に職場の人達は驚いたようだ。

昼休みの終わる頃までに五個ほどの鍋が売れた。


 しかし、鍋の家庭での評価は芳しくないものが多かったそうだ。

「こんな高い鍋を買ってきてどうするの。あなたが料理してくれるのね」と叱られた先輩が最悪の結果。


 寮住まいの私が、心配半ばの気持ちで休日に自宅に持ち帰ると、料理好き、

新し物好きの母は事のほか喜んでくれた。


 それから三十数年。今もこの鍋は我が家では重宝されている。

鍋の底に小石を並べ、さつま芋を一杯に入れる。

そして弱火にかけること一時間ほどで、香り高い絶品の石焼イモになるのである。


 他にも厚手の蓋は、クレープを焼いたり、薄焼き卵にも活躍する。

鉄火味噌用の炒り大豆。ピーナッツ味噌用のピーナッツ炒り。

ゆっくり火の回る鍋と、その蓋の厚さは今も旨い物をもたらせる。


 鍋も使われ冥利に尽きたと言う事でしょうか。

私も投資の甲斐のあった、独身時代の気紛れの結果であった。

          (終わり)

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