こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

キ メ ツ ケ

2019-08-04 06:54:38 | Weblog
地球環境に関する条件

がこのところ頓に劣悪化

したことによって

平均気温が急速に上昇した

という変化を生んだその因子



エネルギー保存則

へと還元できる


エネルギーが不滅である

という自然法則の関与

が夙に一般化

してしまった多岐にわたる

様々な想定外の変化が

同時多発的に生みだされ

巡り巡って

温暖化現象となり

気候変動を募らせている


一向に止まろうとしない

その変化のベクトルは

気候変動と呼ばれる

環境異変を

惑星の地表へと齎した


エネルギーは

消費することができない

という事実

をこの法則は伝えていたのだが

問題を正しく認識したとする事例

は皆無

地球を取り巻いている

目に見えない領域のどこかしら

にエネルギーが保存されているのだから

温暖化を避けることは

誰にもできないことなのだ

智慧を付けたと自負する

ニンゲンが尊大な姿勢をとって

地球のありようを見下している

ということが

熱の滞留を意味する

温暖化

とそれによる気候変動

の結果となる

異常気象を生み出した


エネルギーを消費した積もりでいても

実はそうなっていなかった

という現実が

温暖化という現象

をこの惑星へと

与えたのだ


地下資源を燃やして

熱エネルギーを作り出し

その熱で水を沸騰させ

蒸気を加圧していくことで

発電タービンを高速で回転させ

それによる磁場変化を制御して

高電圧の交流電流

を生みだしている


交流電源のすべては

周波数を与えられることによって

起電能力を効率化させており

環境性能の高い外部電源を導入しても

発電装置の回転力を

常時

安定化させていなければならない

という義務を

電力会社に負わせている


そのため消費者が行った節電や

再生可能エネルギーを

世界中で大量導入していながら

京都議定書を総括した段階で

大気中の二酸化炭素濃度は

逆に増加してしまっていた

という事実と遭遇せざるを得なくなり

パリ協定へとシフトした


交流電流には周波数が備わっているため

電源の回転数が

安定性を失って乱れると

瞬時にして周波数変動を

引き起こす

最悪の事例では

長期間のブラックアウトが発生した

2018年9月の

北海道電力のケースが

記憶にまだ新しい


地下資源を燃やして

電気エネルギー

を生み出しはしたものの

エネルギー保存則が禍して

地表に多くの不具合

が恒常的に発生する時代となった

それが

温室効果ガスを原因とする

異常気象の累増

という不毛な経過

へと結びついた

ということが

天変地異の不自然な増加

となって

原因を与えた文明と

人類へと請求書を突きつけた

というのがコトのナリユキ


エネルギーが消費可能

なものであったなら

温暖化が発生する事態など

決して起きてはいなかった


消費することができない

エネルギーを大量に生みだしてきた

過去の時代の積み重ね

という経過こそ

気候変動を引き起こして

異常気象を募らせて

モノと生命を

集中的に破壊する

力のエネルギーの開放現象

となって

増長を再生しながら

破壊するこの経過を導いた


温暖化の本質は

ここにあるのだ


熱エネルギーは

電気エネルギーや

移動体を動かすための

運動エネルギーとなるだけでなく

焼却炉や製鉄所にある高炉の熱源

として利用され

ボイラー設備にも

例外なく広く適用されている


自動車の内燃機関に於いて

炭素Cと水素Hの酸素化合物

即ち

CO2とH2Oを

同時大量生産するためのプロセスを経て

様々な異常気象を

文明社会へと押し付けている

この事実に学ばない限り

不毛な展開はこれからも

つづく


燃やすための地下資源

の主要な成分は

メタン

その化学記号はCH4

一つの炭素に

四つの水素が

組み合わさっていることで

この炭化水素の代表的な化合物

を安定状態で成り立たせている


燃焼炉で酸化反応が発生すると

炭素Cは大気中の酸素と結びつき

CO2を合成し

四つある水素Hは

同じ酸化作用の結果として

二つのH2Oを同時生成する

このプロセスで

温室効果ガスのCO2が一分子

作られた時

温室効果をもつ別の化合物

である水蒸気

つまりH2Oが二つ

同時に大気中へと放出されることとなる


こうして

大気中の温室効果ガスの濃度は

必然的に高まりつづける一方

という状態をとり

温室効果ガスの濃度を

一方的に高め

大気のみならず

海水の表面温度を引き上げて

低気圧を発達させる原因

となるのみならず

降水量を急増させて

洪水までをも

無差別に引き起こす


平均気温の上昇という結果

を与えた文明社会へと

保存されたエネルギーは

機会ある毎に

跳ね返る

というサイクルへと

文明を強制的に追い込む


降水量の増加は

今や世界規模にまで広がってしまい

水害を多発させ

地表の変化と海岸線の圧縮

を急がせる


日本では

記録的短時間大雨情報

という過去になかった表現を

気象庁にとらせるほどの

脅威にまで達している


メタンを燃やすと

温室効果ガスの濃度

は急増し

一層の温室効果を

与え続けることとなる


低気圧を発達させて

台風の勢力を異常に高め

エネルギーを広域に開放する

それが破壊圧となって

原因者である人類へと

請求書を突きつける

行為を果てしなく繰り返す


エネルギー保存則を

正しく理解していなかった

文明が

温暖化という現象を誘発し

社会資産と生命の多様性を

同時に奪う


真っ先に淘汰の対象とされるのは

原因に関与していない

無辜の犠牲者

破壊力を際限なく増長させ

温度上昇を止まらなくする

臨界域へと近づく段階が

これからほどなくして

やってくる


エネルギーの本質が

不滅

であることを知らずにいる

この文明が温暖化を急がせ

環境異変を一入募らせて

気候変動を増悪させてきた


この経過の意味

が分かっていないと

節電すれば

大気中のCO2が

その分だけ減り

再生可能エネルギーの導入で

火力発電所の負担が応分に減る

とした根拠のない憶断で

環境投資の悉く

を無駄に失う

余りにも不毛な経過に

気付かないまま

安閑として過ごすこととなり

己の健康と長寿のみを

ひたすら

庶幾(コイネガウ)ようになる


大量の資本投下を続けたことによって

大きく成長する筈の経済は

有効需要を失ったことによって

頓挫

することを繰り返し

その理由すら

分からずにいる


環境投資だけでなく

教育投資も成果なく終わる

ということを

止まらない温暖化

がいみじくも告げていた


問題認識能力の不在



この逼塞した状況を生み出した

思考力を失ってしまったら

どんなに優れた頭脳があったとしても

問題の本質

を見失ってしまうのだ


停滞しつづけるこの現状の拙さは

考える力を失った人類

が自らの手で引き寄せたもの


原因を生み出した者が

結果を引き受けるのは

自然法則の定めるところ


山ほどある状況証拠

を具に目撃していながら

問題の本質を

一向に顧みないその姿勢こそ

不可解


ニンゲンの業

と言わざるを得ない


改善の効果が

一向に見えてこない事実

がそこにあるのなら

文明の不明

が関わっている


問題の所在が分かれば

対策は自動的に

浮上する

抑圧要因となっているのは

身勝手な思い込みと

根拠を確かめていない

独善的な

それ故に偏ったままの

強固で牢固たる

壮大な

キメツケ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする