こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

魑 魅 魍 魎

2019-08-18 09:03:51 | Weblog
これまでがそうであったようにして

これからも

地球の平均気温の上昇は

確実に

つづく

誰も

この変化

を止めることはできない

健全な判断能力を

失っている自覚

が最初から

なかったからである

止まらない温暖化は

こうして世に

生み落された


手を拱いていた訳では決してなく

有効と信じられていた

数多くの対策を

矢継ぎばや

に講じていながら

とのような成果も

まったく

引き出せていなかった


温暖化がちっとも止まらずに

着実に

進行し続けている以上

文明の側にある

認識能力の欠陥

を改めて

疑って然るべき時機


温室効果ガスの最大の排出源

それは

世界中に遍く分布している

すべての火力発電所

ここでは高圧の交流電流を

絶え間なく

安定した状態で

恒常的に生みだしている


電力需要が減った深夜になっても

発電出力を減らすことが

できなくなっているいため

割安の深夜電力料金制度

が早くから導入されている

交流電源は周波数を維持するために

出力を調整することが

本質的に不可能

という条件に縛られている

これは

交流電源の宿命なのである


発電機の回転数が

交流電流に不可欠な成分

である

周波数

で成り立っているものである以上

発電装置の回転数を

常に維持し続けていなければならない

ということが

その根源的な理由となった


温暖化が進んだから

といって周波数を

勝手に替えるなどということは

絶対に許されない


火力発電所は何が何でも

一定の蒸気圧を

発電タービンに

吹き付けていることが

義務なのだ


このため地下資源を

絶えず燃やし続けている必要が生じ

二酸化炭素の排出量を

チットモ

減らせなくしてしまったのだった


交流電流は自然界には存在していない

人工的に作られた

特殊な電流なのである

それは起電力を効率よく

合理的に引き出すための措置

として

磁場の変化と

磁束密度の割合

とで作り出された誘導能力

が生みだしたものであり

この相互作用が成り立っている

という条件の下でのみ

電力の供給を

円滑に成り立たせている


磁場変化を与えているのは

発電機の回転運動能力であり

磁束密度を保証しているのが

永久磁石の配置方法

となっていることから

磁力の強い磁石を用いて

高速で回転させることにより

高い起電職を引き出すことが

うまくできている


これが交流電源の

発電原理なのである


磁石の持つ異なった極性を

交互に

切り替えることにより

周波数が与えられ

それが生みだす磁場の変化が

高い発電能力

を交流電源へと賦与している

更に変圧装置で高圧化

することで

長距離送電を実施することが

合理的に実現できた


交流電流は発電と送電を

効率よく行うための技術

として文明社会の発展に

大きく寄与したのだが

交流電流による

長距離高圧送電がインフラとなって

世界中で採用されるようになった

1880年代頃から

2020年の直前

までの僅か140年間で

温暖化現象を発現させ

気候変動を引き起こし

氷山氷河を融解して

海面水位の上昇と

降水量の急激な増加

までをも誘発し

自然災害の狂暴化を

促す事態を

地表へと連れてきた


その理由こそ

止まっていることが

まったくできない

交流電流に起因する

変化だったからである


50ヘルツの交流周波数は

発電タービンの回転軸が

毎分三千回転したときにのみ

賦与される磁場の変化

であることを意味する


毎秒50回転する状態

を常に維持できる電源だけが

商用電源としての

電力供給義務を

円滑に果たす唯一の

手段


回転数が毎秒一回転少ない

毎分2950回転となったとき

周波数は49ヘルツへと変化する


周波数変動は交流波形を歪め

位相の安定性を失わせる


長距離送電を行っている送電線に

複数の周波数が混在するようになったとき

電力供給系は

部分的に安定性を失い

最悪の場合

電圧の急上昇だけでなく

発火現象さえ引き起こす

場合があり得る


送電中の火災事故

を防止する目的で

送電系統には電流を遮断する

仕組みが導入されている

これが起動すると

広域停電を瞬時に引き起こす


電力会社には

周波数を

常に一定のレベルに保っていることが

義務として定められている

このため温暖化を防止する目的で

消費者が節電したり

再生可能エネルギーを

大量に増やしたりしたとしても

火力発電所の燃焼炉では

何があっても

化石燃料の投入量を

減らすことが

そもそもできなくなっていた


この事情を知らないでいると

太陽光発電が増えれば

火力発電所の負担がその分だけ減り

化石燃料の消費が抑制される

と根拠を確かめないまま

誤った判断を下してしまい

温暖化を止めた積もり

で反対に増産する

という結果を世界中が行う

ようになってゆく


この事情はクールビズでも同様であり

消費者ががんばって

節電したその分だけ

化石燃料の消費を

減らすことができたと

思い込ませることに役立った


このような誤った理解を

世界中に刷り込んできたのが

電力業界が共有するようになった

公然たる秘密主義



その結果

京都議定書を遵守していながら

CO2の大気中濃度を

却って大幅に増やしてしまうこととなり

対策としてパリ協定を

急遽導入する

という無様な顛末を

記録に残す結果となった


交流電流の意味を

利益共同体以外の誰一人として

正しく理解していなかった

ということが

温暖化を

止まらないものにしたのみならず

気候変動を加速して

自然災害を地表の至る所で

一斉に狂暴化させる

という異変を生み落す

その原因となったのだ

この余りにも拙い現状を

強烈に押し付けたことにより

誕生したのが

気候変動だったのだ


交流と直流の違いを

未だにまったく理解していない

そこら中の指導体制が

生命の多様性を

自らの不明によって

奪い去るその行為

を率先して推進している

ということになる訳だ


交流電流は止まっていることが

本質的にできない

その訳は

周波数がなければ

交流電流

を生み出せなかったからなのだ


交流は直流と違って

磁場を変化させることで

起電力を高める効果が

簡単に引き出せる

電解する必要がなく

変圧も容易にできる

という優れた特徴をもっている


人類は効率の良い交流電源

を19世紀の終わり頃に

手に入れることができていた

百年後の20世紀の終わり頃には

それが生む温暖化の原因物質

であるCO2の濃度上昇を

加速させる要因

として特定していたとする記録がある

自然災害を募らせる原因

であることを突き止めておきながら

21世紀が始まってもなお

有効な対策を探しあぐねている

その劣った状況を

相変わらず露呈した状態のまま

排出量の削減目標だけ

を最大化すれば

行き詰ったこの状況から

抜け出せるとそう根拠なく

頑なに思い込んでいる始末


文明に問題認識能力残されていた

としても

交流電流の本質について無知

なままでいる以上

平均気温の異様な上昇

を止められずに

文明社会を危地へと

自らの手で追い詰めてゆく


問題認識能力が知識階級に不在

であるというそのことが

所期の成果を引き出せなくした

ということになるだろう

未だにCO2が増えたその原因を

不明としたまま放置し

削減率だけを最大化して

何故か満ち足りている

削減目標を最大化して

100%にまで高める

という空疎な目標を設定しただけで

仕事をした積もりになっている


現状で判断すると

気候変動要因は確実に増えており

不可逆性は期待できない


交流電流について説明することが

できていない以上

問題の所在を真っ先に突き止める

ということが喫緊の課題

となる


起きている問題の意味を知らずに

対策を連ねてみたところで

どのような成果も得られまい

問題の本質は

分かってしまえば

実に単純なものなのだ

知識階級が交流電流について

分かった積もりになっていた

という事実に気付かない限り

その先の展望

は啓けない


電力会社が太陽光付加金を

臆面もなく未だに請求している

というのは

化石燃料の輸入を

まったく減らせていなかった

からであるに他ならない


損失を消費者が補填する制度など

考えられないほど

稚拙であり

かつ不合理なことなのだ


環境にとって有害なだけでなく

経済にとっても

消費者に可処分所得の削減

を強いるという

頗る有害な経過を押し付けている

この事実を見るがよい


合理性のない

自然電力の買い取り制度など

損失の根源にしか

成り得ない


この禍々しく

誤ったままの不実な制度は

国民による損賠賠償請求訴訟

の対象とされであろう

温暖化を加速させている

その根源的存在

とは

交流電流について無知だった

世界中の知識階級と

誤った法律を制定した国会の成員

及び

再生可能エネルギーを

根拠を確認しないまま

一方的に推進してきた

環境保護団体と

そこにつけこんでいた

施設と工事などで糊口をしのいできた

営利目的の関連業者

のみならず

誤った情報を伝播拡散してきた

報道機関などの

魑魅魍魎に分類すべき

すべての凶々しい

意識の統合体なのである
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