こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

持 続 不 可

2021-01-23 09:29:32 | Weblog
大気圏内に於いて

最大の量を占めている

温室効果ガスとは

CO2ではなく

水蒸気

唯の水のガスなので

一般に無害だと思われている

だが温室効果をもっている事実

を誰もが知らない


だから石油や石炭よりも

天然ガスの方が環境に良い

とこれまで永く信じられていた


水蒸気のもつ温室効果こそ

温暖化の原因物質

蒸し暑さが蒸気

の所為であることは

文字に明らか


自然界に存在していなかった水蒸気

を生み出しているのは化石燃料

そこに含まれているメタンCH4

の成分となっている水素Hが

燃焼の酸化作用で空気中の酸素O2

と結びつきH2Oとなっている

燃焼炉の熱で液体の水がガスとなり

熱水蒸気となったあと

排煙筒から

大気中へと絶えず放出されている

蒸気発電は天然の水を沸かすための熱

を化石燃料を燃やすことで得ている

この過程で人造の水も生み出されているため

地球の持つ水

は四六時中増えつづけている


気候変動で生じた降水量の異常な増加

はこうした天然の水と人造の水

とが複合して作り出したもの


メタンから人工的に生み出された

人造の水蒸気が

地球の持っていた水の絶対量を高め

降水量を増やしつづける

海面水位の絶えざる上昇は

化石燃料から熱を取り出す過程で

生み出されている


これが洪水などの自然災害を

世界各地に生み出しているメカニズム

火力発電所などから

大気圏内へと

常時大量に吐き出されているCO2は

水蒸気の二分の一と少ない

メタンCH4には

炭素が一つしか

ついていないからである


CO2の年間排出量は

17年度の実績で

330億トンにまで達している

だが大気中の濃度計測では

大幅に減っている

それは一体どうしてなのか


330億トンもあるCO2なのだが

残留密度では410ppmでしかない

これは百分比にするとたったの0,041%

この差について言及した記録は皆無

脱炭素運動を開始する事態を招いたのは

CO2では決してない


質量換算するとCO2は

空気より150%も重い

それは固化したCO2が気化した

ドライアイスの白煙をみれば

誰もが思い出せるほど

簡単な事実


330億トンと410ppmの間にある

この巨大な差を生んでいるのは

何なのか

ここに隠された事実が潜んでいる


CO2のもつ固有の性質である

水に溶けやすいというその特性

が参考となるだろう


大気成分の中でもCO2は

相対的に重いガス


このため

燃焼炉の排煙筒から放出されると

海水面へと向かって

ゆっくりと沈み込む

火力発電所は発生した水蒸気を冷やして

液体に戻す循環型の閉鎖系と

水蒸気のまま大気圏内へと放出する

解放系の二つの処理方法をもっている

沿岸部に多く立地されているのは

冷却効果が必要となっているからだ


発電タービンに吹き付けるための水蒸気は

天然の水が利用されるため

水の人工的な増加には

関わらない


だが化石燃料を燃やしたとき

地球に存在していなかった人造の水

を大量に作り出す

それぞれの水蒸気は圧縮熱で高められ

高温状態を持続するシステムとなっている


天然の水と人工の水が水蒸気として

熱を奪って上空へと運び上げ

大量の雲を

大気圏の中層域で作り出す

この積み重なってできた巨大な雲が

寒気に触れて雨となり

異常な規模の降水を引き起こす

これが最初の自然災害である

洪水を引き起こしているその理由


このメカニズムについて

示唆を与えた事例はない

こうしてCO2だけが

悪者にされてしまったのだった


空気より重いCO2は重力の作用で

海面へと落下して水和物となり

最終的に炭素化合物となって

消え去る


CO2が抱え込んでいた熱は

海水に触れたとき熱交換され

温室効果をそこで失う


330億トンが410ppmとなる過程

で温室効果は消えてなくなっている

海水温は少し高まるが

このときできた水蒸気は

海面から気化熱を奪って

上空へと昇り熱をそこで保つ

これこそが温暖化の原因となったもの


化石燃料を燃やすと

CO2とH2Oの二種類の温室効果ガス

を同時に生み出す

こうして軽いガスである水蒸気は上昇し

重いガスであるCO2は水に触れて

たちまち消え失せる


水和した後の経過は

炭素循環という地球メカニズムに組み込まれ

隆起して鍾乳洞になったり

カルスト台地になったりする

低気圧の影響で空に巻き上げられると

CO2は上昇することがあるにせよ

その殆どは海水に触れた瞬間に

熱を水に移して姿を消す


こうしてガス化した水

である水蒸気のもつ温室効果だけが

大気圏の温暖化を加速させている

ということが消去法で確かめられる


水蒸気は地表の熱

を空の上へと運び上げるだけでなく

蒸気圧を高めて圧縮熱を与え

水蒸気とCO2の熱をより高める

高温のガスとなってそこで拡散し

希薄化するが水蒸気は雲へと変わる

このため上昇気流となって

低気圧を発達させる



夏の暑さと水蒸気とが重ったとき

熱中症を多発させる大気の熱

となって人体に強く作用する

という変化が温暖化を深刻なものにした


湿度が高い日の蒸し暑さこそ

水蒸気のもつ温室効果そのもの

化石資源から人為的に新たに作りだされた

自然界に存在していなかった水蒸気は

火力発電所のみならず

ボイラーや製鉄所の高炉

そして家庭のガスコンロなどからも

生み出されている

天然ガスを燃やしているあらゆる施設が

温室効果ガスである水蒸気の供給源


気候変動を止める意思と意欲が

指導者たちにまだ残されているのなら

化石資源の消費を減らす

ということではなく

全廃することこそがなによりも必要な措置


指導体制のすべてが

真実の相を未だに知らない


彼らの態度を優柔不断にしているのは

誤った決断を強いている

判断能力の低下なのだ


化石燃料というものはそのすべてが

炭化水素でできている

この炭素と水素との化合物が

燃焼の酸化作用でCO2とH2Oへと変わり

気化した水蒸気だけが上空へと昇って

雨を降らせる雲となり

重いCO2だけが降下して

海水中で有機質へと変化する


空へと昇って雲となった水蒸気は

やがて雨となって地表へと舞い戻る

この時雲の密度が高ければ

異常な規模の降水量となって

洪水を引き起こす

降った雨が大量の水となり

地表を水没させる水害を引き起こす


化石燃料を燃やし続けてきた文明が

さまざまな自然災害を引き起こし

人類に逆襲するという

サイクルを生み出した


自然界に存在していなかった

人造の水を増やしているのは

化石燃料を燃やし続けることで

資源を熱エネルギーに変え

その熱が自然災害を誘発する

位置エネルギーとなって顕れる

これが気候変動メカニズムの

本質

経済成長を急ぐと

生命の持続可能性の喪失

となる報復を自然界から受けるのだ


この人工的に作り出された不自然な水蒸気が

積み重なって気温の上昇と

降水量の異常な増加となって

大気圏内へと放出されつづけている

平均気温を高めているのは

このメカニズムによって

水蒸気を大量生産している

化石燃料の燃焼の継続

が引き起こした

その結果


水蒸気の軽さ故に

気化熱を上空へと運び上げ

その過程で位置エネルギーを

水蒸気へと賦与し

それが雨となって落下した時

位置エネルギーを開放して

水力発電で電気エネルギーになったり

異常気象になったりする

洪水を引き起こす流体エネルギーとなって

さまざまな災害を惹起する


ヒトが化石燃料を大量に燃やし続けている

というそのことが自然界になかった

人造の水を大量に作り出し

温室効果と自然災害とを

一方的に

かつ同時多発的に生産しつづけている


このメカニズムを知らないと

脱炭素社会の実現

という意味のない行為に熱中し

まったく効果のない

的を外した温暖化防止対策

をつづけざるを得なくなり

富を失っていることにさえ気づかずに

一向に止まらない温暖化現象に

首をかしげてみせること

しかできなくなってしまうのだ

自業自得とはまさしくこのようなもの


CO2の質量は検索すれば

すぐ分かる

それと同時に水に溶けやすい

という性質のあることも知るだろう


世界中の知識人たちは

この程度の初歩的な検証作業を

例外なく怠っている

この怠慢がパリ協定を成立させて

COP25を失敗に終わらせた


国連が犯した事実誤認のプロセスと

権威主義的に対応してきた

既存の指導体制のすべてが

温暖化現象を止まらないものにした


この錯誤の結果として失った大量の資本こそ

経済を健全に成長させていた筈の

文明が得ていた莫大な富

無駄な投資を続けていながら

その事実を理解していなかった

ということが経済の成長を奪って

デフレサイクルから抜け出せなないようにした

その理由


指導体制が下した判断が

錯誤したその結果

であることに気づけるようにならない限り

気候変動問題の解決は

不可能

ヒトの持つ思考パターンに潜む

特有の欠陥

が温暖化を生み出していながら

止める手立てを見失っている

問題の解決を難しいものにした


要素抽出が不完全であるとき

要因分析で事実を正しく理解する

ということができなくなる

誰だかわからない権威の意見を

鵜呑みにして

自分で考えなくなった人々が

多数を占めるようになったとき

判断を誤ったことにさえ

気づかない民主主義が姿を現す


アメリカがいまそうなっているように


健全性を失わせているバイアスを知る

ということこそが

環境問題解決の何よりのカギ


その他の不具合について知ることも

思考力を鍛えることで

できるようになるだろう
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