こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

知 の 喪 失

2010-09-12 09:51:40 | Weblog
文明は

既に

危機的な状況へと陥ってしまった

この地球が温暖化する

という状況から脱出するために

速やかに

有効な対策を打ち出さなければならない


主要な原因である石油の大量消費を

その発生源において

できる限り減らす

という道を

人類は選択した


その方法を

エコ

と呼び

金科玉条のようにして

崇め奉っている

てんでが

勝手に

エコという言葉を

使って平然としている

これが

いま世界でおきている共通の

ありさま


エネルギー効率を向上させたことで

二酸化炭素の排出量が

「実際に」

どれだけ減ったのか

ということを証明するデータは

一度も提示されたことがない

頭の中で

都合よく積算した結果を引いて

二酸化炭素を削減したことに

した

というだけのこと

に過ぎなかった


実効性に欠けた対策ばかりに終始していたのだったからこそ

温暖化による気候の変動は

時の経過と共に

より

深刻なものとなっていった


人類は

安易で便利な石油の消費を

この先

少しでも

長く続けるために

その消費を抑制する努力を行うことで

二酸化炭素の発生割合を

減らした

気分になり

すっかり安心していた

自分勝手にそう思い込んでいたのだったが

気候の変動は

甚大な被害を至る所に及ぼしている


僅かばかりの比率で

CO2削減に取り組んでみたところで

それで減らせる有害物質の量は

多寡が知れていた

経済成長を急ごうとする多くの途上国が

それ以上の割合で温室効果ガスの発生を促している

これが現状なのだ

地球全体のCO2が減る道理は

はじめからなかった

この認識の錯誤が生んだ一連の対策と

それがもつ意味の無さの絶対性については

未だに

気付く者がでていない


エコを謳ってさえいれば

それが免罪符として機能する

この認識の下で

企業は一斉に

自己のイメージアップに努めるようになっていった


地球の環境を元の状態へと復元するには

化石燃料の消費を抑制することでは

所期の成果など得られない

やるべきことは

二次生成物を生まないエネルギーを

速やかに

見つけ出す

ということ

これに尽きる


石油の消費を減らす

などいうことは

基本的に不可能なはなし

逆に

増やす結果になるのが関の山

現実をみると

ましくそのような経過を辿っている


文明が行った選択が誤っていたために

自然災害が

この星の至る所で

猛威を揮うようになったのだ


資源などなくても

エネルギーはいくらでも取り出せる

いとも

簡単に


そのためのヒントが

この記録の中に埋め込まれている

必要なのは

それを発掘するめの

地道な努力

考える力を持ち寄れば

思いのほか簡単に導ける技


究極のエネルギーを文明が見出す日は

近づいている

使い方が正しくなければ

第二第三のアメリカを生み出し

不健全な枠組みを拵えて

剣呑な対立を募らせる

優れた技術は

健やかな文明の基礎となる

新文明は健全性に裏打ちされていなければならない

歴史に学ぶことが正しくできていたのなら

恒久平和などとっくの昔に実現していたことである

コメント
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