【台風10号】九州北部を北東へ 関東や東海も激しい雨 厳重警戒 | NHK 2024年8月30日 10時51分
台風10号は九州北部付近にありますが、台風本体から離れた関東や東海で激しい雨が降り続いて記録的な大雨となり、浸水や冠水被害が相次いでいます。
西日本と東日本では、31日にかけて大雨による災害の危険性が急激に上がるおそれがあり、気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の氾濫などに厳重に警戒するよう呼びかけています。
【台風の位置と強さ】午前10時推定
台風10号は午前10時には大分県国東市付近をゆっくりとした速さで北東へ進んでいるとみられます。
中心の気圧は994ヘクトパスカル、最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで、中心から半径390キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
【関東】台風から離れた関東で大雨
現在大雨となっているのは
▽台風本体の雨雲がかかっている四国と九州、
▽台風から離れた近畿や東海、
▽関東甲信です。
特に関東南部では29日夜から大雨になり、神奈川県小田原市では30日午前8時50分までの24時間の雨量が314.5ミリと平年の8月1か月分の1.8倍に達し、記録的な大雨となっています。
都市河川で水位が急激に上昇し
▽東京都内を流れる目黒川や
▽多摩川水系の野川と仙川に、氾濫危険情報が発表されています。
▽多摩川でも水位が上がり、氾濫警戒情報が出されています。
また、神奈川県内でも氾濫危険水位を超えている川があります。
午前9時までの1時間には
▽国土交通省が神奈川県の平塚市に設置した雨量計で38ミリ、
▽国土交通省が千葉県の鋸南町に設置した雨量計で31ミリの激しい雨が降りました。
【東海】断続的に激しい雨
東海でも断続的に激しい雨が降っていて
▽静岡市では午前5時40分までの72時間の雨量が515.5ミリと、平年の8月1か月分の2.7倍に達しています。
【九州・四国】局地的に激しい雨
台風に近い九州と四国でも局地的に激しい雨が降っています。
午前9時までの1時間には、佐賀県が伊万里市に設置した雨量計で46ミリ、国土交通省が高知県大豊町に設置した雨量計で37ミリの激しい雨を観測しました。
これまでの雨で埼玉県、東京都、神奈川県、静岡県、徳島県、愛媛県、福岡県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県では、土砂災害の危険性が非常に高くなり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
台風の動き遅く 記録的な大雨のおそれ
気象庁によりますと
▽九州北部と山口県、それに東海では30日にかけて、
▽四国では31日にかけて、
▽近畿では30日夜から31日にかけて、線状降水帯が発生し、災害発生の危険度が急激に高まるおそれがあります。
西日本や台風から離れた東日本でも大雨となる見込みで、31日朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽四国で400ミリ、
▽東海で300ミリ、
▽近畿で200ミリ、
▽中国地方と九州北部で180ミリ、
▽関東甲信で150ミリ、
▽九州南部で120ミリと予想されています。
台風の動きが遅いため、その後も大雨は続き、9月1日朝までの24時間には
▽東海で400ミリ、
▽近畿で300ミリ、
▽関東甲信と四国で200ミリ、
▽北陸と中国地方で150ミリと予想されています。
さらに9月2日の朝までの24時間には
▽東海と北陸、近畿で200ミリ、
▽関東甲信で150ミリと予想され、各地で記録的な大雨となるおそれがあります。
西・東日本 31日にかけ非常に強い風
風も各地で強い状態が続いていて、西日本と東日本では31日にかけて非常に強い風が吹くおそれがあります。
30日の最大風速は
▼九州北部と四国で23メートル、
▼九州南部と近畿で20メートル、
最大瞬間風速は
▼九州北部と四国で35メートル、
▼九州南部と近畿で30メートルと予想されています。
波の予想 四国でうねりを伴う大しけに
30日の波の高さは
▽四国で6メートルとうねりを伴って大しけとなるほか、
▽九州と近畿、東海で5メートルと予想され、その後も広い範囲でうねりを伴ったしけが続く見込みです。
気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の氾濫、高潮に厳重に警戒するとともに、暴風や高波にも警戒するよう呼びかけています。
風や雨が急激に強まって災害の危険度が高まるほか、台風から離れた場所でも大雨のおそれがあります。
周囲の状況が悪化しても、避難場所までの移動が危険な場合があるため、近くの頑丈な建物や建物の高い階で崖や斜面と反対側の部屋に移動するなどして、安全を確保してください。
台風10号は九州北部付近にありますが、台風本体から離れた関東や東海で激しい雨が降り続いて記録的な大雨となり、浸水や冠水被害が相次いでいます。
西日本と東日本では、31日にかけて大雨による災害の危険性が急激に上がるおそれがあり、気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の氾濫などに厳重に警戒するよう呼びかけています。
【台風の位置と強さ】午前10時推定
台風10号は午前10時には大分県国東市付近をゆっくりとした速さで北東へ進んでいるとみられます。
中心の気圧は994ヘクトパスカル、最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで、中心から半径390キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
【関東】台風から離れた関東で大雨
現在大雨となっているのは
▽台風本体の雨雲がかかっている四国と九州、
▽台風から離れた近畿や東海、
▽関東甲信です。
特に関東南部では29日夜から大雨になり、神奈川県小田原市では30日午前8時50分までの24時間の雨量が314.5ミリと平年の8月1か月分の1.8倍に達し、記録的な大雨となっています。
都市河川で水位が急激に上昇し
▽東京都内を流れる目黒川や
▽多摩川水系の野川と仙川に、氾濫危険情報が発表されています。
▽多摩川でも水位が上がり、氾濫警戒情報が出されています。
また、神奈川県内でも氾濫危険水位を超えている川があります。
午前9時までの1時間には
▽国土交通省が神奈川県の平塚市に設置した雨量計で38ミリ、
▽国土交通省が千葉県の鋸南町に設置した雨量計で31ミリの激しい雨が降りました。
【東海】断続的に激しい雨
東海でも断続的に激しい雨が降っていて
▽静岡市では午前5時40分までの72時間の雨量が515.5ミリと、平年の8月1か月分の2.7倍に達しています。
【九州・四国】局地的に激しい雨
台風に近い九州と四国でも局地的に激しい雨が降っています。
午前9時までの1時間には、佐賀県が伊万里市に設置した雨量計で46ミリ、国土交通省が高知県大豊町に設置した雨量計で37ミリの激しい雨を観測しました。
これまでの雨で埼玉県、東京都、神奈川県、静岡県、徳島県、愛媛県、福岡県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県では、土砂災害の危険性が非常に高くなり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
台風の動き遅く 記録的な大雨のおそれ
気象庁によりますと
▽九州北部と山口県、それに東海では30日にかけて、
▽四国では31日にかけて、
▽近畿では30日夜から31日にかけて、線状降水帯が発生し、災害発生の危険度が急激に高まるおそれがあります。
西日本や台風から離れた東日本でも大雨となる見込みで、31日朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽四国で400ミリ、
▽東海で300ミリ、
▽近畿で200ミリ、
▽中国地方と九州北部で180ミリ、
▽関東甲信で150ミリ、
▽九州南部で120ミリと予想されています。
台風の動きが遅いため、その後も大雨は続き、9月1日朝までの24時間には
▽東海で400ミリ、
▽近畿で300ミリ、
▽関東甲信と四国で200ミリ、
▽北陸と中国地方で150ミリと予想されています。
さらに9月2日の朝までの24時間には
▽東海と北陸、近畿で200ミリ、
▽関東甲信で150ミリと予想され、各地で記録的な大雨となるおそれがあります。
西・東日本 31日にかけ非常に強い風
風も各地で強い状態が続いていて、西日本と東日本では31日にかけて非常に強い風が吹くおそれがあります。
30日の最大風速は
▼九州北部と四国で23メートル、
▼九州南部と近畿で20メートル、
最大瞬間風速は
▼九州北部と四国で35メートル、
▼九州南部と近畿で30メートルと予想されています。
波の予想 四国でうねりを伴う大しけに
30日の波の高さは
▽四国で6メートルとうねりを伴って大しけとなるほか、
▽九州と近畿、東海で5メートルと予想され、その後も広い範囲でうねりを伴ったしけが続く見込みです。
気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の氾濫、高潮に厳重に警戒するとともに、暴風や高波にも警戒するよう呼びかけています。
風や雨が急激に強まって災害の危険度が高まるほか、台風から離れた場所でも大雨のおそれがあります。
周囲の状況が悪化しても、避難場所までの移動が危険な場合があるため、近くの頑丈な建物や建物の高い階で崖や斜面と反対側の部屋に移動するなどして、安全を確保してください。