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ADK、高橋治之の理事就任前から請託開始か 五輪汚職

2022-10-26 08:01:07 | オリンピック問題と話題


東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、贈賄容疑で逮捕された広告会社「ADKホールディングス」(旧アサツーディ・ケイ、東京)の幹部3人が、大会組織委員会元理事の高橋治之(はるゆき)容疑者(78)=受託収賄容疑で再逮捕=に対する五輪関連事業の依頼(請託)を、同容疑者の理事就任直前から始めていたことが25日、関係者への取材で分かった。

請託は3年半以上にわたり断続的に続いたとみられる。東京地検特捜部は、大会スポンサー契約に関し広告大手「電通」を補佐する立場で五輪に参画するため、ADK側が高橋容疑者の理事就任を見越して便宜供与を求めていたとみて捜査しているもようだ。

ADKは平成25年7月、高橋容疑者が代表を務めるコンサルティング会社「コモンズ」と月額50万円のコンサル契約を締結。電通は26年4月、組織委から委託されてスポンサー契約の実務を担う「マーケティング専任代理店」に選任され、その2カ月後の同年6月には、高橋容疑者が組織委理事に就任した。

関係者によると、高橋容疑者はADKの五輪担当本部長だった多田俊明容疑者(60)らの依頼に応じ、電通側へ働きかけを始めた。特捜部は、これらが高橋容疑者の組織委理事としての職務権限にあたると判断して捜査。ADK側の請託は電通が専任代理店になった26年4月から始まり、29年12月まで続いたとみているもようだ。

ADKは、最終的に駐車場サービス「パーク24」の大会スポンサー契約に絡む販売協力代理店として電通と契約。30年12月に業務委託料として4050万円(税込み)を受け取り、同月中に高橋容疑者の知人が経営するコンサル会社(東京都千代田区)に約2千万円を送金した。

特捜部は、コモンズに支払われたコンサル料名目の資金のうち、受託収賄罪の公訴時効(5年)にかからない29年11月から今年1月までの計約2700万円を高橋容疑者に対する賄賂と認定。このほか、知人のコンサル会社への2千万円も賄賂だと判断している。
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