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写真は2013年の高松宮記念杯決勝出場選手インタビュー時(岸和田競輪場)。
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稲川が歴史的勝利、というか、快挙を果たした!
結果
1 9 稲川 翔 29 大阪 90 S1 13.9 差し
2 5 大塚 健一郎 36 大分 82 S1 3/4車輪 13.7 差し
3 3 岩津 裕介 32 岡山 87 S1 1車身1/2 13.2
4 7 脇本 雄太 25 福井 94 S1 1/2車身 14.2 HB
5 4 東口 善朋 34 和歌 85 S1 1/2車身 13.8
6 1 浅井 康太 29 三重 90 SS 1/4車輪 13.2
7 8 吉村 和之 36 岐阜 80 S1 1車身1/2 13.2
8 6 柏野 智典 35 岡山 88 S1 3/4車輪 13.4
9 2 菊地 圭尚 34 北海 89 S1 落携入
かつてはタイトルを取りまくっていた時代があった大阪登録選手だが、「特別競輪」での制覇(現在のGI相当大会)というと、今は廃止されている1969年の秩父宮妃賜杯で中川茂一が制して以来である。また、現存するGI大会では、1963年の全国争覇競輪(日本選手権競輪)における西地清一以来。そして、大阪登録選手として高松宮記念杯を制したのは1959年の山本清治以来である。
サンケイスポーツ 2014.6.15 16:45【高松宮記念杯】稲川翔が悲願のGI初制覇!
宇都宮競輪場で4日間にわたって開催されてきた「第65回高松宮記念杯競輪」(GI)は15日、激戦を勝ち上がった9選手によって11R決勝戦が行われ、稲川翔(29)=大阪・90期=が優勝。初のGI制覇を飾るとともに、優勝賞金2900万円を手にして、地元・岸和田で開催されるKEIRINグランプリ2014の出場権を獲得した。2着には大塚健一郎(大分)、3着には岩津裕介(岡山)が入っている。
レースは号砲直後にけん制が長く続き、東口善朋が誘導を追う。なかなか隊列が決まらなかったが、ようやく2周回が終わったところで浅井康太-吉村和之-岩津-柏野智典-菊地圭尚-大塚-脇本雄太-稲川-東口で落ち着く。打鐘で脇本が上がろうとすると、菊地が反応。浅井も引いて隊列がバラバラになると、脇本が発進。番手に菊地が飛びついて稲川との競りになる。最終ホームで稲川が菊地を決めると、東口が離れて3番手に菊地がはまり、バックでは脇本-稲川-菊地-大塚-東口の形。直線では満を持して抜け出す稲川の内に菊地が突っ込み、稲川が締めたところで菊地は落車。稲川がそのまま押し切って先頭でゴールした。レースは審議となったが、そのまま確定。稲川はGI初制覇を果たし、地元で行われるグランプリへの出走権を獲得した。
最終2センターでは後ろを振り返るほどの余裕があった稲川。直線における菊地の「中割り」の際に、内を締めて転倒させたのではないかという疑いで審議となったが、菊地も稲川に接触していたことから、「相互接触」ということで決着。第65代の高松宮記念杯優勝者となった。
今シリーズで一番印象的だったのは、2日目の龍虎賞において、後閑信一に競り落とされながらも、その後巻き返して3着に入ったことである。翌日の準決勝でも後閑と対戦。そこでは後閑は稲川の横には「行けなかった」が、龍虎賞における稲川のタテ脚の鋭さが頭の中によぎったのであろう。
決勝では菊地圭尚が脇本の番手を狙ってきたが、これを退けて死守。こうなると、同期の浅井の捲りだけが注意であったが、それも不発に終わり、そうした展開も味方しての優勝とあいまった。
ところで、先月、くしくも同じ大阪登録だった郡山久二が引退式を行った。郡山は現在のGIIに相当するタイトルは2つ制したものの、同GIには惜しくも届かなかった。そんな背景もあってか、今や「古豪」とすらも言われなくなった「いにしえの競輪王国」・大阪から待望のタイトルホルダーが誕生した意味は大きい。今回の優勝を糧に、岸和田グランプリでも頑張ってもらいたい。
そういえば、かつて岸和田でガイダンスやってた大津初雄(おおつかずお)さんが、
『おう!大阪は昔は競輪王国やったんや!』
と、客にいつも言っていたことが懐かしく思えてくるな。
横田隆雄、山本清治(熊本から移籍)、西村公佑、西地清一(後に滋賀に移籍)、坂本昌仁(後に兵庫に移籍)、西田勇、高橋恒(後に兵庫に移籍)、尾池義翁、後藤欣一、半田弘之(晩年になって出身地の三重に移籍)、中川茂一・・・
それと、晩年は石田雄彦も大阪登録だったけど。
てなわけで、これだけ「タイトルホルダー」がいたんだな。
こりゃ確かに「競輪王国」だわ。これに稲川も加わったな。
【宇都宮・高松宮記念杯】稲川がG1初制覇 審議対象も“セーフ”
スポニチアネックス 2014年6月16日 05:30
稲川がG1初制覇―。「第65回高松宮記念杯競輪」の決勝戦が15日、宇都宮競輪場で行われた。先行した脇本雄太の番手を守りきった稲川翔(29=大阪・90期)が追い込んで優勝。賞金2900万円(副賞含む)と稲川の地元・岸和田で開催される「グランプリ2014」(12月30日)の出場権利を獲得した。2着は大塚健一郎、3着は岩津裕介の決着だった。
G1初制覇を飾った稲川が「今年の大きな目標」に掲げていた地元・岸和田グランプリ出場を決めた。
4回目のG1決勝戦は「(脇本の番手は)狙われる位置だし番手を守りきることに専念」して迎えた。脇本が先行態勢に入ると菊地がインで粘ったが、稲川が気迫で競り落として番手を確保。直線勝負で真っ先にゴール線を駆け抜けた。しかし「緊張して頭の中が真っ白だったし(レースは)あまり覚えていない」状態で引き揚げてきた。
控え室のモニターで1着入線を確認するが稲川は(菊地の落車に対する)審議対象。「願うような気持ち」で待った後に“セーフ”が決まると近畿勢の仲間から一斉に「おめでとう」の声が上がり、稲川は笑顔で応えた。そして脇本と抱き合い喜びと感謝を伝えた。
2月・全日本選抜競輪の村上博幸、3月・日本選手権競輪の村上義弘に続いて近畿地区のG13連続V。「この優勝は僕を育ててくれた近畿の多くの先輩のおかげです。村上義弘さん、博幸さんをはじめ近畿は層が厚いので少しでも追いつきたいと思って練習している。(優勝で)1つは恩返しができたかな」。稲川らしい言葉で近畿の先輩に感謝の気持ちを表した。
「G3の優勝もない僕がG1を優勝した。僕はまだ力もないが、これを機に自覚を持って走りたい」。岸和田グランプリ開催決定時から今年を勝負の年と決めていた稲川は「年末に向けて一戦一戦しっかり走る」。より強い気持ちで走る後半戦はさらなる飛躍が期待される。
◆稲川 翔(いなかわ・しょう)1985年2月20日、大阪・富田林市生まれ。29歳。大塚高時代に全国高校選抜大会のエリミネーションで3位。BMX、トライアスロンの競技経験も。大阪経大を中退後、日本競輪学校90期生として2005年7月に岸和田でデビュー(〈1〉〈8〉〈3〉着)。昨年6月の岸和田「高松宮記念杯」でG1初決勝進出。グレードレースは今回が初制覇。172センチ、80キロ、太もも58センチ。血液型AB。
売上は4日間制GI史上最低。
初日から4日間の累計総売り上げは92億4254万4500円で、目標105億に対して12億円以上も下回った。これまで4日制G1でワーストだった11年(平23)の全日本選抜(岸和田)の96億6339万7400円を4億円以上も割り込んだ。対前年比89・7%に終わった。[日刊スポーツ 2014年6月16日8時15分 紙面から]
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稲川が歴史的勝利、というか、快挙を果たした!
結果
1 9 稲川 翔 29 大阪 90 S1 13.9 差し
2 5 大塚 健一郎 36 大分 82 S1 3/4車輪 13.7 差し
3 3 岩津 裕介 32 岡山 87 S1 1車身1/2 13.2
4 7 脇本 雄太 25 福井 94 S1 1/2車身 14.2 HB
5 4 東口 善朋 34 和歌 85 S1 1/2車身 13.8
6 1 浅井 康太 29 三重 90 SS 1/4車輪 13.2
7 8 吉村 和之 36 岐阜 80 S1 1車身1/2 13.2
8 6 柏野 智典 35 岡山 88 S1 3/4車輪 13.4
9 2 菊地 圭尚 34 北海 89 S1 落携入
かつてはタイトルを取りまくっていた時代があった大阪登録選手だが、「特別競輪」での制覇(現在のGI相当大会)というと、今は廃止されている1969年の秩父宮妃賜杯で中川茂一が制して以来である。また、現存するGI大会では、1963年の全国争覇競輪(日本選手権競輪)における西地清一以来。そして、大阪登録選手として高松宮記念杯を制したのは1959年の山本清治以来である。
サンケイスポーツ 2014.6.15 16:45【高松宮記念杯】稲川翔が悲願のGI初制覇!
宇都宮競輪場で4日間にわたって開催されてきた「第65回高松宮記念杯競輪」(GI)は15日、激戦を勝ち上がった9選手によって11R決勝戦が行われ、稲川翔(29)=大阪・90期=が優勝。初のGI制覇を飾るとともに、優勝賞金2900万円を手にして、地元・岸和田で開催されるKEIRINグランプリ2014の出場権を獲得した。2着には大塚健一郎(大分)、3着には岩津裕介(岡山)が入っている。
レースは号砲直後にけん制が長く続き、東口善朋が誘導を追う。なかなか隊列が決まらなかったが、ようやく2周回が終わったところで浅井康太-吉村和之-岩津-柏野智典-菊地圭尚-大塚-脇本雄太-稲川-東口で落ち着く。打鐘で脇本が上がろうとすると、菊地が反応。浅井も引いて隊列がバラバラになると、脇本が発進。番手に菊地が飛びついて稲川との競りになる。最終ホームで稲川が菊地を決めると、東口が離れて3番手に菊地がはまり、バックでは脇本-稲川-菊地-大塚-東口の形。直線では満を持して抜け出す稲川の内に菊地が突っ込み、稲川が締めたところで菊地は落車。稲川がそのまま押し切って先頭でゴールした。レースは審議となったが、そのまま確定。稲川はGI初制覇を果たし、地元で行われるグランプリへの出走権を獲得した。
最終2センターでは後ろを振り返るほどの余裕があった稲川。直線における菊地の「中割り」の際に、内を締めて転倒させたのではないかという疑いで審議となったが、菊地も稲川に接触していたことから、「相互接触」ということで決着。第65代の高松宮記念杯優勝者となった。
今シリーズで一番印象的だったのは、2日目の龍虎賞において、後閑信一に競り落とされながらも、その後巻き返して3着に入ったことである。翌日の準決勝でも後閑と対戦。そこでは後閑は稲川の横には「行けなかった」が、龍虎賞における稲川のタテ脚の鋭さが頭の中によぎったのであろう。
決勝では菊地圭尚が脇本の番手を狙ってきたが、これを退けて死守。こうなると、同期の浅井の捲りだけが注意であったが、それも不発に終わり、そうした展開も味方しての優勝とあいまった。
ところで、先月、くしくも同じ大阪登録だった郡山久二が引退式を行った。郡山は現在のGIIに相当するタイトルは2つ制したものの、同GIには惜しくも届かなかった。そんな背景もあってか、今や「古豪」とすらも言われなくなった「いにしえの競輪王国」・大阪から待望のタイトルホルダーが誕生した意味は大きい。今回の優勝を糧に、岸和田グランプリでも頑張ってもらいたい。
そういえば、かつて岸和田でガイダンスやってた大津初雄(おおつかずお)さんが、
『おう!大阪は昔は競輪王国やったんや!』
と、客にいつも言っていたことが懐かしく思えてくるな。
横田隆雄、山本清治(熊本から移籍)、西村公佑、西地清一(後に滋賀に移籍)、坂本昌仁(後に兵庫に移籍)、西田勇、高橋恒(後に兵庫に移籍)、尾池義翁、後藤欣一、半田弘之(晩年になって出身地の三重に移籍)、中川茂一・・・
それと、晩年は石田雄彦も大阪登録だったけど。
てなわけで、これだけ「タイトルホルダー」がいたんだな。
こりゃ確かに「競輪王国」だわ。これに稲川も加わったな。
【宇都宮・高松宮記念杯】稲川がG1初制覇 審議対象も“セーフ”
スポニチアネックス 2014年6月16日 05:30
稲川がG1初制覇―。「第65回高松宮記念杯競輪」の決勝戦が15日、宇都宮競輪場で行われた。先行した脇本雄太の番手を守りきった稲川翔(29=大阪・90期)が追い込んで優勝。賞金2900万円(副賞含む)と稲川の地元・岸和田で開催される「グランプリ2014」(12月30日)の出場権利を獲得した。2着は大塚健一郎、3着は岩津裕介の決着だった。
G1初制覇を飾った稲川が「今年の大きな目標」に掲げていた地元・岸和田グランプリ出場を決めた。
4回目のG1決勝戦は「(脇本の番手は)狙われる位置だし番手を守りきることに専念」して迎えた。脇本が先行態勢に入ると菊地がインで粘ったが、稲川が気迫で競り落として番手を確保。直線勝負で真っ先にゴール線を駆け抜けた。しかし「緊張して頭の中が真っ白だったし(レースは)あまり覚えていない」状態で引き揚げてきた。
控え室のモニターで1着入線を確認するが稲川は(菊地の落車に対する)審議対象。「願うような気持ち」で待った後に“セーフ”が決まると近畿勢の仲間から一斉に「おめでとう」の声が上がり、稲川は笑顔で応えた。そして脇本と抱き合い喜びと感謝を伝えた。
2月・全日本選抜競輪の村上博幸、3月・日本選手権競輪の村上義弘に続いて近畿地区のG13連続V。「この優勝は僕を育ててくれた近畿の多くの先輩のおかげです。村上義弘さん、博幸さんをはじめ近畿は層が厚いので少しでも追いつきたいと思って練習している。(優勝で)1つは恩返しができたかな」。稲川らしい言葉で近畿の先輩に感謝の気持ちを表した。
「G3の優勝もない僕がG1を優勝した。僕はまだ力もないが、これを機に自覚を持って走りたい」。岸和田グランプリ開催決定時から今年を勝負の年と決めていた稲川は「年末に向けて一戦一戦しっかり走る」。より強い気持ちで走る後半戦はさらなる飛躍が期待される。
◆稲川 翔(いなかわ・しょう)1985年2月20日、大阪・富田林市生まれ。29歳。大塚高時代に全国高校選抜大会のエリミネーションで3位。BMX、トライアスロンの競技経験も。大阪経大を中退後、日本競輪学校90期生として2005年7月に岸和田でデビュー(〈1〉〈8〉〈3〉着)。昨年6月の岸和田「高松宮記念杯」でG1初決勝進出。グレードレースは今回が初制覇。172センチ、80キロ、太もも58センチ。血液型AB。
売上は4日間制GI史上最低。
初日から4日間の累計総売り上げは92億4254万4500円で、目標105億に対して12億円以上も下回った。これまで4日制G1でワーストだった11年(平23)の全日本選抜(岸和田)の96億6339万7400円を4億円以上も割り込んだ。対前年比89・7%に終わった。[日刊スポーツ 2014年6月16日8時15分 紙面から]
よって、6億もGIIに「負けた」。
ほう。ファンが理事長に直訴した理由の1つが具体化した形だね。罵倒ではなく直訴と現地で捉えていたけど。
心配しているのはその次の段階からでしょう。
そもそも除名に斡旋を受けられないという条文を削除すべきですね。
同じ選手の立場で他の選手の斡旋を受けられなくする権限を有するのはおかしな話です。
トモヒトでも歴史的快挙があるかも
岩津、脇本、中川、根田あたりまでチャンスだよ!
92億wwww これも歴史的快挙か!?
「歴史的快挙」です。
いつぞやのボヤ騒ぎにはお見舞いを書き込みましたが、私の見込み違いでした。お前はネットウヨと同等のガイキチだよ。
少なくとも処分発表後に減刑を主張してた側の仕事ではないはずですが。