イラン南部の港で発生し、70人が死亡した大規模な爆発について、イラン政府の調査委員会は暫定的な調査結果を発表し、「安全対策上の違反が確認された」として、事故だとする見方を示しました。

イラン政府調査委 “70人死亡の大規模爆発は過失による事故”　NHK 2025年4月29日 7時19分

イラン南部の港で発生し、70人が死亡した大規模な爆発について、イラン政府の調査委員会は暫定的な調査結果を発表し、「安全対策上の違反が確認された」として、事故だとする見方を示しました。

イラン南部バンダル・アッバースの港で26日に発生した大規模な爆発では、これまでに70人が死亡し、1000人以上がけがをし、イラン政府はこれまで化学物質の入ったコンテナで爆発が発生した可能性が高いという見解を示していました。

政府の調査委員会は28日、暫定的な調査結果を発表し、「安全対策上の違反や、書類の不備が確認された」として、爆発は過失による事故だとする見方を示しました。

具体的にどのような違反があったかは、明らかにしていませんが、モメニ内相は発表に先立って可燃物の申告が適切に行われていなかった可能性があると指摘していました。

政府の調査委員会は原因を特定したうえで、責任者を厳正に処罰するとしています。