ここに面白い話が書いてあるね。
阿修羅ツイッター
ブタの唐突の解散宣言、本当に笑えた。党内からの猛反発、小沢一郎の完全無罪判決、ついに行き場が無くなり、官僚達も焦りが出て野田ブタに解散指令が出たようだ。先送りすれば国民の生活が第一の勢力はますます広がる、官僚たちは本当に息の根を止められると思っているだろう。だから早期解散、爆笑だ
ま、多分、財務省が野田首相に「圧力」をかけたのだろう。
小沢元自治大臣の無罪判決が出たのが12日。その2日後に解散表明。おまけに、即日に12月16日に投開票を行うことまで決まった。
財務省からすれば、この先も解散を先送りすれば、「国民の生活が第一」の支持が広がるばかりか、小沢代表が1993年の細川連立政権よろしく、「第三極」をも束ねる可能性があり、そうなると、消費税増税廃案法案が通りかねない、ということを一番恐れていたと考えられる。
となると、「三党談合協議」で消費税増税法案を成立させた自民、公明にも批判の矛先が向けられるのは必至なため、昨日の党首討論は実は最初から「結論ありき」の「出来レース」で、実際のところ、安倍総裁も山口代表も薄々、解散となることは事前に分かっていたのではないか。
加えて、財務省は、日銀の白川総裁の「クビ」も早く切りたがっているようだし、仮に「安倍首相」が誕生すれば、恐らくすぐさま、白川総裁を事実上任期満了を待たずして「更迭」し、財務省の息のかかった人物を日銀総裁に据えることが考えられる。
ま、自民党は今、TPPに消極的とはいえ、これも政権を奪取すればコロッと変わるのは必至。そこで財務省らの「官僚集団」は恐らく、とりあえずは民主党が壊滅的惨敗を喫したとしても、「自民公」の連立政権とすることを望んでいるものと思われるし、これには経済3団体も同調することだろう。
一方、昨日書いたけど、仮に民主党の議席数が想像以上にひどい結果になれば、自公が「民主外し」を行った上で、「第三極」との連立政権に切り替える可能性もある。ま、財務省も財界も、これまた同調するだろう。何せ、維新もみんなもTPPには賛成だし、消費税増税についても何とかなると思っていることだろう。
ということを踏まえると、要は今回の衆院選というのは、明らかに「小沢潰し」が目的であることが読み取れる。
12日、「屈辱的惨敗」を喫したも同然の「大マスコミ」は、新聞は仕方なく掲載したものの、大手キーテレビ局はものの見事に小沢無罪を「かき消した」。そうした「おぜん立て」がされた上での2日後の解散表明。ま、マスコミもつまりは「グル」だっていうことが明らかだよな。
つまりは、『小沢一郎 VS 反小沢の既得権益勢力』、という構図が今回の衆議院選であり、さらにいえば、国民の生活が第一が解党に追い込まれかねないくらいに惨敗してくれれば、「小沢無罪」などどこかに吹き飛んでしまう、というシナリオなんだろうな、多分。
しかし、そんな手の込んだシナリオを描いたとして、肝心の「選挙民」がどう考えていることやら。ま、恐らく国民の生活が第一は議席数を減らし、官僚集団の思う通りの結果となったとしても、衆院選後が「肝心」。
恐らく、上記のシナリオ通りに事が運んだら、「安倍首相」は大変なプレッシャーを背負うことになると思う。何せ、民主党に怨念を抱く自民党の議員は今でも少なくないし、また、仮に「第三極」と連携ないし連立政権が誕生したとしても、維新・みんな・太陽は、「極右」に近いような「過激派」思想を持つ連中ばかりなので、ことあるごとに「盾突く」可能性が大。そうした連中を束ねる度量の大きさを、果たして「安倍首相」は持ち合わせているのだろうか?
ま、昨日も書いたけど、来年また、衆議院選挙は「あるよ」。さらに、上記を踏まえた上での選挙行動を、選挙民は行ったほうが得策だろうね。