公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

まだ決まってません

2006-06-25 00:31:57 | 競輪

先週、競艇の2007年度のSG・特別G1開催地及び開催日程が決定。

すると例年ならばその1週間後に競輪のGP・G1・G2開催地ならびに開催日程が決定するはずだが、まだ発表がない。

前々から、競輪のグレード制が形骸化しているという現状から、立候補するところがなかなかないのではないか、という話も出ていたが、この様子を見ると難航しているのは必至。

恐らく、費用がそれほどかからない全日本選抜や、日程繰りがいい共同通信社杯は立候補が殺到していると思われるが、オールスター、日本選手権といった高額レースはほとんど人気がないのでは。

かつては逆に、日本選手権といえば、開催したくてもなかなか「できない」大会だった。何度か日本選手権の開催がなかった年があったが、それは場内外警備が困難という理由から。

それが今や、カネがかかりすぎるからやりたくない、というようになっているように思われる。

そして、今や競輪は2年後のビッグレース開催地を決定しているが、その2年後という期間が実に「長い」のである。

これが右肩上がりで、開催すればするほど儲かる、というものならば一向に構わないのだが、今やG1・G2開催は毎年売り上げが下がる一方。逆にいえば「戦々恐々」の状況だ。

そもそも、G1やG2といった大会で果たして、12レースあれば12レースとも買えるような食指の動く番組と今なっているのか?

私が思うに、そうやって買えるようなレースはせいぜい1日1~2レースあるのみ。はっきりいってつかみどころがなさすぎるものばかり。ということは、当たる確率が低いってこと。

そうしたものなのに、おいそれとせっせとカネなどつぎ込んでられない。つい7~8年前ならば、4日間制G1であってもトータル280億といった売り上げがあったものだが、今やその半分。

7~8年前ならば今見たく、記念レースを毎回買える状況でなかったことも手伝ってそれだけ売れたという見方もできるんだろうが、仮に記念レースが昔見たくなかなか買えないようになっていたとしても、売り上げは今とほとんど変わらなくなっているんではなかろうか。

とにかく、今のG1戦は注意して買うレースを決めておかないと、スカ連発でスッカラカンになりかねないのである。

そう考えるとまだ、G3やF1あたりのほうが「買いやすい」面も伺え、余計にG1やG2には寄り付かなくなる。

ま、本音をいえばG2を全廃ないし大幅に削減し、G1も場合によっては減らしたほうがいいわけで、とどのつまりは開催を減らしたほうがいいわけだが、これまではほとんど「すんなり」決まっていたものがなかなか決まらないとなると、気になるものだね。

果たして、来週あたりで決まるのか?

コメント (2)
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日仏のトップホースが前哨戦登場

2006-06-25 00:21:21 | 競馬

25日の宝塚記念にディープインパクトが登場。

「五冠馬」をかけての一戦となるが、このレースのあと、いよいよ凱旋門賞ということになる。

ところでシンザンも65年の宝塚記念を勝っており、本来ならば「六冠馬」となるはずが、当時、宝塚記念は8大競走の中に入っていなかったということもあって宝塚記念は「冠」から除外されている。

一方、当時関西の場内実況を担当していた長岡一也氏は、シンザンが勝った宝塚記念の実況も担当していたが、その際、

「シンザンにまた新たなタイトルが生まれました。」

と言ったんだとか。

というわけで、ディープインパクトが宝塚記念を勝った際には、五冠馬ということになるんだろうが、一方で、ならばシンザンもこの際、「追認」して六冠馬としようとなるのか?

ま、過去の三冠馬経験馬で宝塚記念も勝った経験があるのはシンザンだけ。41年ぶりの三冠馬経験馬の宝塚記念制覇なるかも注目されるところか。ま、その公算はきわめて高い。

もっとも、ディープインパクトについては宝塚記念よりもやはり、凱旋門賞ということになろう。

凱旋門賞よりも前に、欧州では来月29日にキングジョージが行われるが、おそらく大本命を背負うことになるであろう、ハリケーンランが25日、サンクルーで行われるサンクルー大賞に出走する。

前走のタタソールズゴールドカップではわずか3頭立てのレースとなり、余裕のレース運びで圧勝したが、今回も頭数は6頭出走するとはいえ、同厩舎の馬が2頭出ていることもあって実質は4頭立て。

また、これといった強敵もおらず、ここも順当に勝つ公算が強い。

ひょっとするとこのまま順調に両馬とも凱旋門賞を目指すとなれば、9月に行われるフォア賞での対決も見られるかもしれない。

もっとも、キングジョージにはハーツクライが出走予定。

もしハーツクライが頑張るようなことになれば、ディープインパクトに勝つチャンスも十分出てこよう。

この他、キングジョージにはウイジャボードやイエーツ、さらに3歳馬参戦の可能性もあるが、ハリケーンラン中心は変わるまい。

となると、同日行われる「前哨戦」はお互い負けられないが、内容も問われることは間違いなく、10月1日行われる凱旋門賞で雌雄を決する対決にもっていってもらいたいものだね。


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