最近、難しいな~

と思うのは、この骨折に対して手術した方がいいのか、それともしない方がいいのか、という微妙な骨折の場合です。結果をみると簡単ですが、同じ骨折はありません。絶対しないといけない骨折、あるいは絶対しなくていい骨折の診断は簡単です。でも、どっち?という状況の骨折は、年齢やその人の仕事、環境、性格、そういったものも含めての治療となってきますが、手術しなくてすむならしたくない、というのが患者さんのいつも望むところだと思います。
でも、若い人には少しでも後遺症が残るならしますし、高齢者なら多少の後遺症が残っても、日常生活に不便のない程度なら手術をしない方をとります。
でもなかには高齢者でも手術した方がよかったかな~と思う患者さんもいます。たとえば手術しないことによってギプス期間が増えるので、その不憫によって認知症が進んでしまった患者さん、こういった場合、そこまでの予想は難しいです。
まだまだ勉強が必要ですね。
そこで質問ですが、先生方は同じ骨折でもどうしていろんな業者の器械を試すのですか?
私的には、この骨折にはこの会社の器械って決めていただけるとありがたいのに…。
やっぱり何か特徴とかそれぞれあるんでしょうか?
自分とこの先生に聞いてもいまひとつな返事しかもらえないので…。
まあ、医者によっていろいろなんで、その先生の方針は直接聞いた方がいいかと思います。
ただ、医療、とくに器械は年々進化していってるので、新しいものに挑戦する、という気持ちも大切だと思います。
私はどちらかというと、つい、慣れたものをずっと使ってしまうタイプの医者ですが、骨折の程度や年齢によって器械を選ぶ場合もありますよ。
進化した器械についていけるように頑張りたいと思います。
にしても、どこにでもいるんでしょうか…。
ひとつの手術に『なんぼほど器械頼むねん!?』ってくらい頼む先生って…。