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7時10分に犬の散歩に出掛ける。今日は水曜日。
丘陵の頂越えのコースを歩く。しとしと雨。
最初から犬とは格闘である。どうしてもうこんなに本気で引っ張るのだろう。それだけのものがあるというのだろうか。案外、私との綱引きを楽しんでいるのかも知れないと思ってしまう。
命豊かな川は水量を増し緑色に灰色を混ぜたような色をしていた。プランクトンでも発生しているのだろうか。
帰途、大きな川もそのような色をしていることに気付いた。往路ではまだ暗くてよく見えなかったのだ。只、こちらの方が透明度が高いようだ。命豊かな川の方は濃厚であった。
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犬は最後まで元気で力が溢れていた。私は上半身を犬のいるのと反対側に倒して耐えねばならなかった。
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8時15分に帰着。犬はかなり濡れていた。3枚のバスタオルで全身を拭う。
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昨夕の散歩について
4時5分前に犬の散歩に出掛ける。小倉から来た親戚がリードを持ってくれた。
我が犬のことを普通はラブちゃんと呼ぶ。ラブと言うこともある。ラブさんとなることもある。ラブやんと言われることもある。ラブ吉になることもある。これはオスの名だ。我がラブはメスなのだ。
しかし、ラブという言葉の発音は簡単ではないのだ。らの子音はrなのかlなのか。ぶの子音はvなのかbなのか。これだけで順列だったか組み合わせで4種類ある。らの母音も何種類かあるのでラブの発音は少なくとも12種類はある。
名前を呼んでいると省エネなのだろうかラブしゃんと呼ぶのが一番楽のような気がするし親密度は増すような気がする。まだ犬に親しまれたいと願っているのだろうか。
犬はどう思っているか知らないが語尾はおそらくどうでもよいと思っているのではないだろうか。要は直に語り掛けることなのだ。
一石二鳥という諺があるが、勢いのある時は一石三鳥位のこともあったように思われるが、散歩中、小倉から来た親戚と話していると最近の我々の行動は二石一鳥の趣なしとしない。一つの行動で二つの成果を得るのではなく二つの行動でやっと一つの成果を得る行動パターンが頻発している。具体的な言及については支障が在るかも知れないのでここでは控えるが、それも考えようによっては何時もの2倍の活動をしている訳で健康にはかなり貢献していると見なければならないだろう。逆説がこの世を席巻する時代になったのだ。
頭は体を楽にさせようと機能しているが、体は能率的とか効率的とかに向いていないのだ。実直に働くばかりなのだ。それが体の本質だからだ。動物は動くのが本性なのだ。聞く所によると貧乏揺すりも非常に健康に寄与しているとのことだ。人はしたいことをした方が良いということだ。人の視線を気にすることは馬鹿らしいことだ。今、気になっていることをしたら良い。或いは人の視線を無視することで新たな喜びや発見は生じるかも知れないと思う。笑ったが勝ちだ。後の顛末は知ったことではない。
鼻が痒ければかくがよいし、頭の天辺から足の指先まで同様なことだ。体とはそういうものだ。仕方がない。そうなのだから。この現実に先立つものは在りようがない。
生理現象は向こうからお出ましになるのでもうなすがままである。
小雨が上がり一部青空が覗いた。
4時25分に帰着。2人で2枚のバスタオルで犬の全身を拭う。
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