goo blog サービス終了のお知らせ 

「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「永く心を寄せて」

2011年12月23日 | ニュース・世相

      我が家の国旗はこれほど高くはない

天皇誕生日の朝、テレビ画面に天皇陛下のお顔が大写しされた。
折よく、玄関に国旗を掲げて居間にもどったところであった。

東日本大震災の直後、3月16日に発表された陛下自らのお言葉の再現であった。
多くの被災者を気遣い激励されるお言葉と、日本国民みんなが、被災された人々や地域に「永く心を寄せて復興につなげて行こう」という趣旨の特別放送の再現であった。

時あたかも「天皇誕生日」という日に敢えて再放送したものであろうが、新聞も読まずに先ずは国旗を掲げて、腰を落ち着けるタイミングでこの放送に出会った不思議を感じている
国民の祝祭日は家にいる限り国旗を掲げる。ある意味でそれは、お墓にお参りして手を合わせるのと同じくらいに、亡き父に対してのはなむけみたいな感覚で国旗を掲げている。
これは我ながら不思議な感覚であるが、子ども心に聞かされた父の、父らしい理屈で国を守り平和を守ることの大切さを教えてくれたことへの感謝の気持ちなのかもしれない。

「降りかかる火の粉は何としても払え、それが男であり家族を守る者の使命だ。同時に、自らの危険も顧みず火の粉を振りまく愚か者になってはいかん・・・」と。 
そのためにも、火の粉を振り払う腕力は付けておけ。とも、明治生まれの気骨ある迫力で諭された。国旗を掲げるたびにチラッと頭をよぎる父の顔。

それよりなにより、まさしく陛下のお言葉通り、自ら生きようと必死に闘う被災者のことを誰もが忘れず、永く心を寄せ、みんなで復興に向かう気持ちを持ち続けなければならないことを、天皇誕生日の今日、改めて肝に銘じなおした次第である。

コメント (10)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「今日のヒーロー」 | トップ | 「こんなクリスマスも」 »
最新の画像もっと見る

10 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
国旗掲揚 (matsu)
2011-12-24 10:34:37
久しぶりに拝見する懐かしい風景です。

祝日に国旗を掲揚しなくなって久しいです。
戦後数年は殆どの家で軒先に斜めに掲げていたものでした。
今は全くと言っていいほど見かけることがありません。

それにしてもyattaro-さんはやはり律儀です。
気骨ある日本男児のお父上のご薫陶の賜物ですね。

国旗、国歌、にはいろいろ主義、思想が複合的に絡んで取沙汰されますが、祖国を愛する気持ちは全ての基盤になるものだと思います。
返信する
引越しの間にどこへ失せたか ()
2011-12-24 13:32:14
 時代とはいえども国旗どこで見たかな

 日の丸はオリンピックに象徴のみか

 父は子に子は孫に継ぐ習わしぞよく

 子を愛でつ日の丸仰ぐ父上も
返信する
国の復興に向けて (kei)
2011-12-24 18:05:22
絆・絆と、ことばは氾濫していますが、
国旗を認めずにいても愛国心は別物なのでしょうか。
「日出づる国」、私など好きですが、単純でひんしゅくを買いそうです…。
見かけなくなりました。
長いこと皇居にも行ってないなと思い出しました。

降りかかる火の粉は払わにゃならん。
火の粉にならんようにしなくちゃ…(笑)





返信する
matsu さん (yattaro-)
2011-12-24 21:18:25
なにがどうだ、などと言う確固たる信念があるわけではないのですが、単純に日本国民であるという意思表示といったこともあって、国旗掲揚はずっと続けているんですよ。
最近ではここらあたりの民家も、どういうわけか国旗を掲げる家庭が少なくなりました。
だから尚更、というわけでもないですが、父への手向け見たいな気持ちもあって、今後も続けていきたいなと思っています。
返信する
厚ちゃん (yattaro-)
2011-12-24 21:27:54
PTA活動華やかりしころ、国旗はダメだ国歌を歌うのは反対、などと騒々しい一時期もありました。
不思議な感じがしていました。日本人なのにな~って。
返信する
kei さん (yattaro-)
2011-12-24 21:37:34
あれほど痛めつけられた震災に遭遇しても、日本人の誇りを持ち、略奪だの弱い者いじめだのが起きない今回の冷静な態度。
世界に誇れる紳士の振る舞いだと自慢したくなります。
その延長線上に、国を愛する、自分の住む村を愛する、そして隣人を愛し家族を愛する。
そこに国旗掲揚があっても決しておかしくはないですよね。
まあ所詮親父の受け売りみたいなものですが・・・。
返信する
国旗 (kaoruko)
2011-12-24 23:40:13
今日の今日まで祝日に国旗を掲げることを忘れていました、義父が存命のころはよく掲げていましたが、いつか忘れてしまいさおの上につけた金色に球のみが引き出しに片隅にありました、来年から早速旗と竿を見つけて、祝日に掲げ改めて日本人の心を取り戻したいと思います
返信する
国旗たてる (anne)
2011-12-25 05:27:27
祝日に国旗を玄関に立てている家は少ないですね。気持ちが引き締まりますね。楽しいクリスマスを。
返信する
kaoruko さん (yattaro-)
2011-12-25 17:46:17
それは嬉しいことを賜りました。
国旗や国歌を大事にするからと言って、短絡的に戦争や侵略に結び付けることに違和感を憶えます。
日本人が日本の国旗を掲げることで、ちょっと気持ちを引きしめる。
これでいいのだと思います。
返信する
anne さん (yattaro-)
2011-12-25 17:48:12
体調如何ですか。
次はお正月元日には国旗掲揚です。
気持ちがしゃんとしますよ。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

ニュース・世相」カテゴリの最新記事