高校球児の夢舞台甲子園を目指す山口県予選。初めて体験する大舞台。本人は意外にクールで、熱く篤く応援する追っかけ爺の方が緊張する舞台であった。
高校生になってまだ4カ月目。チームに溶け込んで練習したとはいえ、そこは先輩2年生・3年生の牙城。小・中学校で鍛えた技量がどこまで通用するのか、先ずは試金石としての貴重な船出であった。
小学校時代のソフトボールで全国大会出場した時の監督が、〇〇君の活躍が気になってと、わざわざ応援に来て頂いたのには驚いた。有難かった。一度だけ、強烈なファインプレーで少しの恩返しをしていた。スポーツにはこのような熱いつながりが生まれるのが嬉しい。
周南市野球場(津田恒美メモリアルスタジアム)
試合直前の練習では面白いパフォーマンスを披露していた
記念の第一打席。8番バッター、3回裏ノ―アウト、大ファール2本。思いっきりバットは振れていたが、惜しいかないい当たりではあったがセカンドゴロ。第2打席もあわやと思わせるライナーを放ったが、ショートの好捕でヒットなし。
戦い済んで、相手校の校歌が流れた後、私たち観客席に向かって一礼。最後の大舞台となった3年生には涙も見られた。1年生の孫君は、キッと前を向いて悔しさを噛みしめた。2年後3年後の自分を夢に描いているように見えた。
夕方、すっきりした顔でやってきた。負け戦の報告でもするのかと思いきや、いつもの通り冷蔵庫をガバっと開けて「オー、スイカが冷えとる、イタダキ」といってかぶりついている。大敗した野球の話はしたがらない。こちらも敢えて多くは聞かない。理由があっての負け試合。力の差を認めているが口には出さない。負けは負け。
5回までは6対1の劣勢ではあったが、ワンチャンスあればまだまだ、の展開で投手交代。これが裏目で一挙8点を奪われた。6回コールドという屈辱。薬になるだろう。
どんな時でも、チームメイトの愚痴など絶対に言わない、聞いたことがない。
初舞台の結果はほろ苦いものだったろうが、有頂天になる楽勝より心に残るはずだ。
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