「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「畳の表替え!」

2022年07月26日 | つれづれ噺

   
   筑後26年、初めて8畳和室の畳の表替え。座板もめくれるところはめくって、床下の換気を4日間。少しは乾燥したろうか。

我が人生2軒目として建てた今の住居。建築からかれこれ26年が経過した。
風通しのよい作り方だったのか、乾燥地であったせいか、大きな狂いもなく建付けなど建築当時と大きな変化はない。
それでも、経年劣化は避けられないし、風雨にさらされる外壁などは一度塗り替えはしたものの、再びその時期が来た感がある。

そんな中にあって、唯一の和室8畳には、仏壇が置かれ床の間もあり使用頻度は結構あったが、畳の表替えという作業になかなか目が行かなかった。
というか、格別お金をかけてお客様をおもてなしすることもなくて、ま、いいかてな調子であまり考えなかった。しかしそれにもやがて限界はあって、段々恥ずかしさが気に掛かるようになり、筑後27年目に入ったところで畳の表替えに踏み切った。
  

畳屋さんに甘えて畳を5日間預かって頂いた。これは有難かった。風呂場に通じる座板を剥がして水漏れなどの床下点検。カビの元になる湿度の放出など、家の土台となる床下の健康診断をしっかりさせてもらった。そして今日朝一に新調なった畳が入った。やはりいいもんだね~。誰が云ったかしらないが「〇〇と畳は新しい方がいい」とは、まさに言い得て妙。見栄えも手触りも香しいイグサの匂いも、全てを言い当てている。と、若いころは思っていたが、いま己の年を考えると「いやいや古さもまたいい、新しさばかりが能じゃないよ」と思い返してはいるのだ。

取り敢えず畳については、この手で二度と張り替えることもない。畳が新しくなったら今度は襖の古さが目立つのよねー。改めて見積もりの依頼をしておいた。一つを善くすると周囲のお粗末が目につく。子どもを褒めるのと似ているな~。全体に目を向けて足りない部分を優しく補っていく。そうして同じように育て上げなければ片手落ちになりそうだ。

ところで今日は7月26日。語呂合わせで「夏の風呂の日」なのだそうな。
仏教では入浴を「七病を除き七福が得られる」と説かれており、体を洗うことを重要な「業」の一つとして来たという。
畳を入れ替え、いい香りに包まれてお風呂でひと汗流せば、当面の七病を除き七福を得たことになるのだろうか。

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