また一人、甥っ子という若い命が、がんに奪われた。
はじめの一人は、今年の正月が明けて間もないころ、今は亡き兄の大切な長男を、56歳の若さで見送った。
若くして膠原病という厄介な病魔に取りつかれてしまった。原因らしき原因が分からないまま、徐々に体力を奪われていった。ただ、がんの急激な進行とは少し違って、若さゆえの体力が、ある程度寿命を延ばしてくれた。それでも昨年暮れころから一気に、あちこちむしばまれた、享年56歳は早すぎる若すぎる。
そして昨日、上から二番目の姉の、こちらも大事な長男が、発症からわずか4年という短い歳月で、急激に進行した悪性骨肉腫に勝てないまま、67歳の短い生涯を閉じた。
膝の裏に何かしら違和感を感じ始めた時点で、広島の大きな病院でがん検診を受けた。初期治療で万全を期したはずであったのに、転移が収まらず、さいたまの自宅近くのがん治療専門医で闘病生活に入ったと聞いていたが、あれよあれよという間にほぼ全身に転移していった。
昨日午後4時頃に、自宅のベッドから映像ラインで、存命最後の、酸素マスクを付けた青息吐息の甥っ子とお別れをさせてくれた。有難いと思うのか、そこまでしなくていいから静かに眠らせて上げて、と思うのか複雑な心境であった。それから40分後には「息を引き取りました」との連絡が入った。
今年二人目の甥っ子との別れ。切ないね~。長く生きるということは、こんなことにも耐える気概が要るんだね~。でも親からもらった元気が続く限りは、何かを求めて、何かを楽しみに生きていたいもんだね~。
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