そろそろだね~とゆったり眺めていた玄関わきの梅の花。つぼみが一段とふくらんでくると、今日か明日かと気持ちが急いて来る。
心配しなくても「耐えてほころぶ梅の花」。この寒さ、風雨が厳しければ厳しいほど見事に芳香を放ち花開く、と分かってはいてもついつい早さを期待してしまう。
早さを期待するのはウメの開花時期ではないでしょ。
地震発生から、瓦礫の下に埋もれた人の命は72時間が限度とされている。トルコ・シリアの大地震は72時間どころか150時間を越えようとしている。そんな状況の中で、瓦礫の下から女性が救出されたというテレビニュースは、大きな拍手を送りたくなる。
トルコもシリアもそれぞれにお国の事情を抱えていて、地震被災者の救援や生活の確保が本当に優先されるのだろうか気に掛かるところだし、正直言って不安にさせられる。たとえささやかでも私たちの救援の気持ちがストレートに被災者に届くのだろうか。なんのことはない誰かの手の中に納まって、地震の被災者を守らずに、自身の立場を守る軍資金になったりしないだろうか。
そんな心配をさせないように、一日も早く内戦という不幸から脱却し、互いに貧乏な中から新しい何かを産み出すために血と汗の努力の方が世界の信頼を得られるのだろうに。などと勝手に思ってはみるが、怨念と怨念が積み上げられてきた人間の感情は、容易にはほどけないのだろうねー。その前に先ずは地震災害の復興と人々の暮らしを守って欲しいものである。