孫兄ちゃん。今日が本番の「2分の1成人式」。
4年生66人が体育館に勢揃い。保護者の見守る中、4月生まれから順に3月生まれまで、全員が壇上で決意表明をおこなった。
我々の時代では考えも及ばなかったこのような行事。実際に現場で見聞すると、間違いなく、子ども達に自覚を促すいい機会であり、今の時点での夢や希望に気付かせる、一つの起爆剤にはなるように感じた。
先ずは自分の命名の由来や、記憶に残っていない幼い頃について親から話しを聞く。要するに共通の話題で親子・家族がじっくり話し合うきっかけを作る。これが大きな目的の一つ。
そんな話し合いの中で、家族に対する感謝の念や、自分が如何に大切な存在であるかを確認出来る絶好のチャンス。これが二つ目の目的。
そして夢・希望・憧れ。たかが小学生とあなどるなかれ。なかなかやるもんである。
オリンピック選手という夢は断トツ。プロ野選手が意外に少ない。プロゴルファーはゼロ。
兄ちゃんは「スキーでオリンピックに出て、世界を回ってみたい」と結論づけた。
10歳、4年生。低学年は卒業。高学年の中では最年少。複雑なお年頃。
何はともあれ、保護者の前で、友達みんなの前で、自分の思い・夢・憧れを言葉にして表に出す。これは、実現可能かどうかは別としても、取り敢えずがんばってみよう・・・という動機付けになることは間違いない。
孫兄ちゃんの成長と、意外にしっかりした一面を見せてもらった。
この子らの住みよい世の中をたぐり寄せたい。もう少し長生きしないとね。