「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「ここが暖地か」

2011年02月01日 | 季節の移ろい・出来事

         

甲高い声で「ヒーヨ!ヒーヨ!」と鳴いているように聞こえるヒヨドリの声。
付けられた名前はこの鳴き声に由来するとも言われている。

秋には暖地へ移動する群れも多く、関門海峡では1000羽を越える渡りが観察されるという。
主にクロガネモチや南天などの木の実や果実を食べる。繁殖期は果実に加え昆虫類も食べるらしい。

このあたりでは一年中見られる、一見グロテスクな色合いで、メジロやスズメと比べると図体のデカイ分可愛さには欠ける。
しかし、餌の少なくなる冬分に備えて、我が家ではクロガネモチの剪定にも気を遣い、実がなっている部分は切り落とさないよう気を付けている。

用心深くすばしこいヒヨドリ。木から木へ忙しく渡り歩く。いや渡り飛ぶ。それもつがいで行動をするものだと思っていた。
ところが、この寒空で連れ合いにはぐれたのか、それとも孤独を愛するのか、たった1羽、しかも滅多に留まることのない電線に留まっている。しかも悠然と羽根を休めるというのでもなさそう。 心なしか、しょぼくれて寒そうなのである。

色んな事情を想像しながら、ちょっと同情を寄せてみる。
いくら寒そうに丸くなってはいても、毛布や湯たんぽを貸すわけにはいかない。
せめてサザンカにミカンの輪切りでも刺してやろう。

ここは人間にとって団地であるが、小鳥にとっての暖地ではない。
しかし、もう1月も過ぎた。節分・立春が目の前だ。もうちょっと辛抱しような。

コメント (10)
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