「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「秋深し・・・」

2010年10月20日 | 季節の移ろい・出来事
  ♪ ♪ 静かな 静かな 里の秋
                     お背戸に 木の実の 落ちる夜は ・・・ ・・・ ♪
                         ( 斉藤信夫  「里の秋」 )

  ♪ ♪ 更けゆく秋の夜 旅の空の
                       わびしき思いに ひとりなやむ ・・・ ・・・ ♪
                         ( 犬童球渓  「旅愁」 )

季節は晩秋、頭に浮かぶ童謡・唱歌も少し暗さが伴う。
浮き立つ春とはおもむきが違う。
違って当たり前。違うから、秋には秋の風情があり、春には春の情緒がある。

静かな秋の夕暮れ、木の実の落ちる音に耳を傾ける・・・。
それほどのシットリな落ち着きもないが、ふと暦を見れば13夜。
あいにくの曇り空、今宵は月も出ぬそうな・・・などと言わずに、見せておくれよお月さん。

      胸に棲む 人と汲む酒 十三夜       山田弘子

これほど粋な芸当も出来はしないが、せめてこんな想いをさかずきに浮かべて、イッパイかたむけてみたいものだ。
更けゆく秋の夜、酒は静かに呑むべかりけり・・・。







コメント (14)
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