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長久保赤水 七十歳の家訓——千古一業に生きる

2023年12月19日 19時55分36秒 | 本・雑誌
長久保赤水 七十歳の家訓——千古一業に生きる
佐川春久(長久保赤水顕彰会会長)月刊誌『致知』2024年1月号








三百有余年もの昔、常陸国に生まれ、本格的な日本地図を製作。
江戸庶民の経済活動や幕末の志士に道標を与えたのが儒学者・長久保赤水である。
学問分野を跨ぐ偉業は国内外で尊敬を集めるも、明治維新を境に歴史に埋もれてきた。
自筆の地図に「千古一業」(千年万年、永遠に残る一大事業)の印を捺した赤水。
40年の歳月をこの顕彰に捧げる佐川春久氏の語りから、稀有なる先人が命を燃やした大事に迫る。



佐川春久・長久保赤水顕彰会会長
昭和24年東京都築地生まれ(テレビプロデューサー・タレントのテリー伊藤とは幼馴染だった。)47年22歳の時、茨城県高萩市に居を移し、市役所に奉職。広報広聴係での市報制作等を通して長久保赤水の事績を知る。平成24年長久保赤水顕彰会会長(三代目)となり、県内外で講演、新聞寄稿を多数行う。監修を務めた映画『その先を往け! 日本地図の先駆者長久保赤水』がYouTubeにて公開中。



長久保赤水 享保2(1717)~享和元(1801)年
享保2(1717)年、常陸国多賀郡赤浜村に農家の長男として生まれる。幼名は源五兵衛。15年郷医鈴木玄淳の許で学ぶ。明和5年学問の功により水戸藩の郷士格に取り立てられる。安永8年『改正日本輿地路程全図』完成。安永6年より水戸藩六代藩主・徳川治保の侍講となり、江戸に常勤する。
儒学、天文学、地理学等を広く修め著作多数。
帰郷後の享和元(1801)年85歳で死去。



▼独創の人 長久保赤水
▼二人の母から授かったもの
▼寸陰を惜しみ 五感で学ぶ
▼学問は何のために修めるのか
▼農民から藩主の侍講へ駆け上がった赤水
▼栄達も本懐にあらず 学問は人のために為す

【長久保赤水 家訓】
「それ孝は徳の本なり。わが子孫よろしくこれを行ふべし……この語に事へず、専(もっぱ)らひそかに利を貪(むさぼ)り、色に溺るる者はわが子孫にあらざるなり。欽(つつ)しめや」



*月刊誌『致知』は創刊以来、有名無名を問わず、各界各分野で一道を切り開いた人物の体験談を紹介している。書店では扱わない直販制で定期購読者数115,689名。
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