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徳川ミュージアムの刀剣と具足@水戸市見川1丁目

2021年11月14日 23時50分24秒 | 文化遺産
徳川ミュージアムの刀剣と具足@水戸市見川1丁目







徳川ミュージアムは徳川家康の遺品(駿府御分物)を中心に家康の子である初代頼房、2代光圀ら歴代藩主や、その家族の什宝・書籍など約3万点の歴史的資料を整理保存し一般公開している。
当然ながら、刀などの武具・甲冑・具足は魅力的な展示品。







明治維新後、隅田川沿いの下屋敷が水戸徳川家本邸となった。
1923年(大正12年)9月1日の関東大震災で被災し、水戸徳川家由縁の168振の刀剣・日本刀の一部も被災した。
全焼はしなくとも、蒸し焼き状態となって価値が損なわれたものもあるが、資料として保存展示されているものもある。
本邸跡地は「隅田公園」として生まれ変わったが、門柱が遺され当時を偲ぶことが出来る。





オンラインゲーム「刀剣乱舞」のブームで有名になった「燭台切光忠」は火事の高温で溶け、刀身も焼けて黒く変色しており、波紋も確認できないにもかかわらず、人気を博し5年前頃から「刀剣女子」と呼ばれる若い女性の入館者が訪れる。

それに伴い、焼失した名刀を現代の名匠が再現する「刀剣プロジェクト」が始まった。「太刀児手柏」と「刀燭台切光忠」の二振の名刀が2018年に在りし日の姿を甦らせた。



刀剣男士「燭台切光忠」の等身大パネルやポスターが展示されて在る。
オンラインゲームが如何なるものかは知らないが、若い方々が刀剣や歴史に興味を持ち博物館や歴史資料館を巡ってくれるのは嬉しいことである。

骨董古美術の世界に足を踏み入れて50年を過ぎたが、具足・刀剣や刀剣小道具
等の金工作品に魅力を感じはしたが購入することはなかった。
鍔・面頬・兜など、一度は手元に置いて眺めてみたい気分もある。



水戸に住みながら、水戸徳川家の歴史などに疎い。
「徳川頼房―初代水戸藩主の軌跡―」展が水戸市立博物館で10月16日~11月21日開催されている。
徳川ミュージアムと併せて訪れることで、理解がさらに深まった。

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