興福寺仏頭展@東京藝術大学大学美術館
11月24日(日)迄
40数年前、30代の前後の頃、縁があって骨董・古美術の世界に足を踏み入れ、奈良や京都の古社寺や美術館や博物館を廻る旅が始まった。
興福寺の国宝館で旧山田寺の仏頭を見た印象は今でも忘れられない。
頭部だけでも(総高98.3センチ)かなりの大きさで、破損したがゆえに余分なものが取り去られ、微笑んでいるようで威厳のある姿。
天武7年(678)に鋳造を開始して同14年(685)に完成した白鳳期の仏像と云うこともあった。
観た当時は、白鳳時代(7世紀後半から8世紀初めまで)という認識はなかったが、後日、飛鳥時代と天平時代の中間に位置する時代で、日本の文化史、特に美術史上でも特色ある時代と知り「白鳳」という語感の優雅さもあり、その時代に憧れをもった。
今回は明るい照明の下、間近に、後方からからも全体じっくりと観ることが出来たのは嬉しいことだった。
調布の深大寺所蔵の重要文化財「銅造釈迦如来倚像」も特別陳列されている。
大きさは異なるが、共通する要素は多い。
11月24日(日)迄
40数年前、30代の前後の頃、縁があって骨董・古美術の世界に足を踏み入れ、奈良や京都の古社寺や美術館や博物館を廻る旅が始まった。
興福寺の国宝館で旧山田寺の仏頭を見た印象は今でも忘れられない。
頭部だけでも(総高98.3センチ)かなりの大きさで、破損したがゆえに余分なものが取り去られ、微笑んでいるようで威厳のある姿。
天武7年(678)に鋳造を開始して同14年(685)に完成した白鳳期の仏像と云うこともあった。
観た当時は、白鳳時代(7世紀後半から8世紀初めまで)という認識はなかったが、後日、飛鳥時代と天平時代の中間に位置する時代で、日本の文化史、特に美術史上でも特色ある時代と知り「白鳳」という語感の優雅さもあり、その時代に憧れをもった。
今回は明るい照明の下、間近に、後方からからも全体じっくりと観ることが出来たのは嬉しいことだった。
調布の深大寺所蔵の重要文化財「銅造釈迦如来倚像」も特別陳列されている。
大きさは異なるが、共通する要素は多い。