「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

つくば駅周辺。

2011年11月24日 20時56分29秒 | 散歩
つくば駅周辺。

高速バス「TMライナー」

「榎戸庄衛展」を観るため、「TMライナー」を利用してつくば市に行った。
水戸~つくばセンターを結ぶ高速バスで料金は¥1000。
以前はもっと本数が有ったようだが、今は1日1便と云う感じ。
料金は割安だが、約2時間かかる。
東京までの高速バスとさほど変わらない感じだ。
水戸市内を出て、高速に乗るまで約1時間かかった。
土浦・桜ICを下り学園東大通りに出ると、広く車線の多い道路が数多く存在する。どちらが優先か分からない。
1980年代ごろまでに学園都市として計画された街ならではの風景。
とは言え、30年以上を経過した古さと、計画された人工的な街の落ち着きなさも感じる。
近い将来、水戸を抜いて茨城県第一の人口を擁する都市となるのは確実なのだが。

終点の《つくばセンター》は東京の郊外と云う感じ。
バスターミナルから各方面へのバスが発着している。
地下には2005年に開業した「つくばエクスプレス」の始発駅。

いつも「茨城県つくば美術館」だけを観て戻ってくる。
今回は帰りのバスの時間まで、つくばセンター周辺を散策した。





美術館の直ぐ近くに「つくばエキスポセンター」科学博の時の施設の一部か?
前面に大きな池、プラネタリュウムもある。

池に連なって、中央公園がある。
広大な敷地は、若干の高低差がある。
樹木も時間と共に大きくなったから、手入れは不十分。
落ち葉が散らかり放題。
このテーマはどの街も共通で、作っても以後の管理は出来ない。



ノバホールやホテル・オークラのある一画は人もまばら。



ショッピングモールには大勢の人。



メリーゴーランドには行列が。

隣のショッピングモールはイオンつくば店・西武百貨店筑波店・Q`t・ライトオンなどは活気があった。
特に、Q`tのモールやフードコート等は。若い人や家族連れで賑わっていた。

つくば市のエリアは広大で、大手企業の研究拠点が多数存在し、外国からの研究者や留学生が多いから外国人を多く見かけた。

インテル日本法人・カスミ・寺島薬局・ライトオンなどの本社も多い。

今後さらなる発展が見込まれるにしても、何か物足りなさを感じる街である。
一日500円のレンタサイクルもある。
春に成ったら再訪し自転車を借り、隠された魅力を発見したい。
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榎戸庄衛展  @茨城県つくば美術館 

2011年11月24日 00時34分35秒 | 美術展
榎戸庄衛展  @茨城県つくば美術館 11月27日迄






再考-茨城の近現代美術(I)として、戦前から戦後にかけて活躍した洋画家、榎戸庄衛(1908-1994)の初の大回顧展が開催されている。
会期残りわずかとなって、やっと行くことが出来た。

僕が骨董古美術の世界に関心を持った頃、榎戸さんの縄文土器や埴輪を始め、陶磁器をコレクショは素晴らしい。とは有名な話だった。

その原点は、戦時中に常陸太田市に疎開した時に、水戸や太田の趣味人との出会いがあった。僕の尊敬する彫刻家・後藤清一さんや眼科医の山上鎮夫さん等だ。

晩年、東京は住む処にあらず。と大洗に転居している。
大貫海岸を見下ろす高台に洋風の住まい。
そこに古美術のコレクション。
夢のような世界だ。
一度は拝見したと思っていたが、残念ながら実現しなかった。


抽象画家だが、所蔵の器や仏像を墨絵に描かれているのを観る機会も有った。
その全貌は知らなかったから、是非とも観たいと思っていた。

桜川市(旧岩瀬町)に生まれ、旧制中学卒業後に上京した。
仕事の傍ら、太平洋美術学校に学び官展で特選となるなど頭角を現した。



女性や子供を明るい色彩で描いた具象画だ。

1949(昭和24)年に牛島憲之らと立軌会を結成後は在野となる。





土器や埴輪などに触発された古代への幻想により画風は抽象化する。



更に、「埋もれた歴史」と題し、構成的な作品に成って行く

独自の画境を拓いた「原始」シリーズ。

短期間で目まぐるしく作風は変化した。
立軌会を退会してからは完全な無所属を通している。
群れることを好まず、現代社会への批判と、古代への深い共鳴があった。

今回の展覧会は『茨城の近現代美術』のシリーズⅠとして企画されたようだ。
会派に属さず、孤高の道をたどった作家は評価される機会が少ない。

「茨城県つくば美術館」の担当学芸員に敬意を表したい。

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