徳川将軍家の庭園・浜離宮恩賜庭園
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東京港区新橋の東京美術倶楽部で開かれた「第17回東美特別展」を観にいった。この催しは東京の有力美術商が3年に一度自慢の作品を展示販売する。今回は65店が出展した。古美術から近代まで、現在流通している美術作品の最高レベルに属する物が集められている。ということなので、参考に観るだけである。65のブースを見て回るだけでも軽く2時間は経過してしまう。
疲れた頭をやすめるためも有るが、近くにある「浜離宮恩賜庭園」を訪ねた。浜離宮は元は徳川将軍家の庭園だったから誠に広大である。当時は江戸湾の最先端で江戸城「出城」とし手の機能も果たしていた。現在は遥か先まで埋め立てられて街が出来ているし、周辺は汐留の再開発で高層ビルに囲まれてしまっているが、庭園の周りは未だに海水に囲まれている。
広い園内には2箇所の「鴨場」も在る。文字どうり鴨を捕獲する場所だが、えさとおとりのアヒルで引き掘りにおびき寄せ、機を見て土手の影から網ですくい寄せる猟をした場所。めったに見られない施設だから仕掛けを見るのは面白い物だ。「潮入りの池」は大泉水で海水が取り込まれた池で、潮の干満によって池の表情を変える様式。池の中にはセイゴ、ハゼ等の海水魚も棲息しているそうだ。中ノ島には「御茶屋」が建っている。此処からの眺めは見事である。東京湾に面した所には「将軍の上がり場」という小さな船着場が現在も残されている。当時、将軍が船に乗り降りした場所。そのすぐ脇に「水上バス・発着所」が在る。浅草・両国等からの水上バスで庭園を訪ねる事が出来る。桜の咲く頃、水上バスで隅田川を下りながら花見をして浜離宮にいたるコースは最高と思った。来年は是非実現したい。この辺りからは、レインボーブリッジやお台場など臨港副都心を一望できる。
「お花畑」は四季折々の花が咲くような仕掛けになっているようだ。今の時期はコスモスが咲いていた、キバナコスモスという名の変種も植えられていたが、コスモスは普通のピンクや白がきれいだ。その隣は「ボタン園」になっているが今の季節、花は咲いていないのは残念。しかし、園内は年間を通して色とりどりの花が見られるようになっている。何箇所かの「野外広場」は芝生で弁当持参の家族連れや会社の仲間という感じの人たち等、銘々に愉しんでいる。海風が涼しいので夏等は特に快適かもしれない。広い園内はのんびりとすごしても飽きは来ないだろう。
通路は砂利の敷かれた細い道、開園から300年経過した自然な森など作り過ぎないよさがある。西の谷緑地公園も小さいながら、自然を生かし、少々季節の花などで彩られて、人々がゆっくりと一日を過ごせるような公園になってほしい。と願っている。
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東京港区新橋の東京美術倶楽部で開かれた「第17回東美特別展」を観にいった。この催しは東京の有力美術商が3年に一度自慢の作品を展示販売する。今回は65店が出展した。古美術から近代まで、現在流通している美術作品の最高レベルに属する物が集められている。ということなので、参考に観るだけである。65のブースを見て回るだけでも軽く2時間は経過してしまう。
疲れた頭をやすめるためも有るが、近くにある「浜離宮恩賜庭園」を訪ねた。浜離宮は元は徳川将軍家の庭園だったから誠に広大である。当時は江戸湾の最先端で江戸城「出城」とし手の機能も果たしていた。現在は遥か先まで埋め立てられて街が出来ているし、周辺は汐留の再開発で高層ビルに囲まれてしまっているが、庭園の周りは未だに海水に囲まれている。
広い園内には2箇所の「鴨場」も在る。文字どうり鴨を捕獲する場所だが、えさとおとりのアヒルで引き掘りにおびき寄せ、機を見て土手の影から網ですくい寄せる猟をした場所。めったに見られない施設だから仕掛けを見るのは面白い物だ。「潮入りの池」は大泉水で海水が取り込まれた池で、潮の干満によって池の表情を変える様式。池の中にはセイゴ、ハゼ等の海水魚も棲息しているそうだ。中ノ島には「御茶屋」が建っている。此処からの眺めは見事である。東京湾に面した所には「将軍の上がり場」という小さな船着場が現在も残されている。当時、将軍が船に乗り降りした場所。そのすぐ脇に「水上バス・発着所」が在る。浅草・両国等からの水上バスで庭園を訪ねる事が出来る。桜の咲く頃、水上バスで隅田川を下りながら花見をして浜離宮にいたるコースは最高と思った。来年は是非実現したい。この辺りからは、レインボーブリッジやお台場など臨港副都心を一望できる。
「お花畑」は四季折々の花が咲くような仕掛けになっているようだ。今の時期はコスモスが咲いていた、キバナコスモスという名の変種も植えられていたが、コスモスは普通のピンクや白がきれいだ。その隣は「ボタン園」になっているが今の季節、花は咲いていないのは残念。しかし、園内は年間を通して色とりどりの花が見られるようになっている。何箇所かの「野外広場」は芝生で弁当持参の家族連れや会社の仲間という感じの人たち等、銘々に愉しんでいる。海風が涼しいので夏等は特に快適かもしれない。広い園内はのんびりとすごしても飽きは来ないだろう。
通路は砂利の敷かれた細い道、開園から300年経過した自然な森など作り過ぎないよさがある。西の谷緑地公園も小さいながら、自然を生かし、少々季節の花などで彩られて、人々がゆっくりと一日を過ごせるような公園になってほしい。と願っている。