怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

スーホの白い馬その1

2007-03-08 23:56:36 | 教育
光村の2年生国語はスーホの白い馬が最後のお話である。

スーホは白い馬を兄弟のように想い、白い馬はその気持ちに応えるだけの賢さと強さを備えている。
お互いがずっとひかれあい、共に生きて行きたいという読み取りができるからこそ、最後の夢の話まで繋げることができる。

一方、スーホと2年生を重ね合わせる発問として、
「白い馬を拾ったころのスーホは何歳くらいだろう。」
というのがある。

モンゴルの人たちは、競馬大会を今でも開いているのだが、その騎手は5歳から12歳の少年で、走る馬は2才から6才なのだ。
そういった資料を読みながら、結婚が可能かもしれない少年の年齢を12歳くらいと設定すると、白馬が5才馬ならば、白馬を手に入れたスーホはちょうど2年生くらいになる。

そういうことを考える過程を子ども達といっしょに踏む。

スイミーやお手紙ではできなかった現実的な発想を許してくれる作品だ。

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子ども達からの課題設定としては、
「とのさまは、なぜスーホに対し、約束を反古にし、たたき出したのだろう。」
というものが出た。

これは明日以降の読みでいっしょに解いていきたい。

そして、子ども達に、文学作品を読む時の想像力というものが、きちんとレトリックを意識して精確に読むときに説得力があるものが生まれるのだと、最後に少し知って欲しい。
もう、私が教える時間は残りわずかだから。

アナログなデジタル

2007-03-08 22:17:05 | 戯言
本当は「デジタルなアナログ」なのかもしれない。

飛行機のチケットを当該航空会社のHPを利用して先日入手したのだが、支払いにコンビニというのがあった。

ローソンのloppiやファミマのFami(だったけかな?)などの端末を利用するものがあった。

「詳細」を調べると、端末の操作方法がのっていたのだが、端末にはHPで確認した予約ナンバーを入力する必要があるらしい。

じゃあ、そのナンバーはどうデータを持って行くのか?
紙に書いてもっていくのだ。

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デジタルな利用のはずが、アナログなメモ書きがないと機能しないという事実に不安を覚えた。

私の悪いクセで、アナログなモノは徹底してアナログな感触がないと気持ちが悪いのだ。
(実はFaxが嫌いなのはそんな理由だったりする。)

昔、写真をやっていた時代があるのだが、カメラもダイヤル式ならオールダイヤル感覚が好きだった。
ダイヤルタッチのスイッチとかは大嫌いだった。
それならプッシュボタンで作って欲しかった。

そんな感触を思い出した。


あー久々の「戯言」だった。すっきり。

がんばれ嫌い

2007-03-08 21:07:52 | 戯言
「頑張らないように頑張る」と言うと、「やっぱり頑張るのか?」と拍子抜けになる。
そこいらへんの力の抜け具合が「頑張らない」に通じるのかもしれない。

なんか阿呆な話だが、
「頑張れ!頑張れ!」
という応援(声援)は、結構無責任な話だと思う。
そのときのやっている方は頑張っていないわけはないだろうし、いっぱいいっぱいなのにどう頑張るのだと思うだろう。

応援は応援する側にこそ意義があるのでなければ、具体的に相手の身になって応援してやるのが筋というものだろう。

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私は自分がそう言われるのが嫌なので、あんまり「頑張れ。」とは言わない。

そう言えば「マエハタ、ガンバレ。」というスポーツ史か報道史に残る、葛西アナによる名(迷?)実況中継があったな。
どっかに音源落ちてないかな。(久しぶりに聞いてみたい。)

管理職について一考

2007-03-08 06:39:29 | 教育
mixiで管理職評価の話が出ていて思ったことがある。

民間もそうなのだろうけれど、管理職を計画的に養成しているシステムってないのだな。
そう思った。

実は、学校の管理職のシステムは、法規的にも命令系統的にも整理されて(きつつ)いるだろうし、その権限も昨今は強化される方向で動いている。

しかし、東京都の学大閥による管理職の上下関係作りや、互助的な養成などは、暗に批判の的になりやすいので目立たないし、閥外の校長もとても増えてきていると思う。

大学などのマネージメント養成系の学部学科はあるだろうが、どこまで学校管理職に適応できるのだろうか。
しかし、そういった場所が有効活用可能でも、そういった経歴を有したり、積極的に研修などで活用したりという話は聞いた事が無い。

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現場上がりのYesManが管理職になっているという見方もあながち一笑に伏してしまうことはできないだろう。

学校経営をするスタッフというのは必要だが、その魅力や力量を身につける方法はあまり見えてこない。
ましてや民間と違い、社長的なポストではないくせにトップ的な配置になる点もどうか。
付け加えて、営利を追求し、(もちろん会社のためということもあろうが)自分の懐もあたためられる民間社長に比して、学校トップなどは名誉は得られるかもしれないが、懐の保温追求にはたいしてならない。
(給与体系として、上へのアピールが強いヒラメ管理職の場合、少々暖まり具合がいいのは知られているが)

別に金の為だけにやれとはいわないけれど、一つの民間との比較材料にはなるだろう。

他にも考えたけれど、乱筆乱文、尻切れとんぼでここいらへんでおしまい。