怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

式はだれのものか

2007-03-03 19:14:21 | 教育
ま、教員のものではないはね。

そういった意味では、校長の「職務命令」という権限を守ったという意味では肯定される判決なのだろう。

そして、たぶん、判決によるならば、式は教委のものということになるだろう。

子どもでも、保護者でもないね。

「テープで間に合うではないか?」という意見も目にしたことがあるが、それも教委は「式のガイドライン」のようなものを管理職宛に下達しているから、絶対あり得ない。
教委による式中の教員監視体制などの異常性を見ると、絶対である。
自ら火中の栗を拾うような管理職は当世皆無だろう。

今やコンビニのように、企画統一された式が管理統制されて行われるのが公立の「式」ということになる。
だから、会場(となる、例えば体育館などの場所)内はその統制、規制の縛りが守られるだろうが、そこを離れると(例えば在校生による見送りの花のアーチなど)自由な空気が在るような形がしばらく続くだろう。

兄や姉を何年か前に卒業させた親なら、弟の卒業式などがそうなっていることを簡単に確認できると思う。
もちろん、それ以前に、その学校が自由な空気に包まれ、卒業式が学校側の配慮による手作りの式であることが前提だが・・・。
(前の式が良いと感じるなら、少なくとも石原都知事を辞めさせることである。)

そして会場の外にもいずれ規制がかかるようになると・・・。

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君が代伴奏命令「合憲」 拒否教諭、敗訴確定 最高裁が初判断(産経新聞) - goo ニュース2007年2月28日(水)03:08
 東京都日野市立小学校の入学式で「君が代」のピアノ伴奏を拒否して戒告処分を受けた音楽教諭の女性(53)が、「校長の職務命令(伴奏指示)は思想、良心の自由を侵害するもので憲法違反」として処分取り消しを求めた行政訴訟の上告審判決が27日、最高裁第3小法廷であった。那須弘平裁判長は職務命令について「思想および良心の自由を定めた憲法19条に反するとはいえない」との初判断を示した上で女性教諭側の上告を棄却した。女性教諭の訴えを退けた2審・東京高裁判決が確定した。
 1審・東京地裁と2審の判決などによると、女性教諭は平成11年4月、入学式で校長から「君が代」のピアノ伴奏を指示されたが拒否。東京都教育委員会は同年6月、地方公務員法違反(職務命令違反、信用失墜行為)に該当するとして戒告処分とした。

 那須裁判長は判決理由で、女性が「君が代」が過去の日本のアジア侵略と結びついているとの思想を持っていることに絡み、「ピアノ伴奏を拒否することは女性にとっては歴史観ないし世界観に基づく一つの選択ではあろうが、一般的には不可分に結びつくものということはできない」と指摘。ピアノ伴奏の職務命令について「特定の思想を持つことを強制したり、児童に対して一方的な思想や理念を教え込むことを強制したりするものではない」と判示した。

 さらに「入学式等において音楽専科の教諭によるピアノ伴奏で国歌斉唱を行うことは、学習指導要領などの趣旨にかなうものであり、本件職務命令はその目的および内容において不合理であるとはいえない」とした。

 判決は5人の裁判官のうち、4人の裁判官一致の意見。藤田宙靖裁判官は「『思想および良心』とは正確にどのような内容であるかについてさらに詳細な検討を加える必要がある」との反対意見を付けた。


しかし、この強制行為が計画的、作為的なのは、事件において伴奏テープが用意されており、ピアノ伴奏が行われなかった10秒程度後にそれが流されたのだそうだ。
起こるべくして起こった事件。
エグイ管理職だ。
こんなヤツのもとで、肩肘はっていた音楽教員は哀れだ。

3月3日

2007-03-03 13:33:33 | 戯言
今日は節句の一つ、いわゆる「ひな祭り」とか「桃の節句」とか呼ばれる日。
節句の名前的には「上巳(じょうし)」というのだそうだが、あまり一般化していない。
(リンクはWikipedia)

個人的にはバレンタインと同じで、世相風俗に合わせていろいろ変遷をもっているのだが、「何がなんでもやってやるのだ」とか「これで季節感を」とかいう「思い込み」でしかない行動を強制されると拒否反応をおこしてしまう。
「やりたい人がやりたいだけのものでやる」というのがいい。

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時に、君が代の伴奏拒否に対する判決が降りたが、一方で、どこかのネットブログを読みふけっているうちに、校長は伴奏などさせずにテープでも流せばだれも傷つかないという人間的な配慮ができないのだということを思った。
管理職も不自由なのだろうが、情はわかない。
利己的な理由で機転を利かせることもできない管理職が増えているだけのことだと思うし、そんなこと考えるだけでばかばかしい。

教委改革の端

2007-03-03 11:33:39 | 教育
読み方が難しい記事だ。
文科省、内閣府、その他の思惑を下敷きにしないといけない。

「安易に教育の管理を国がやればいいじゃないか」という議論になっていない歯止めはどこにあるのかは気なるところだ。

やはり、こういったパンドラの箱を開いた安倍=教育再生会議の功罪は量られるべきではないだろうか?
私はこういった方向でしか話が進まない教育のシステム論議には甚だ否定的だが。

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「教育長人事への国の関与」盛り込まず 自民教育再生委(産経新聞) - goo ニュース2007年3月3日(土)03:18
 自民党教育再生特命委員会(委員長・中山成彬元文部科学相)は2日、政府が今国会に提出する教育再生関連3法案の骨子案を協議し、大筋で了承した。ただ、教育委員会制度見直しについて(1)都道府県教育長任命への国の関与は認めない(2)教委の私立学校への「指導」の文言を削除する-との条件を付けた。教育長人事への国の関与には公明党も反対の立場で、法案には盛り込まれない方向となった。
 政府の教育再生会議が1月の第1次報告で教育長人事への国の関与を打ち出したこと受け、文科省が地方教育行政法改正案の骨子案に盛り込んた。しかし、政府の規制改革推進会議や全国知事会など地方6団体が平成12年の地方分権一括法で「国の都道府県教育長に対する任命承認権」が廃止された経緯から「地方分権に逆行する」と反発。同日の自民特命委でも、出席した全国都道府県教委連合会など関連団体から反対意見が相次ぎ、法案に盛り込まないことを決めた。

 公明党の太田昭宏代表も記者会見で「地方分権の流れの中で現在の体制になっている。分権を重視した判断をすべきだ」と述べていた。

 一方、教委の私学への関与について骨子案が「専門的な指導・助言・援助」を行えるよう規定したのに対し、出席議員から「私学の自主性を考えると、『指導』は強すぎる」と異論が出たため削除されることになった。

 また、教育水準の確保や法令違反など不適切な事務があった場合に勧告・指示を行う文科相の権限強化について関係団体から反論が噴出していたが、「箸(はし)にも棒にもかからない学校がある。ぜひ必要だ」(出席議員)として盛り込まれた。

性教育が恥ずかしい

2007-03-03 10:31:26 | 教育
あ、そ。

巷のイメージはそんなもんなの?

私はそうは思わない。
生き方教育としての性教育はなかなか広がらない。
生理現象だけ説明していてどうする。

下半身教育から抜け出すには道は遠いなと感じる。

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私の性教育の基本は、私の左だがリベラルな家庭で育った生い立ちと、高校時代に出会った先生の影響は否定できない。
が、別に特殊な事情がなくても、だれもが乗り越えて行けるものだと思っている。

しかし、先生という人種はみんな真面目で御堅い。
そこがネックだな。たぶん。

キーボー島から見る情報教育

2007-03-03 10:25:53 | 教育
スズキ教育ソフトさんのHPが提供するサービスに、「キーボー島」というタイピングマスターサイトがある。
学校のクラス単位で登録申請して参加できるシステムだ。
上位レベルで融通の効く「キーボー島DX」もある。

今年度も登録してクラブ活動で使った。

一太郎スマイルなどのタイプソフトもあるのだが、こちらの方がタッチタイプを意識する上で優れている。
スモールステップで臨めるのがよい。

スズキ教育ソフトさんは前任自治体からのおつきあいだが、頑張っている方だと思う。
(いろいろケチをつけさせてもらっているのだが・・・。)

私の情報教育に対する視点は、現在の学校システムへの適合性に関して、その展望はたいへん悲観的なのだが、メーカー的にはがんばっているところがあるということは大切にしなければならないと考えている。

情報=PCとなるのはご時勢なのだろうが、これからは携帯やSNSなどにも対応しなければならなくなるだろう。
タイピングばかりやっているとサルになるよという意味で、現任校を見る限り、先行き暗いなと・・・。

ま、「総合的な学習の時間に適当にやっといてね」の情報教育になってきたということは、そろそろ食い尽くされた感があるということだ。
そろそろ底だね。小学校情報教育。(もともと浅かった)

次は英語か?食育か?

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異動先は情報教育指導者育成と言う意味で都内トップレベルにあるらしい。
どうなることやら。