怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

たのしい体育・スポーツ3月号(学校体育研究同志会)その1

2007-02-28 23:02:31 | 教育書
同志会東京支部のHPはかろうじて機能しているものの、全国版HPがつぶれているようだ。
全国規模の活動が素晴らしい同志会なのだが、これは惜しい。

さて、3月号が届いたので、いつものトイレ読書。
(夜なので短めに・・・。)

特集が「幼年教育からのメッセージ(幼保一元化と保育現場)」というものだった。

体育中心の雑誌なのだが、きちんと教育全般に目配せを忘れないところが同志会らしいところ。
まずは特集へのブリッジである「かぜ」コーナーに書かれた武藤氏の文に目を通した。

わずか1ページだが端的に幼保一元化にあたっての問題点をまとめてあり、引き込まれた。
われわれ教員が、なぜこの幼児期から教育を考える必要性があるのか、保護者の視点を含めて説得的に書かれていると感じた。

また、わたしも保育園に子どもをあずける親だ。
そして、わたしの住む自治体も保育行政に関しては失政を繰り返している。
それだけに身近に問題を感じることができる。

読み応えがありそうだ。

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蛇足だが、裏表紙に「月刊体育科教育」の4月号の広告が刷ってあった。
特集が「体育は「いじめ」になにができるか?」だった。

ここの編集に携わる人を知っているが、相変わらずマニアックかつストイックなテーマ設定をしていると感じた。

あんまり雑誌を購読すると生活していけなくなるし、時間もそんなにないので購入はしないだろうが、近場に購読者をさがしてしまいそう。

中教審の動き

2007-02-26 03:39:09 | 教育
1.教育改革関連3法の改訂
 教育基本法改訂より、引き続き、安倍主導の教育改悪の手続きは進行している。
 特に、教育3法に関わる部分での改訂手続きは、現場に直接的な影響を及ぼすため、その性急な改訂についての裏を読んでいかなければならない。
 安倍は国による教育の強権的な管理統制を行うシステムを構築しようとしていると私は見ている。
 これは、今までそこにあった教育の自由と教育における個人の福利と将来性を奪う可能性をもっている。
 へたに合理性だとか能力だとかの主義主張を受け入れ、迎合すると、教育の荒廃は免れないだろう。

 地教行法に関する点では、教委は独歩で反意を示して行くのだろうか?
 どう転んでも責任をとらずにすむように・・・ということか。

2.教員の管理統制が強まるだろう。
(ア)免許更新制度により、恣意的な判断のもとに、今まで以上に教員が子どもの側に立って生きにくくなるだろう。
 経済的なロスも無視できない。
 不要教員がいるのかもしれないが、それはどういった把握の仕方なのか、どの程度なのかを評価せずに、ただ「切るぞ」というシステム作りをするのはおかしい。裏を読まざるを得ない。
(イ)人材確保法は、過去を振り返ると有志の教員側からの給与訴訟が継続している最中に決定している。教員側がぎりぎりの状況でゲットした既得権だ。
 「4%」という数字の妥当性も問題かもしれないが、それは教員側の問題ということではない。
 また、「残業手当」という基準が用いられないとするならば(文科省幹部がそう言っている)、現在までの数字の評価も含めて、労働者側の意見をしっかり聞き入れて(文科省幹部がその首を賭けて)判断するべきである。
 正当性がなければ再び訴訟ものである。
 教員の労働時間などの状況を調査しておきながら、そういった数字をきちんと用いていないのも議論上、大問題だろう。
(ウ)鍋ぶた構造からピラミッド構造へ。
 現在の教員の人材活用システムがうまくいっていないのならば、そういう評価をしっかりして後にてこ入れをすればいい。
 これは管理統制のシステム作りが先にある。
 民間や一般公務員とは比べ物にならないくらい効率が悪い部分があるのが公立学校のシステムであるが、管理統制をしようとしたところで、成果主義前提では、横のつながりが更に分断され、組織としての力を失うのは目に見えている。

 「現場の声をもっと聞いてほしいものである」というのは、この記事/事実の前ではもう遅い言い回しなのだろう。

3.中教審自体の問題がある。
 今回の答申は突貫工事だということ。
 日曜返上の異例だそうだ。
 パブリックコメントの期日(超)短縮もそうだ。

 教育基本法改訂時もそうだったが、先に納期ありの議論で何が会議/審議だろう。
 議論が紛糾する事を物理的に許していない状況なのだから、そういう設定をした側(文科省と首相)に大きな責任があるし、今回の中教審の内容が、現実的に現場教育に必要な施策として自ずと齟齬を抱える可能性があることを否定できない(というか、ある)。

 一つ思うのは、「教育再生会議」という、とんでもない事件が、「中教審」の積み上げてきた審議に損傷を与えたということだろう。これは安倍の、中教審の過去の審議内容の是非によらない、政治的大罪だ。

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中教審の動き(参考記事3)

2007-02-26 03:01:11 | 教育
これも朝日新聞なのだが、更新制の中身の一部と義務教育の目標の設定が気なる。

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教員免許更新、管理職は講習免除 教育2法案ほぼ固まる(朝日新聞) - goo ニュース2007年2月22日(木)06:06
 文部科学省は21日、文科相の諮問機関の中央教育審議会(中教審)に、政府が今国会への提出を目指している教育関連3法の改正案の概要を示した。
 教員免許更新制では校長ら管理職の講習免除を盛り込んだ。この更新制や義務教育の目標、副校長や主幹の新設には大きな異論が出ず、2法案の内容がほぼ固まった。一方、教育委員会のあり方をめぐっては意見が対立したままだ。

 文科省は同日、3法案について意見募集を実施すると発表した。通常の「パブリックコメント」は30日間で締め切るが、今回は22日から1週間のみ。突貫ぶりが改めて浮き彫りとなった。

 教員免許の更新制導入は教員免許法の改正案に盛り込まれる。免許の有効期間を10年とし、更新には講習を受けなければならないとする内容で、06年の中教審答申とほぼ同じになった。講習は30時間を想定し、校長や教頭など勤務実績を考慮して「必要性がない」と判断された場合は、講習の必要がないとした。指導力不足教員対策として、同時に教育公務員特例法も改正し、認定された場合は研修を受けなければならず、研修中は免許更新の対象にしない。

 学校教育法の改正では、これまで学校種別に設けていた教育の目標のほかに「義務教育の目標」を新たに設定。教育基本法の改正で入った「公共の精神」や「我が国と郷土を愛する態度」などを盛り込む。また、これまでの中教審の議論を踏まえ、学校の自己評価とその公表の義務化や、副校長や主幹、指導教諭の新設も提案している。

 この二つには、21日の会議で大きな異論は出ず、このまま法案となる可能性が高い。しかし、地方教育行政法の改正では、政府の教育再生会議が提案した、教育委員会への国の是正勧告・指示権を盛り込むことを中心に21日も反対意見が出ている。

中教審の動き(参考記事2)

2007-02-26 02:52:58 | 教育
こちらは教員給与について。
朝日新聞。

残業代と人材確保法の関係。

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中教審、教員給与に関する答申案を大筋了承(朝日新聞) - goo ニュース2007年2月25日(日)20:20
 中央教育審議会は25日、教員給与に関する作業部会がまとめた答申案を大筋で了承した。学校教育法の改正で新設する予定の副校長や主幹、指導教諭といった職制ごとに、給与に差をつけることが柱だ。焦点となっていた残業手当の導入については結論を出さず、文部科学省内での検討に委ねる。文科省は今夏の概算要求までに詳細を詰める方針だ。

 教員の給与は人材確保法で一般行政職より優遇されているが、今年度中に「廃止を含めた見直し」が求められている。この点について答申案は、人材確保法を堅持しつつ優遇措置のあり方を見直すとしている。

 このほか、管理職以外に一律、本給の4%分が支給されている教職調整額については、給与のメリハリをつけるため「廃止して残業手当にすべきだ」という意見が答申案に記載された。だが、「作業部会では少数意見」(文科省幹部)として、導入の公算は小さいとみられる。働きぶりに応じて支給額に差をつける案も答申案には提示されており、この方向で調整が進みそうだ。

中教審の動き(参考記事1)

2007-02-26 02:51:05 | 教育
なぜか報道各紙にずれがあるので・・・。

まずは読売新聞。

3法と更新制に対する了承の見込み。

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教員免許更新・副校長新設の改正案、中教審が了承(読売新聞) - goo ニュース2007年2月25日(日)20:06

 中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)は25日、文部科学省から示された教育改革関連3法改正案骨子のうち、教員免許更新制を新設する教員免許法改正案、副校長などを新設する学校教育法改正案を了承した。
 国の教育委員会への関与の在り方を定めた地方教育行政法改正案に関しては、内容の一部に異論が出たため改めて協議する。
 文科省は中教審から3月初旬に答申を受けた後、3法改正案を国会に提出する。

 学校教育法改正案では、昨年末に成立した改正教育基本法に基づき、義務教育の目標に「我が国と郷土を愛する態度を養う」などが盛り込まれた。
 学校運営の体制強化のため、幼稚園や小中高などで、従来の「校長―教頭」に加え副校長・主幹・指導教諭を設置できることなどを規定する。

冷たく悲しい

2007-02-25 18:47:16 | 戯言
今の自分には涙を抑えきれない記事だ。

赤ちゃんポストについて書いた話もそうなのだが、「幼い命」(こういってしまうと特別視していることはわかっているのだが・・・)が、その生命の存亡に関わる重大事を、産みの親の手で決定されてしまう状況は必然だが悲しい業を感じてしまう。

もちろん今に始まったことではない。
でも、こういったことに、何らかの背景を感じ、改善を望む気持ちを抱くのが人なのではないだろうか。

子どもを失った悲しみは、目をそらすことはできても癒されることはないと今は思っている。

この子の冥福も祈りたい。

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スーパーの袋に赤ん坊の遺体 愛知・一色町の公園造成地(朝日新聞) - goo ニュース2007年2月24日(土)21:30
 24日午後2時15分ごろ、愛知県一色町小藪船江東の公園造成地で、工事関係者から「造成地内に捨てられていたスーパーの袋から、足のようなものが見える」と西尾署に通報があった。袋の中からはタオルでくるまれた赤ん坊の遺体が見つかり、同署が死体遺棄容疑で調べている。
 調べでは、遺体は女児で、へその緒がついていた。あずまや風のベンチの上に袋が放置されていたのを、工事のようすを見に来た会社社長(39)が見つけたという。
 現場は三河湾に面した埋め立て地の一角。この日も公園の工事関係者が出入りしていたという。

まず人と金が必要

2007-02-25 10:47:31 | 教育
人を助ける医者を殺すシステムがあるのはまずい。

一般の人はこういったことに鈍感なのではないだろうか?

「私も厳しい。」
というのは言い訳にしか過ぎないことを認識すべきだ。
つまり、自分もそういう状況になっていることを改善できないと思い込んで何もしていないかもしれないと疑う事をやめていることに気づいて欲しい。

ホワイトカラーエグゼンプションのこともそうだ。

過労死必定の話を、さも益のあるかのように語るエコノミストなどがテレビに出たら、即刻抗議の電話を入れるべきだ。
そんなものを法的に導入しようとする政治家がいたら、まず署名運動に参加すべきだ。
そして与党をつぶすべきだ。

「つぶしたら世の中たいへんだ。」
なんて善意をそのときだけふるうのはやめて欲しい。
目の前で死んでいく善意の人たちの方がよほど大切だ。

「ブラックジャックによろしく」という漫画がまったくのフィクションだと思っている人は世間に発言をしたり、選挙にいって欲しくない。

先日の飛行機の整備士が過労死した事件と被るのだが、こうして必要な人が亡くなるなんてことが繰り返される「企業の論理」だとか「民間並み」だとかいうイデオロギーにいつまで人権が無視されていくのか不安でならない。

繰り返して言う。
「会社/大企業も与党/国家も人を守ってくれはしない。そうなればいいという幻想か夢遊病にすぎない。システムは現場の人間が生きやすいように変革しなければ意味が無い。」

そして、肥え太る大企業から、早く金を吐き出させ、人をよりよく育てられる環境を整備しなければならない。

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小児科医死亡は過労死 時間外、月100時間超 道労働局認定(北海道新聞) - goo ニュース2007年2月23日(金)09:00

 道北の公立病院などに勤務していた小児科医の男性=当時(31)=が突然死したのは、月百時間を超す時間外労働による過労死だとして、遺族が旭川労働基準監督署に労災を申請していた問題で、北海道労働局は二十二日までに、労災と認定し、遺族補償年金の支給を決めた。医師の過労死認定は全国的にも極めて珍しい。医師不足の原因の一つとされる勤務医の過酷な労働実態の見直しを求める声が、さらに強まりそうだ。
 男性医師は二○○二年四月から○三年七月まで臨時職員として、○三年八月から正職員として、公立病院に勤務。同年十月に富良野市の民間病院に移ったが、六日目に自宅で突然死した。
 遺族や関係者によると、男性は公立病院で、一市三町(当時)の小児救急を他の医師二人と共に支えていた。午前九時から午後五時の通常勤務に加え、泊まり込みの当直が月三-四回あった。さらに救急患者のために待機する当番が月二十-二十五日あり、多い日で一晩に五回呼び出されたという。月の時間外勤務は平均百時間を超え、休みは月に一、二日だった。
 小児科の救急外来には毎晩平均五人の患者があり、男性の当時の上司は「患者数に比べ医師が足りなかった」と打ち明ける。
 また、富良野の病院ではわずか五日間で三十二時間の時間外労働をしていた。突然死する前日の夜も呼び出しの電話で飛び起き、病院に向かったという。
 遺族は「『僕が死んだら働きすぎだから』ってよく冗談で言っていました」と振り返る。
 国は業務と疾患の因果関係を認める基準として「発症前二-六カ月間、月八十時間を超える時間外労働」を挙げているが、医師の死亡前一年間の時間外労働は毎月百時間を超えていた。
 労働局労災補償課は「労災保険の対象外の公立病院正職員だった二カ月を除く期間で、過重負荷の労働があったと判断した」と説明している。
 申請を担当した高崎暢(とおる)弁護士(札幌)は「あまりに過酷な勤務であり、(職場管理者が)事前にやめさせるべきだった。労災認定は当然」と指摘。医師が勤務していた公立病院長は「今は取材に応じられない」と話している。

空中戦の企画者による空中戦

2007-02-24 07:38:47 | 教育
教委も教育長もだれに支持されるのか確信をもっているのだろうか?

少なくとも冷めきった教員からの支持は大して得られないだろう。

こういったもの記事を読むにつけ、「ポーズなんだろう?」と詰りたくなる感情が湧き出るのを押さえきれない。

ま、遠いな。

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教委・教育長の4団体、再生会議改革案に申し入れ(朝日新聞) - goo ニュース2007年2月24日(土)06:04
 政府の教育再生会議の分科会がまとめた教育委員会改革の案をめぐり、全国市町村教育委員会連合会、全国都市教育長協議会、全国町村教育長会、中核市教育長連絡会の4団体が23日、連名で「地方分権改革の推進の観点から問題点がある」と再生会議と文部科学省に申し入れをした。

 4団体は、再生会議が提案している「国の関与の強化」や「都道府県教委による市町村教委の評価」について「市町村教育行政への国及び都道府県の必要以上の介入につながりかねない」としている。

冷静な判断「時数と未履修の話題」

2007-02-24 07:05:16 | 教育
「2学期制を取りやめた」、「見送った」などの話はちらほら聞く。

他にもメリットもあるのだろうが、一番の目的は、「週5日制」による「ゆとり確保」の「逆進性」である「時数確保」という命題。

実のところ、「子どもの実態」や「どのように育んでいくか」などの必要に合わせて設定されているものでない。
つまりは「数字合わせ」のあまりにもばかばかしい問題なのだが、昨今の「未履修問題」などの教育システムの構造的な問題もあり、神経質になっているというところなのだろうか。

今回引用した記事によると、保護者の反対要求があったということだが、教委にとって、もっとも脅威的な存在である「教育の当事者」の要求では、いつもの「施策先にありき」の発想を換えざるを得なかったということだろうか。

年度末のこの時期、先の「未履修問題」などで、多くの自治体が時数の配分についてうるさく報告書を求めているだろう。

報告書は事務手続き。
結局は実態よりも期日が優先されるので、「予定もの」はその中身が実施できるかどうかの見通しは精密には検討されないといってよい状態ではないだろうか。
(少なくともウチはそうだ。書類を提出してしまえば、責任は教委になるから、投げ放題だ。)
(ここでいいたいのは期日優先が悪いといっているのではない。求める側に見通しがないのが問題だといっている。)

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では、そのように考えたとき、未履修問題のようなものは現場責任か?というと、それは違う。
報告書を強いるのは教委や管理職の側で、そこに平の教員に対して納得いく内容の説明がなされないし施策実行が先にあるので、検討したところで教員の声は無視される構造があるからだ。

だから、「未履修問題」に関して、「報告と実施状況が違う」といっても、それはそれで大きな齟齬を抱えていることになる。
結局、現場を知らないお役人方は頭をひねる(ポーズなんだろうが)ことになるし、保護者や生徒側は不信を募らせることになる。

一方、職員会議をやらないところ、職員会議が連絡会になっているところ、校長の施策報告会になっているところなど、「会議」が「会議」として成り立っていない、横のつながりをつぶしている現場は増えている。

やはり成果主義は職場関係の横のつながりを断ち切っているのだ。
本来、こういった構造になれば、管理職やその上の教委などは率先して責任を被ることになるのだが、「あっれー?未履修だったのー?」と責任回避のポーズをとったりすると、一気に現場不信は拡散する。

今、こういった現状に冷静な判断を入れるメスの役目をになっているのは「保護者」しかいないのではないだろうか。

ただ、あまりそこに期待することもできない。
「保護者の目」はそんなに視野が広くないからだ。
本来は教員との共闘が必要だけれども、教員の信用は地に落ちているところもあるだろう。
現状ではそんな難しさがあると思う。

四日市市:2学期制導入せず:保護者らの反対を考慮/三重2月23日11時1分配信 毎日新聞〔三重版〕
 四日市市は22日、小中学校の2学期制を導入しない方針を明らかにした。過去に市内の2中学校で、2学期制に準ずる「2期制」を導入したが、思うような効果が上がらず、保護者から反対意見が出たことなどを考慮。市議会一般質問で川北欣哉教育長が答弁した。
 市立富田中で02~03年度、橋北中で03~05年度に、2期制を実施していた。10月上旬などを境に前期と後期に分けて、定期試験や終業式などの式典の回数を減らし、授業時間数を増やす目的だった。しかし、授業時間は10時間程度しか増えず、受験を控えた生徒の保護者から「夏休み前に成績を知りたい」などの意見が寄せられたため、両校は2期制を取りやめた。
 市教委は「現段階でも、文部科学省が定めた学習指導要領にある授業時間の目安の標準時数を確保しており、無理に導入する必要はないと判断した」と説明している。【飯田和樹】

赤ちゃんポスト

2007-02-23 07:51:57 | 戯言
はっきり言ってよくわからない。

ネットニュースで話題になっているので記事を読んでみた。

熊本の慈恵病院とかで、生んだ赤ん坊を育てられない状況の親が、その赤ん坊を置き去りにできるポストだということ。
その赤ん坊は命を救われ、里子にだされるなどの保護がなされるのだということ。

母子の生命保護の観点が中心なのだそうで、ドイツでは導入されているのだとこのこと。

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感情論はさておいて、生命尊重の主張はよくわかった。
それはそれで理解したい。

ただ、現実に里子として育って行くための受け入れシステムや、新生児から里子までの間の保護・養育の経費に関しての批判が出るのももっともな話だと感じる。

導入するというのは勇気のいる決断だが、その実施をサポートする体制というのが日本に確立されなければ画餅になってしまう。

一方で、生命尊重に関わった話として、教育に携わるものとしては、「性と生」の問題としてよくよく考えて行かなければいけない背景的なものを感じた。

最後に、やはり感情論として、遺棄前提での出産というものを無くしていく取り組みということではないのだろうけれど、こういった生い立ちをたどる子どもがいたずらに増えたり、差別がおこったりすることがあるのならば、このシステムは道義的に問題があるのではないだろうかと疑われて当然だと思うし、そういった可能性による疑念を払拭できない点は課題だ。

水仙と暖冬

2007-02-22 23:13:41 | 教育
生活科で水仙の球根を植えていたが、月初めより咲き始め、今ではほぼ全部咲いている。

水だけの結構手間いらずで咲いてくれた。
今年は暖冬のせいか、時期的早い。(早めに咲く品種を選んだのだが、それでも)

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おどろいたことに、ここのところの暖かさで、4月には満開で、子ども達の写真の背景になりがちな菜の花も咲きまくっている。
背が低いようだ。
暖かくなるのが早すぎて、背を伸ばす暇がなかったのか?

教室を羽虫が少し飛んでいる。

季節がなんかおかしい。

チョーキング

2007-02-21 19:06:24 | 音楽
何を今更だが、ベンディングって、自分で音を探すから、自分の持ち味ってのが出るのだねぇ。
ただ、手癖がつくという意味で、リズム感もあらわになったりするから難しいねぇ。

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Jimmy Pageはリズム音痴だとよくいわれるが、それはそうだが、それが味ってもんじゃぁねえかと思う。
でも、しっかりしたタイム感をもっているってのは大事だし、自然にそれができるってのはうらやましい限りだ。

いや、なに、最近、チョーキングばかり練習でつっかえるからさ・・・。
弦を細いのと替えようかな・・・。

優しい世界の学校

2007-02-20 01:05:14 | 教育
むげんさんのBlog「日々むげん」で「学校とは」というエントリーを読んだ。

私はハッとなった部分がある。

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>それでも、子どもたちのほとんどは、愚痴を漏らしつつも学校へ来てくれる。
>ひょっとしたら、私たち大人がワイワイ騒いでいるだけで、大人以上に子どもたちは無意識のうちに「学校へ通うことの大切さ」を感じているのかもしれない。

子どもの感覚を問いかける事からしか出発できないのは「もどかしさ」ではなくて「大事な第一歩」だと常に思える教師でいたいと思った。

いくら教育技術が勝っていようと、いくらカリキュラムの理解に長けていようと、尊敬を集めようと、子どもとともにあろうとして這いつくばる教師でいたい。

ようやくしおちゃんマンさんの言葉「どちらで生きるのか?」についての答えがシンクロした気分。

まだまだだが、少し勇気。
もうすぐ春だもの。