怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

下請け化

2012-10-28 13:47:09 | 教育
学校が責任放棄?通知表、保護者に事前点検要請(読売新聞) - goo ニュース

事務仕事の下請けを保護者にやらせるということなんじゃないかということが、とりあえずの1点。

読売新聞が言うように、「学校が責任放棄?」というのは違うんじゃないか?
これをやらせているのは教委。
あの、問題の「横浜市教委」。
この教委ならばさもありなんと思った人は私とセンスが同じ。

現場サイドから言わせれば、これと大同小異なことを教員スタッフにいろいろやらせてきたじゃないかと、そういうことと同じじゃないかと、つまりはやらせる相手が「教員」から「保護者」に変わっただけだろうと。
そういう風に解釈している。

だから読売新聞のように、問題がわいて出たような印象や、「また学校側かよ」というイメージを煽るような書きっぷりには同意したくない。

問題はこういうセンスしかない横浜教委。
これを醸成してきたのは・・・。


(以下、引用)
学校が責任放棄?通知表、保護者に事前点検要請
読売新聞2012年10月27日(土)15:20

 横浜市教育委員会が通知表の記載ミスを防ぐため、配布前にコピーを児童生徒や保護者に渡し、成績や出席日数などをチェックしてもらうように各校に要請していたことがわかった。

 市教委は「間違えて、子どもの気持ちを傷つける事態を避けるため」と説明。文部科学省は、こうした対策を把握していないという。保護者らからは「学校の責任放棄ではないか」と疑問視する声が出ている。

 要請は7月2日付で、市立小中高、特別支援校の全515校の校長に通知した。誤記載の防止策として「組織的な点検」「担任の最終確認」などに加え、「児童生徒・保護者の事前確認」を「必ず行う」とした。

 事前確認などの防止策は、市教委と校長のプロジェクトチームが検討し、6月に決定した。

 異例の対策に乗り出したのは、昨年11月に市立119校1371人、今年3月には67校858人など、通知表に大量の記載ミスが見つかったためだ。原因は、表計算ソフトへの誤入力などパソコンの操作ミスが多い。3段階評定の小学校で、5年生の評価欄に6年生の評価を書き込んだり、中学では5段階評定を1段階低く記載したりしていた。

 市教委によると、実施方法や、児童生徒側から訂正要望があった場合の対応は各学校長の判断に任せている。事前確認を出席日数に限っている学校もある。市教委が今月19日にミスを発表した小学校18校(93人)、中学校1校(2人)は大半が未実施だった。

 3学期制の学校は7月、2学期制では今月、通知表が配布された。市教委は事前チェックの結果、訂正がどの程度行われたかはまだ把握していないという。

 横浜市青葉区のある市立中(2学期制)では、学校長が今月4日付で保護者に対し、「正式な連絡票(通知表)をお渡しする前に、ご家庭でもご確認を頂くことになりました。誤記がありますと、報道対象になるなど社会的に許されない状況となっております」などと文書で告知。5日に通知表のコピーを生徒に配布し、10日の正式配布前の9日昼までの確認を求めた。

合理的なライン

2012-10-24 21:11:42 | ニュースから
仲井真知事、普天間「日本の本土へ」 米でシンポ(朝日新聞) - goo ニュース

シンプルな解決策の提案だ。
問題はだれが引き受けるかではなくて、沖縄にこれ以上押し付けないか。
さらには、米軍の駐留をどこまで引き受けるかではなくて、諸悪の根源に対応する意思があるかないか。

(以下、引用)
仲井真知事、普天間「日本の本土へ」 米でシンポ
朝日新聞2012年10月24日(水)11:31

 【奥村智司】米ワシントンを訪れている仲井真弘多(ひろかず)・沖縄県知事は23日、東アジアの安全保障をめぐる県主催のシンポジウムに出席した。国内の米軍基地が集中する県の状況を説明。普天間飛行場(宜野湾市)について「県内移設は進展が難しい。日本の本土に移すのが早い」として、日米が合意した現行案の見直しを訴えた。

 シンポジウムには米政府関係者や現地メディアなど約130人が来場。米ジョージワシントン大のマイク・モチヅキ教授ら安全保障に詳しい日米の識者5人と仲井真知事が登壇し、米国がアジア太平洋地域に国防戦略の軸足を移すなかで、沖縄に求められる「役割」を論じた。

 尖閣諸島の問題と日米の対応に話題が向き、仲井真知事は「日米同盟はますます重要になる」と述べ、「同盟の安定のためにも、普天間移設を早く処理しなければいけない。本土に多くある飛行場に移転するのが一番早い」と訴えた。

大阪の教育の足下

2012-10-23 20:41:26 | 教育
大阪の教員採用、異例の追加募集 給与カットなど響く?(朝日新聞) - goo ニュース

倍率が示す以上に現場での混乱は大きいのではないだろうか?
新規採用の問題だけではないだろう。
橋下に投票した有権者はこのままでよいと考えるのだろうか?

(以下、引用)
大阪の教員採用、異例の追加募集 給与カットなど響く?
朝日新聞2012年10月23日(火)19:27

 【金成隆一】大阪府教委は23日、来年春採用の府内の公立学校教員採用試験で、平均倍率が4倍で史上2番目の低さだったと発表した。中学の理科では倍率が2を切り、府教委は「水準に達する人材が確保できなかった」として異例の追加募集を行う。

 大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)の主導で厳しい教員評価などが盛り込まれた条例の施行後、初の採用試験。大阪府では橋下前知事時代から給与カットが続き、小中学校教員の平均基本給が全国平均より月約2万8千円低いことも響いた可能性があるとみられる。

 倍率が下がると教員の質の維持が難しくなるため、府教委は、出身大学の推薦を受けた受験者の1次試験を免除するなど受験生確保に腐心。だが中学理科の倍率は、大阪の1.9倍に対し、近隣の兵庫県は3.1倍、京都府は3.85倍、中高の教員を共通枠で採る東京都では5.44倍。理数系教員の確保は他の自治体でも課題とされるが、中でも苦戦ぶりが目立った。

齟齬

2012-10-20 15:12:31 | ニュースから
橋下氏「けんかには自信」=日本維新が全国遊説開始(時事通信) - goo ニュース

スネ夫人生を勧めるくらいだから、せいぜい権力者として弱い者いじめをするのだろう。
それは「けんか」ではない。
彼に「喧嘩」を語られるのは、はっきりいって気持ちが悪い。

西郷隆盛や西南戦争を引き合いに出したとか。
ぜんぜん違うのではないか?
実は、これは関西芸人のネタなのではないのか?w

水のかけあい

2012-10-20 13:59:29 | 教育
「中国と戦争辞せず」 石原知事が発言否定(産経新聞) - goo ニュース

石原がそんなことを言ったのか?
言っていそうだなという気にもさせられるキャラクターなだけに、否定発言を疑ってみたくなって、こんなのを見つけた。

(以下、部分引用)
東京都知事 石原慎太郎--「血を流す覚悟」はあるか
プレジデントオンライン2012年10月13日(土)18:20(PRESIDENT ONLINE)

日中が対立する尖閣問題だが、今回の騒動の発端はこの人物。4月に都による購入計画を打ち上げた。そうなれば中国は必ず反発する。あわてた政府は国有化に動く。「都が所有すれば漁業施設を建設する。国有化して現状維持する」と中国に説明したが、結果は同じ。反日攻勢が続いている。外務省の幹部は「ボタンを押し間違えれば戦争になる」と危機感を募らせる。

石原氏は対話重視の外務省を「腰ぬけ」と批判する。「自分の国は血を流しても守るべき。通常兵器の戦争なら日本が勝つ。これを知らないからびくびくしている」と豪語する。

衆議院議員に初当選した直後の1973年、国防意識の高揚などを謳ったタカ派集団「青嵐会」を立ち上げた。その頃、尖閣周辺の海底油田が注目されて領有権問題が浮上し、78年、青嵐会は魚釣島に灯台を建設。さらに「核武装せよ」「徴兵制復活」と物議を醸すが人気は衰えない。99年から都知事4期連続当選を果たす。沈黙が美徳となってしまった日本社会で、歯に衣着せぬ発言は、やるせない不満の発露としても一定の支持を得ている。

(以上、引用おわり)

な~んだ。
同じようなことはどこかで言っているんじゃないか。

(以下、産經新聞より引用)

尖閣、石原氏に矛先 前原氏「購入言い出さなければ問題なかった」
産経新聞2012年10月13日(土)08:02

 前原誠司国家戦略担当相は12日、BS朝日の番組収録で、石原慎太郎東京都知事が沖縄県・尖閣諸島の購入を目指したことを「海上保安庁も自衛隊も持っていないのに気合だけで言ってもらっては困る。(購入計画は)はったりだ」と強く批判した。中国で反日デモが広がったことについても「もともと石原氏が(尖閣購入を)言い出さなかったら問題は起きていない」と中国側の反発の矛先を石原氏に向けた。

 国有化前の8月19日に首相公邸で行われた石原氏と野田佳彦首相の秘密会談も「石原氏は『(中国との)戦争も辞せず』というような話をして首相はあきれた。都が所有しては大変なことになると首相は思った」とやり取りを明かした。

(以上、引用おわり)

このことについての否定発言だったのだろうけれど、前原氏の問題は「戦争」云々よりも「都の尖閣購入」を中国摩擦の大きな引き金として捉えている部分の方が問題だろう。
そういった側面は否定できないのだけれども、問題をそこに矮小化するようなイメージで語ったとすれば、それはそれで冷静な発言とはならないだろう。

ま、なんにつけ、空中戦というか、たんなる水掛け論な気がする。
そういえばそういうのが売りの産經新聞だっけ。

(以下、引用)
「中国と戦争辞せず」 石原知事が発言否定
産経新聞2012年10月20日(土)08:02

 石原慎太郎東京都知事は19日の記者会見で、前原誠司国家戦略担当相が沖縄県・尖閣諸島国有化前の今年8月に行われた石原氏と野田佳彦首相との会談についてテレビ番組で「石原氏は(中国との)戦争も辞せずと話した」と発言したことに対し、「そんなことは言っていない」と否定し、「前原ってやつはロクでもない」と激しく批判した。

何も考えていないから「初」になるんだよ

2012-10-19 23:54:02 | 教育
小中学校の複数校希望OKに 大阪市教委が全国初(産経新聞) - goo ニュース

少なくとも小学校における「学校選択制」はデメリットしかない。
導入理由としてあげられるものはイチャモンレベルでしかない。
イメージの貧困がこういった施策を生むんだ。

(以下、引用)
小中学校の複数校希望OKに 大阪市教委が全国初
産経新聞2012年10月19日(金)15:08

 大阪市教委は19日の定例会議で、橋下徹大阪市長が平成26年度からの導入を目指す市立小中校での学校選択制について、進学先を複数希望できるとする方針案を示した。児童・生徒の希望漏れを減らすのが目的で、市教委によると、複数校を希望できる方式は全国で初めて。すでに学校選択制を導入している他の自治体では、進学先は1校しか希望できず、抽選で漏れた場合は、地元校区の学校に入学する。

 大阪市では、希望漏れを減らすため、「第1希望」「第2希望」と優先順位をつけて希望できる方式とし、第1希望に抽選漏れしても第2希望に、第2希望に漏れても第3希望に回れるようにする。

 また、きょうだいが通う学校には、希望校の抽選に漏れても進学できるようにするほか、選択制導入によって遠距離通学になった場合は、これまで原則、徒歩だった通学手段について、公共交通機関の利用も認めるようにする。

 学校選択制は橋下市長が昨秋の市長選で公約に掲げていた。26年度導入の場合、市教委は来秋に希望調査を実施したうえで、進学先を決める。

ナチスも嫌がる橋下

2012-10-17 22:05:38 | ニュースから
橋下氏、朝日新聞の取材拒否へ…週刊朝日記事で(読売新聞) - goo ニュース

どっちがナチスか!!

(以下、引用)
橋下氏、朝日新聞の取材拒否へ…週刊朝日記事で
読売新聞2012年10月17日(水)21:56

 新党「日本維新の会」代表の橋下徹大阪市長は17日、市役所で記者団に対し、朝日新聞グループの朝日新聞出版が発行する「週刊朝日」(10月26日号)で始まった、ノンフィクション作家佐野真一氏の執筆による橋下氏の肉親らの系譜を探る連載について、「血脈主義、身分制に通じる極めて恐ろしい考え方だ」と批判した。

 そのうえで、「朝日新聞社からきちんと考え方をお聞きするまでは質問には答えたくない」と述べ、当面、朝日新聞と系列の朝日放送の取材に応じない考えを示した。

 連載のタイトルは緊急連載「ハシシタ 救世主か衆愚の王か」。

 橋下氏は、「政策論争をせずに先祖を徹底的に調査して暴き出すことは、言論の自由の一線を越えている。身分制度を肯定するような言論機関はナチスの民族浄化主義につながる。非常に恐ろしい考え方だ」と話し、朝日新聞側の見解を求めた。

 朝日新聞出版の井手隆司管理部長は17日、「週刊朝日は、当社が発行する週刊誌であり、朝日新聞社や朝日放送は別会社です。(連載は)当社が責任を持って独自に編集しており、公人である橋下徹氏の人物像を描くのが目的です」とのコメントを発表した。

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2012-10-17 22:00:28 | 教育
沖縄知事「正気の沙汰でない」=防衛相、日米合同委要求へ―米兵の女性暴行事件(時事通信) - goo ニュース

「沖縄」は高橋哲哉氏の言葉である「犠牲のシステム」である。
「正気の沙汰でない」はまさにその通り。
ローカルな問題でもなんでもない。

沖縄の米軍基地も、ついでにいえば原発も、それを推進したいという人の家の隣においたらどうなんだい?
と、へ理屈のひとつも貫き通していいのじゃないかと思う。
それほど、人権に対してさかさまな状況じゃないのか?

(以下、引用)
沖縄知事「正気の沙汰でない」=防衛相、日米合同委要求へ―米兵の女性暴行事件
時事通信2012年10月17日(水)13:00

 沖縄県の仲井真弘多知事は17日午前、森本敏防衛相を防衛省に訪ね、同県で米兵2人が日本人女性に対する集団強姦(ごうかん)致傷容疑で逮捕されたことに関し、「8月に続き同様の事件が起こり、もはや正気の沙汰ではないという感じすら受ける」と事件を強く非難した。その上で「綱紀の粛正という生やさしい言葉ではなく、(より)厳しい対応と捜査への協力を強く米側に申し入れてほしい」と求めた。

 仲井真氏は「日米地位協定を抜本的に見直さない限り、こういう事件は起こる」と指摘し、在日米軍の法的地位などを定めた地位協定の抜本改定を求める考えを改めて強調した。 

[時事通信社]

ふっきれたらしいな

2012-10-17 21:39:47 | ニュースから
安倍氏が靖国神社参拝 9月の自民総裁就任後初(朝日新聞) - goo ニュース

>「この発言から、お酌み取りいただきたい」
は決意表明にも読める。
「次からは遠慮はしないよ。」と。

彼の思想信条の自由は縛れないかもしれないが、同時に彼以外の何者も縛られる必要はないだろう。

こうなると、靖国神社という装置があるかぎり問題は残るはずだ。

それを問題化するかどうかについては、いろいろな縛りがあるだろうから、そっちで縛っていくことになるのかもしれない。

これからの安倍は以前に増して要注意なんだろう。
そういうことがわかったニュース。

(以下、引用)
安倍氏が靖国神社参拝 9月の自民総裁就任後初
朝日新聞2012年10月17日(水)17:34

 自民党の安倍晋三総裁が17日夕、秋季例大祭が開かれている東京・九段の靖国神社を参拝した。9月の自民党総裁就任後、安倍氏の靖国参拝は初めて。谷垣禎一前総裁は今年4月の春季例大祭に参拝している。

 安倍氏は2006年~07年の首相在任中、靖国参拝を見送った。9月の総裁選では「首相在任中に靖国参拝できなかったのは、私にとって痛恨の極みだ」と発言。今後、首相になった場合の参拝については「この発言から、お酌み取りいただきたい」と語っている。

まだまだこれから反原発運動

2012-10-14 22:56:06 | ニュースから
大江さん「内閣、世論を侮辱」 日比谷公園で脱原発集会(朝日新聞) - goo ニュース

アプローチやタイミングは異なっていてもいい。
継続は力なり。

原発0は可能であるし、それを望む声が大きい。
民意を無視する政治へは 「ノー」をつきつけよう。
問答無用の対応へ反意のシュプレッヒコールをぶつけよう。

11.11の100万人集会へは少しでもいいから参加しよう。

(以下、引用)
大江さん「内閣、世論を侮辱」 日比谷公園で脱原発集会
朝日新聞2012年10月13日(土)19:30

 脱原発を掲げる市民集会「さようなら原発集会」が13日、東京・日比谷公園であり、約6500人(主催者発表)が集まった。大間原発(青森県大間町)の建設が1日に再開されたことへの反対表明が狙い。

 呼びかけ人の一人、作家の大江健三郎さん(77)は「内閣も、次を担おうとしている政党も、明らかに原発を続けていこうとする人たち。世論に対する侮辱だ」と訴え、「そこになかった道を作っていくことが反原発の行進であって、それが私たちの希望を作ることになる」と脱原発へ向けた粘り強い活動を呼びかけた。

 高橋哲哉・東京大学教授は「今こそ経済よりも命と尊厳を優先する国に変えていかなければいけない」と力を込めた。

挫折

2012-10-09 18:02:52 | 教育
不器用な研修医、怒鳴られ…挫折が生んだ挑戦(読売新聞) - goo ニュース

いい話だ。

ある意味、大学の研究職への道は現場からの落伍者という見方がある。
(無論、これには専門性やどこの大学、研究室に所属するかなどの問題もあるから、十把一絡げにいうものではないが・・・。)

少なくとも、山中氏は、若い頃に初志をつなげて希望する研修医になったはずで、そういった中で自分が使えない医者であるということを痛感したということだから、その心中たるや相当なものだっただろう。

「挫折」を「チャンス」とするのは口で言うのは容易いが、普通に考えて、そう割り切れたものではないだろう。

研究職への人生の方向転換をしたきっかけはあったのだろうけれど、おそらくはいろいろな悩む時間やそこに関わった人たちの言葉があっただろう。
この話からは、そこいらへんのことは推して知ることしかかなわないのが残念だが、「挫折」から「方向転換の選択」をする「判断」にこそ、現在に至る「iPS細胞」へのドラマのスタートがあったのだろう。

正直、成功譚は好きじゃない。
多くの失敗譚にこそリアリティを感じると、成功は単なる確率にしか過ぎない気がするからだ。
それでも、この成功は素敵なドラマをもっている。
その「それでも」に比重をかけつつ、山中氏の成功に驚嘆し、拍手をおくりたい。

(以下、引用)

不器用な研修医、怒鳴られ…挫折が生んだ挑戦
読売新聞2012年10月9日(火)11:19

 山中伸弥さん(50)は、臨床医を志しながら挫折するなど、順風満帆な研究者生活を送ってきたわけではなかった。

 そうした苦労の末にノーベル賞の受賞が決まった山中さんに、生まれ育った大阪や学生時代を過ごした神戸、京都などの同級生や薫陶を受けた弟子の若手研究者から祝福や称賛の声が上がった。

 山中さんは、中学、高校で柔道、大学でもラグビーをし、骨折を10回以上経験している。けがが絶えなかったことから神戸大医学部に在学中に「スポーツ外傷の専門医になると決心した」という。

 1987年に同大学を卒業した山中さんは、大阪市大の医局を経て、国立大阪病院整形外科(現国立病院機構大阪医療センター)で研修医となった。しかし、不器用な上、点滴に失敗するなど指導医から「お前は邪魔、ジャマナカや」と呼ばれ、毎日、毎日怒鳴られていたという。

 講演会などで当時の話をする山中さんは、ユーモアを挟みながらも苦しい胸の内を明かしている。「手術が下手で、他の人なら20~30分でやれる手術に2時間もかかった。研修も修行という感じで、地獄だった」と振り返る。

 理想と現実の大きな隔たりにも悩んだ。「整形外科は、手術をして元気になって帰っていくという明るいイメージがあった」が、脊髄損傷など深刻な患者を治せない現実を目の当たりにした。重症患者を救うには「基礎研究をするしかない」と思うようになり、臨床医を諦め、大阪市大大学院の薬理学教室の門をたたいた。これが1度目の挫折だった。

 薬理学教室で研究を進め、その後、93年に米国の研究所へ留学した。帰国後、大阪市大で、当時米国で盛んだったマウスのES細胞(胚性幹細胞)の研究を続けようとしたが、研究環境の違いや周囲の無理解から思ったように成果が上がらなかった。気持ちも沈み、2度目の挫折の日々だった。

 一時は臨床医に戻ることも考えたが、最後にもう一度、研究に挑戦してみようと、公募中だった奈良先端科学技術大学院大(奈良先端大)の助教授に応募。99年に採用され、iPS細胞研究の礎を築いた。

「ごめんね」の切り替え

2012-10-08 09:41:44 | 教育
(ちょっと書きかけだけれども、とりあえずアップ。あとで直します。)

何か人間関係のもめごとがあったとき、「ごめんね」「いいよ」で切り替える。
そのスキル自体は肯定したい知恵を感じる。
これをしっかりと身につけさせる幼児教育へ取り組まれている方々へは、敬意を表したいと思っているくらいだ。

「ごめんね」「いいよ」の応答。
これを字面通りに考えてもいい。
でも、ここでは少し斜に構えて考えてみたい。

私は、「ごめんね」は、ただ単に「詫びる」ということだけではなくて、受け手側に対する「現状を切り替えたい」というサインだと捉えたい。
いや、ここではそこを強調してみたい。

「ごめんね」の言葉の発声と同時に、頭を下げたり、へりくだる態度を示したりということも含めて、「ごめんね」というコトバを通して表現されるのは、結果的に起こった事実の正否についての自分の確認と理解の表現、そのことに対する態度を決めた結果でもあるけれど、潜在的に、あるいは無意識的にかもしれないが、相手に対してこれ以上の詮索や批判を避け、次の活動へ行きたいという発信側の願いが込められていると読み取れはしないかと、そう考えてみたい。

これは、他方で、周囲から見ている傍観者側からも納得できる態度になるし、ここで当事者側の関係の顛末がはっきりし、引きずって来た事例が打ち切りであることも理解させてくれる。
「ごめんね」と謝ったのだから、そこでその事例についての確認はおしまいなんだと、また、その後は責任関係の問題になり、その解決としての「ごめんね」が出たのだと解釈させてくれる。
そして、その後の解決への道筋は、受け手側にその全権をゆだねられた、ということになる。
そうでないと受け手側の責任で解決しないか、「ごめんね」を投げかけた側の恣意が入るかなどで、先々『この事』についてこじれ続ける可能性があるからだ。

例えば、具体的な説明を加えると、ここで「ごめんね」に対して、受け手側が「ゆるさない」となった場合、周囲にいる傍観者の子も含めて、受け手側に接続的な新たな問題が発生したと理解することになる。
その多くの場合が、傍観者側にとっての解決策を想像すれば、「どうしてゆるさないのか?まだ、『ごめんね』の前に確認したいこと、いいたいことがあるのか?」や「意地を張っていないで『いいよ』で済ませなよ」ということになる。
受け手側にとってみれば、「いいよ」で打ち切りたくない想いがあるか、そうすることで投げかけ側へ何らかの意思表示をする意味が生じるのだ。

「いいよ」という受け手側について注目してみると、同じだ。
ここで「いいよ」ということで、この事例を通して、関係性について一定の優位性を得る事で手を打つ道を得るのだ。
また、「ゆるさない」とした場合、この事例に関して、責任を一手に引き込むことになり、逆に苦しい立場に立たされる事は必至になるのだ。

この手の問題が発生した時、先生や親、あるいは友達集団など、上位の人の管理下にないと「ゆるさない」という子がときおりいるが、それは、この責任を引き受けたところで、その事自体で苦しむ可能性が少ないと気づいているからだ。
相手を許さない方が、相手を苦しめ、自分の優位が保証されるからだ。
ときに、「あの子が『いいよ』をいってくれない。」という訴えに遭遇することがあるが、それは、そういう場合なのだ。
そう言ってきたこの子にとって、次へいくことを阻止されたことは、とても苦しいことなのだ。
「いいよ」を言わない側には、そうやってでも相手を罰したい感情があり、相手が腹を受けた犬の様に全権降伏しているのに、相手の腹を踏みつけたままにらみつけているのだ。
そうやって上下関係を継続することで相手を苦しめ、お互いの時間を止める事に固執し、自分の感情のやり場を別なカタルシスにおきかえられないかと模索しているのだ。

「ごめんね」「いいよ」の関係には、実はそういった事例の根本解決とはほど遠い人間関係のやりとりの感情性がある。

確信犯の発見

2012-10-03 21:52:34 | ニュースから
再稼働なら「世界の模範例」=浜岡原発の安全対策を評価―経団連会長(時事通信) - goo ニュース

わざわざ初の視察とは!
しかも「安全対策への評価」を口にするとは!

金儲けの専門家が原発の安全に何をか言わんや!!

こういう輩こそが、原発による被害者を生み出して来た。
正体見たり!!

原発は原爆なり。
それで儲けようとは殺人狂なり。

原発はもういらない。
何度でも言おう。
こういった人でなしに言葉を持たせてはならない。

(以下、引用)
再稼働なら「世界の模範例」=浜岡原発の安全対策を評価―経団連会長
時事通信2012年10月3日(水)18:32

 経団連の米倉弘昌会長は3日、菅直人前首相の要請で運転を停止した中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)を視察した。米倉会長は視察後、記者団に対し、浜岡原発の安全対策を評価。その上で、原子力規制委員会の審査や地元同意を前提に、「再稼働に持って行けたら、世界的な模範になる事例だ」と述べた。

 米倉会長の原発視察は初めて。4日に名古屋市で開かれる地元経済界との懇談会に合わせて実施された。津波対策工事が進む浜岡原発について「安全性が格段に強化されていて非常に安心した。二重三重四重に安全対策が考えられている」と語った。 

[時事通信社]