怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

一つの意見から(ちょっとショックだったので)

2005-02-26 19:33:40 | 教育
ちょっとTBして、少し引用から始めさせていただきます。
http://blog.goo.ne.jp/utakotaro/e/8bab75d975f24a4f2f6ccfae2029c2a9

>>これは教師に対して「お金を払え」ではないですよね。

>いえ。教師に対して「お金を払え」という意味です。
>子供に対し素晴らしい効果/成果
>・能力の向上
>・知識の向上
>・マナーモラルの向上
>を達成した教師へ、高い評価と報酬を渡しましょう。
>という意味です。

現場教師は、自分達が児童に教育という携わりの関係をもっていますから、その環境やシステムがよくなれとは思っても、お金をたくさんあげるから良くして欲しいとのぞまれても応えるには限界があります。

私がよく例えに出すのは、過労状態や様々な不遇にある真面目な教師。
児童を、教育を愛し、信じ、仕事に対し謙虚に向かう教師。
かのカリスマ教師=陰山校長さんが著書で語った「手に赤ペンのあとが残る教師の遺体」なのです。

私は彼等を救うのは、その労働に対する等価としての報酬(たんなる金)ではなく、教育システムや環境の改善による人間らしい生き方の回復なのです。

「教師は聖職者でなくサラリーマンだ。」
そうわかっているのに、高い報酬ですか・・・。
よくやっている人は報酬なんてなくてもやっているのです。
報酬が上がるのは正直嬉しいですが、そんなことで変わるものはないです。
教師の評価は子どもです。報酬は給与はそうですが、それとは別に子どもの笑顔の質と量でその報酬に差がつきます。
教師の質をお金で向上できるほど教育は甘くないです。
私立を見ても明らかでしょう。
塾に至ってもそうでしょう。評価が在るから報酬の上下はあるが、報酬目当てだけで飛び込むと痛い目をみる。
もちろん教師の人格・適性のある程度は評価制度に盛り込まれてしかるべきとは思います。
同僚としてやっていきない相手もいますが、長いライフサイクルで考えてほしい部分もあります。

ドメスティックに考える人は教育を変えようというモチベーションを開発する方向にはならないのですね。
PTA活動一つで学校の雰囲気は大きく変わるのに・・・。(そういった実例にふれていなければ仕方ないですが)
運と考えて、目の前に現れる先生の可能性を見失わないようにして欲しいものです。

また失言

2005-02-23 21:32:58 | 教育
今日はいらついているから、いつものように感情を抑えないで書くぞ!
切り捨てご免!

中山文科省大臣の失言。
「教科書の絵がちらちらするから、教科書の改正」発言。
中身の無いことをいうのは、明らかに無知とゴリ押しの意志の表明。
こんなヤツに国の教育をまかせるのは危険だ!

今回の中教審のメンバーも、「なんだー!」と叫びたい。

※ 相沢益男 (東京工業大学長) バイオの専門家といえる。つまり教育のど素人!
赤田英博 (日本PTA全国協議会会長)  教育改革推進派といえる。つまり、親の味方のふりの人!いらん!
※ 安彦忠彦 (早稲田大教授)  カリキュラムの専門家、中教審においては、新課程再評価の人員といえる。が、決して否定的ではない。で、だめじゃん!
※ 安西祐一郎(慶応義塾塾長)  認知科学の専門家。問題解決がキーワードの人選か?適材じゃない!
※〇飯野正子 (津田塾大学長)  アメリカ史の専門家といえるのでは?ナショナリズムがキーか?教育は畑ちがい!
※ 井上孝美 (放送大学学園理事長)  元文部事務次官、助成教育局長。役人じゃん!結局、教育じゃなく政治屋!
※〇猪口邦子 (上智大教授) 戦略的平和思考を主張する外交と平和の専門家?文科省じゃなくて、外務省にいけ!
〇江上節子 (JR東日本フロンティアサービス研究所長) 女性と仕事についての専門家?職業・能力開発?いらん!
※ 衛藤 隆 (東京大大学院教授) 小児保健「心」。他の人をよんで欲しい。もっと臨床に関わっている人を!
梶田叡一 (兵庫教育大学長) 自己意識、発達心理、新教育課程、T.T、総合、授業と評価。せっそうないじゃん!
加藤裕治 (全日本自動車産業労連会長) ?なんで?
※ 金子元久 (東京大大学院教授) 教育、経済、社会学?なぜ?高等教育?東大関係なら、教育に関して人材豊富だろう!苅屋さんでもよんだら?
木村 孟 (大学評価・学位授与機構長) 10年選手。土木関係の専門家?、高等教育?そんなに必要な人材か?
〇黒田玲子 (東京大大学院教授) 生物化学、翻訳に好書ありか?ほとんど素人!
※〇見城美枝子(青森大教授、エッセイスト) 女性、職業?元TBSアナウンサー。ど素人!
※〇郷 通子 (長浜バイオ大教授) バイオ専門?教育の素人!
※〇佐藤友美子(サントリー不易流行研究所部長)国際日本文化研究センター客員教授? 年中行事、家族、世代間ギャップが研究テーマ。なんでいるの?
※ 角田元良 (千代田区立麹町小校長)教育基本法改正に対して肯定的のようだ。現場の血の涙を飲め!
寺島実郎 (三井物産戦略研究所長) 歴史、経済学、アメリカ、脳力、時代を読む?早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。はっきりいって、いらない!
鳥居泰彦 (慶応義塾学事顧問) 10年選手。統計学者。教育基本法改正論者、中教審会長。国粋的、懐古主義的、教育機能主義的。現代人に対して、「人間が狂っている現在」という認識を持つ。いいかげんにしろ!
中嶋嶺雄 (国際教養大理事長): 調査中
〇野中ともよ(ジャーナリスト) :調査中。
※ 野依良治 (理化学研究所理事長) 科学者なら、もっといい人、教育に汗を流している人を選べ!
〇増田明美 (スポーツジャーナリスト) 意味分からない。なぜど素人を!山下の二の轍を踏むのは明らか!
〇松下倶子 (国立少年自然の家理事長) なぜ、また素人!少年自然の家だから?どれほど現場地域児童を知っているの?
茂木友三郎(キッコーマン会長) ?財団法人産業教育振興中央会会長、新しい日本をつくる国民会議(21世紀臨調) 共同代表。つまり産業界代表ってこと?教育の素人がまた一人!
※〇湯川れい子(音楽評論家)音楽?生き方?また素人!
横山洋吉 (東京都教育長) 国に口を出す立場にたった東京都教育委員会の癌。一大事!国の教育の石原東京化!
(注)※は新任。〇は女性。敬称略。
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/pirkaram/headline/h0502.htmlも参照してもらいたい。

なんなんだ!このシステムは!
「長」がつけばいいんかい!「盲腸」でもつけとけ!
保護者・地域、児童、教師の声を聞け!
少なくとも科学的な議論がなされるシステムを!

悲劇(中央小学校)

2005-02-16 19:30:27 | 教育
子どもへ刃物が向かわなかったとはいえ、衝撃は全てを貫いた事件だ。
バレンタインデーだとかで一部ではプチ平和な行事が開かれているだろうこの数日に、こんなことが起こり、そして話題に上らなければならないなんて、不幸な国(世間)だと思う。

これで世間には分かっただろう。
日本の学校は安全にできているが、利用の仕方では最悪の結果を生む場所だということが。
そういった意味では古いのだ。
だからといって、すぐに「開かれた学校」だとか、わけのわからない方向に走らないでほしい。

じっくりと見つめてほしい。
聞けば、殺された教諭は、現在普通にある不審者対応方法を守って刺された。
私が刺されたかもしれない。
そんな思い出いる教諭は多いはずだ。
そんな簡単なことを理解できる人に考えてほしい。
死体の山が増えたり、だれかが不幸になる政策はなくなってほしい。
混乱して感情的な事を書きたくないので遠回しな言い方しかできない。

同じ教育を志していただろう同朋に冥福を祈りたい。

教育のシステム

2005-02-15 07:24:20 | 教育
いまいちブログに慣れていないので、こんな書き方になります。
トラックバックに対して、どのようにコメントするのだろうか理解していない。
(^^;
まあ、昨日の記述に対して、コメントします。
このブログから見ている人は、トラックバックをたどって元の文章をみてもらいまよう。

でも、ちょっと引用します。
>そして、「先生」という仕事を限定した上で、
>それを支えるシステムを学校全体で作り上げているのです。
>そのシステムは多いに学ぶべきことがあります。

この言葉につきると思います。

ちょうどこれを書いている今、ニュースで世論調査「ゆとり教育について」が報道されている。
ついでのようだが、タイムリーだと思うので書くが、
相変わらず教師の質が問題72%とかやっている。
教師の質の何を問おうと言うのか。
学歴だとか、社会常識だとか、児童理解だとか、いろいろ予想はできるが、
具体的に聞いてみたいものだと思う。

また引用しますが、
>先生は、「クラスの他の子供を管理し、勉強を教える」仕事に専念する体制ができているのです。
>日本では、担任の先生が一人で抱えて、どうしようもなくなったときには
>手遅れというようなことが多いようです。

教師に希望してなった者だから、大きな声では言えないが、
一緒に現場に立ってやってみろ!といいたくなる文句は多く聞こえてきます。

>たぶん、イギリスの先生だったら
>「そんなに言われてもできない。」とギブアップすると思います。

少なくとも、法律に大きく触れるような事をして懲戒をくらった人でなければ、
多くは真面目に取り組んでこの程度なのです。
そして、教育のシステムには大いに疑問を感じ、圧力を感じながらやっているのです。

>日本では、「子供の教育問題」となると、何かと「先生のやる気、努力」とか、
>「地域や家庭と協力して」というような一般論で終わってしまいますが、
>その仕組みがもう限界に来ているのだと思います。

激しく同意します。
この私の拙文で伝わらない部分は、THE義務教育ブログの文章に触れてほしい。
たいへん分かりやすく、丁寧かつ精力的な内容には頭が下がります。

ブログの礼儀をしらず、いきおいこんで引用をたくさんしてしまったことをお詫びします。
不都合があれば削除いたします。

英国教員訪問団への所感

2005-02-14 07:20:22 | 教育
>ぶしつけなメールですみません。安心しました、という名前で
>「THE義務教育(小学校編)」というブログに投稿したことがあるものです。

いつも情報源として、個人的にお世話になっているブログからおこしですね。
恐縮です。

>すみませんが、YOさんのブログ
>YOの戯れ言(教育中心)2005-02-13 12:14:41 「教師の技量1(続くのかな?)」
>の発言の中で、
>「英国教員の訪問団に出くわしたが、子どもの扱い方は、訪問であったせよ、
>非常に如何わしい雰囲気のものだった。」
>という下りがありますね。

>私は「THE義務教育(小学校編)」のブログを見て、英国は日本よりは
>優れた教育システムを導入しているのだろう…
>と思っていたのですが、必ずしもそうではないのでしょうか?
>できれば、英国教師の日本の児童への接し方がどうであったのか
>少し具体的にお聞きしたいのですが…。

>恐らく「THE義務教育(小学校編)」の筆者はトータルの英国でのシステムを見たとき、
>日本よりは、いい点がある、と思って、書いている側面もあると思います。
>(一人の教師の負担が日本よりずっと少なそうです)なので、
>英国教師の至らない点を他が補完していることは十分に考えられます。

>問題あるかと思いまして、ブログのコメントではなく、メールという形を取りました。
>そちらで問題ないと判断されましたら、このメールを公開し、できればYOさんの
>コメントもいただけたら、と思います。

>拙文ですが、どうぞよろしくお願いします。

こちらこそよろしくです。
さて、早速コピーし、公開しました。

個人的な所感に留まるし、客観性に欠けている気がするので、ちょっと気がひける部分もあることをご理解ください。
(省略のため、文体をかえます)
1、総合的な学習を中心に観たいとのことだった。6年生の屋台形式の発表活動を観てもらった際、気をつかってだろうか、子どもにちょっとした対話や指示出しをする度にあめ玉を配る。まるで「ギブミー、チョコレート」状態で子ども達は騒ぎ出す。担任が騒ぎをとめつつ、本道に授業を戻す。そのくり返し。
2、私のパソコンを利用した授業は前日に英国団の希望のため決まり、慌ただしい様相を呈した。ほめるでもなし、一方的に英語で子どもに質問をしまくる人もおり、管理職、指導主事など、いる大人は子ども以上に慌ただしい対応を迫られた。事前に英国人に対して臆する事無く、簡単なボディランゲージや断る言葉を教えておいてよかった。子どもへは以前にやった内容を含む慣れた内容だったので、トラブルはなかった。
ちなみにパソコン授業では大して新しいことは見当たらなかったのだろう。FEPについての質問が集中していた。
3、給食時間は一緒に食べた。事前に説明がなかったのだろうか。調子が悪かったのだろか。給食はほとんど手をつけず。幾ばくかの食べ方や残し方をみて、子ども達もあきれる始末。
4、交流会では、日本の児童のしつけ、生活指導などが行き届いていることに質問が集中した。英国の生活指導のありようの違いはあとから少し聞き、なるほどと思いました。(ここいらへんは前出のブログの方が詳しいかな)
5、蛇足だが、お土産と称して、自分の地域のサッカーチームの紹介ポスター類はいいが、ティーン雑誌をおいていったセンスはよくわからなかった。

こんな程度です。
英国の教育システムを批判するには当たりませんが、ちょっとひ弱い訪問団には見えました。
逆に、日本から外国への視察団(?)のメンバーになった人を知っていますが、選ばれた優秀な人でした。
ちょっと比較にならないかなと感じました。

教師の技量1(続くのかな?)

2005-02-13 12:14:41 | 教育
冬休み中は暇もあったが、2月は全滅しそうなブログ。
かろうじて人のブログにコメントする形でつないでいるが、
マイブログは・・・なんてこった。
がんばらねば。

さて、
流行りものネタだが、
例の文科省中山発言「総合少なくするぞー」
あるいは「国語やれー」
なのだが、

個人的には、他の教科も含め、
投資の効果をきちっと見極めてやってほしいものだと思っている。

よく教師の技量云々の議論を目にするが、
日本の教師の技量は世界的に見て、見劣りするものではないというのが客観的な見解ではないだろうか。
例外教師や被害者意識の高い人の意見だけで判断される問題ではないしね。

所感でしかないが、先日、英国教員の訪問団に出くわしたが、
子どもの扱い方は、訪問であったせよ、非常に如何わしい雰囲気のものだった。
(具体例を挙げてもよいが、ここでは所感にとどめる)

東京都は教師塾というものを今年施行したが、二人の大学生が1年間指定された学校に週1くらいで通い(集中実習もあるが)、授業見学や実習等のプログラムをこなすのだが、都は何をしたかったのだろう。
昨今の事情を背景に、青田買いだとか、指導力アップだとか、初任者に対する格付けだとか、大学生の意識向上だとか、
・・・まだまだ想像する物は多いが、
実際、塾生を目の前にみていると、都の目的とするものが何なのか、わからなくなる。
つまり、別に労多くしてなんとやらである。
先行きも暗いカンジもする。
昇級制度や研修制度をどう見ているのかとも思ってしまう。
ちょっとまとまらないし、具体的ではない文章で伝わりにくいが、ここまでにして、続きに譲ろう。

コメントする人も、ちょっとは本でも読めよ

2005-02-06 23:58:14 | 教育
ゆとり教育のつけ!?
繰り返すけれど「ゆとり教育」に関してどんな資料を読んでいるのか?と聞きたい。
「学力」の意味も千差万別で混乱を来しているが、「ゆとり」に対するここのコメントは客観性に欠いた感想文の嵐だろ思うよ。
論調はすべてマスコミや塾業界の受け売りみたいに聞こえるよ。
ちょっとは教育に関わる本でも読んで勉強してほしい。
それから状況を多面的に見て欲しいもんだ。
児童にも教諭にも保護者にも学者にも考えている人は心を痛めている点が異なるのだから、何が変化し、何が明らかになり、功罪を科学的に見てものを言ってほしい。

(以下、gooにあった、このテーマについて、コメント:ただし、個人的な理由で小学校をベースにしている)
>週5日制になり授業時間数が減り、そのため学力低下が懸念されています 。

というより、学力は低下しているのは(各種の調査・統計データから)明らかになった。

>子供たちが比較的好きな、体育や美術音楽や習字などの芸術系の授業も ほとんでできずじまい 。

週5日制の功罪の罪ですね。
ゆとりの土曜は塾通いも増えたが、一方、スポーツや趣味にも使われて来ている。(これは功かも)
さらに時間的「ゆとり」はテレビ視聴時間を増やしたという調査結果も出ている。
加えると多くの学校で、授業時数確保のため、頭のぼーっとする6時間目を増やし、一日当たりの児童への学習負荷は増えた。

>ほとんどの高校は土曜日も講座、補習授業という名で授業を行う始末

本末転倒の極みですね。
いっそ私学のようになればいいのかな?(更に転倒)

>なんとかしなければならないんじゃないかな?

これは私の考えているテーマですが、国策である「教育」を改革し、その責任を負うのはだれだろうか。
(単純に「教師」だとか「国民」とかいった議論は無意味だ。社会的なシステムが必要だ。)
そして、科学的に教育施策が語られ、本当に歴史的・社会的に価値のある教育を築くことはできるのだろうか。
公平と平和、そして愛情をもって。