「会社で出世すると一生幸せ」の理由を人事コンサルタント解説(NEWSポストセブン) - goo ニュース
>高度成長期のモーレツ社員が聞いたら卒倒するだろう
とあるが、そういった人たちの家庭や地域を顧みない働きぶりに嫌気がさしたとも思える。
だから、卒倒しようが構わないんじゃないか。
そういう人に「アホ!」とか「ノー」を突きつけている態度なんだから、卒倒したら素知らぬ顔で踏んずけるだろう。
>こうした新社会人たちの願望は完全に矛盾している。
というコメントだが、それこそ矛盾だらけだ。
リストラ前提で話せばそういうことになる。
終身雇用を望むのは、安定志向の現れで、それこそ競争主義にまきこまれたら不安定になるのだ。
勝ち組の席数は決まっている。
そんなところに自分の将来の展望を抱くことはできない。
いつ落ちるとも知れない席であれば、できるだけ鍋ぶた思考で仕事をシェアし合っていく方が堅実だしリスクは少ない。
会社の業績のために生きて行けと言わんばかりの他人様=コンサルの人生観につき合って向かえるのは過労死くらいだ。
今、変えなければならないのは、雇用者側の意識だ。
ついでにそういった雇用者側の立場に立って考えるには世代交代が進みすぎている気もする。
それこそ過去のモーレツ社員がつくったであろう風潮や負の遺産を清算する仕事なんて馬鹿臭いではないか。
>会社で出世すると一生幸せ
はお為ごかしの言葉でしかない。
儲け主義の駒には楽しさも大志もない。
(以下、引用)
「会社で出世すると一生幸せ」の理由を人事コンサルタント解説
NEWSポストセブン2012年5月24日(木)14:05
「出世に興味がない」――。高度成長期のモーレツ社員が聞いたら卒倒するだろう。
明治安田生命が新社会人1030人を対象に昨年2月に実施した調査によると、目指す役職を尋ねる質問に対し、男性の27.9%が「役職に興味がない」と回答。2003年の調査開始以来、初めて「役員クラス」(25.3%)、「部長クラス」(24.5%)などを上回った。
一方で、終身雇用を望む社員も増えている。会社への帰属意識についての質問では、終身雇用を望む社員が51.9%で、2年連続で増加。「いずれ起業・独立」は7.5%にとどまった。
こうした新社会人たちの願望は完全に矛盾している。昇進適齢期を迎えても平社員のままでいれば、リストラのリスクも高まるし、定年までの雇用はむろん安泰ではない。ビジネスコンサルタントの山崎将志氏が嘆く。
「1990年代にリストラされた父親を持つ世代にこういう考え方が多いんです。偉くなるほどリストラされるリスクは少なくなります」
最近の人事制度は、かつての「職能給(人が基準)」から「役割給(仕事が基準)」が常識となりつつある。若くても優秀な人材を抜擢しやすい一方、職責を全うできない社員は随時降格される憂き目に遭う。
「その代わり、2段階の飛び級昇進も可能になりました。だから同じ30代、40代でも役職格差は激しくなってきています」(企業の人事・雇用制度に詳しいジャーナリストの溝上憲文氏)
役職に伴って年収も当然変動してくるわけだから、若いうちからの出世次第で生涯収入は同期の間でも大きく違ってくる。 人事労務コンサルタントの二宮孝氏が解説する。
「役割給の増加で、一般社員と管理職の収入格差は増大傾向にあります。また、管理職だと定年後の再雇用の条件が有利になったり、住宅ローンを借りやすくなるなど、社会的な信用度も高まります」
仮に役職付でリストラに遭ったとしても、転職市場では前の会社でどんな役職を経験したかが問われるため、採用の可能性も広がる。 つまり、出世は会社員人生における生活防衛であり、幸せな老後を送るための準備の一環でもあるのだ。
※週刊ポスト2011年3月18日号