怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

年の瀬

2007-12-31 20:17:06 | 戯言
もう少しで今年が終わる。

今日、買い出しに出かけたのだが、カミさんと交わした会話にこんなのがあった。

私:
「僕らが子どもの頃って、お正月ってひたすら暇でつまらなかった。お年玉もらったって、使える店が少なくとも三が日は閉まっていたもんだ。今日の買い出しだって、実は明日もできたりする。便利だけれど、それって季節感の損失じゃぁないだろうか。」
カミさん:
「そうだね。引きこもる為におせち料理なんてあったわけで、年末が忙しかったのもそのせい。今は普段の日の延長みたいに思えるよね。」
私:
「そうなんだよ。僕なんかボケているから、今日が大晦日になるなんて、今一ピンとこないな。
・・・しかし、こうやって活動する時間が増えた人間がいるから休みがないって事態になる。」

カミさん:
「うんうん。休みって大事なのにね。」
私:
「そういえば、先日、休息の15分がどうのこうのってニュースがあったじゃない。あれだってどうかと思うよ。
・・・クレーム対策で有給分を削るのなんのって、クレームをつけるヤツの方がおかしな話じゃない。
・・・クレームつけたヤツって、自分の休息時間をどう考えているのかな?自分で自分の首を絞めているようなもんだよ。」

カミさん:
「ひどいよね。」
私:
「やっぱり不便さってのも考えようじゃないかな。なんでも経済活動にするってのは忙しくなるってことだよ。」

便利な世の中は心身に悪い。そう思う。
来年は自分の心身をもっと大事に、家族のことを想う年でありたい。
そう。(非人格的な)教育から積極的に降りるだけでなく、そういった風潮からも降りるのだ。
最低限の経済活動と最大限の向上心、最低限の事務教育と最大限の有効な教育活動を旨としたい。

目の前には夕暮れがやってくる。でも、また自分だけの朝日が昇るまで待てばいいのだ。

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日本という国(理論社)小熊英二2006.03.30

2007-12-30 23:33:51 | 教育書
また積ん読書からのエントリ。(しかもこれも1日読みでいけた。反省。)

割とざっくり語られ難い近現代の日本を、「明治」と「第二次大戦前後」の特に教育と外交状況を絡めた視点で平易に書き切っている。

ローティーンからOKということを狙いにしているようで、ふりがな付き、語りかけ口調なのは、このシリーズ「よりみちパン!セ」の基調なのだろうか。
(他のものを読んでいないので・・・)

小熊氏は若い。
私の年代からいうと、兄貴世代。
でも、ここまで書き切るには相当の文献に当たっているのだろう。

リベラルな視点から右派の強行な最近の風潮に逆行できるだけの耐性をもっているという意味で、大人にも充分読み応えある書だと思う。

特に、後段の最近の日本の状況を読み解いた部分は共感できる点が多かった。

下馬評的には根拠が示されていないとか、右派の論調丸飲みという批判に対しては無防備だが、それは紙幅や読者層の設定などの理由でまずは一次的には回避できそうだ。
でも、そういった批判も、実は論拠がなかったり、建設的でなかったり、自縛的な部分を多々抱えているのが見えているので、そういった批判になっていない批判の声も本書を通して聞いてみると、意外に大して有効でないことが分かるだろう。

歴史を現実問題として捉えて読み解いていくという指針めいたものが感じられるという意味でもティーン向け。
古びた若者の大人はどうするか。
それはここから入っていけばいいということ。

まず読者誰であろうとも話者と対話することから始めるのみ。

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スパイダーマン3

2007-12-30 22:55:18 | 映画
長男との折衝の末、レンタル。
なんかお互い妥協してレンタルしたので思い入れは互いに薄いという状況がヘン。
ま、エンタメだし、いっか。
それもお互いの協調。不思議だけれど二人だけで観る事になった。

いわゆるスパイダービューの爽快感というのが前二作と違って少ない。
畳み掛ける戦闘的なエピソード(定番的な戦闘シーンではない)の連続が持ち味の一作。

友人ハリーの気持ちのカメレオン並みの換わり様も驚きだが、結局ご都合主義の展開の極みと放任すれば楽しめるのだろう。
最後のサンドマンの裏話も「はあ」ってカンジ。
黒いスパイダーマンも、なんかニセウルトラマンを思い出してしまった。

よそ見しながらでもいいやという映画だった。
息子は話のコミック度の強さにやられていたから、そこそこ満足なのだろう。
ウルトラ怪獣大決戦ってところかな。
あんまり見すぎると阿呆になりそう。ビバ・アメリカンコミック。

底抜けに楽しめるのはスパイダーマンファンコアかな?
そうでもなくて、みんな楽しんでいるのかな?
1だけでいいやという映画がまた一つ。

今度はもうちっといい映画をレンタルしよっと。

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おいしいハンバーガーのこわい話(草思社)

2007-12-30 20:59:29 | 教育書
おいしいハンバーガーのこわい話(草思社)Eric Schlosser & Charles Wilson(宇丹貴代実/訳)2007.05.01をようやく読んだ。
読んでみると1日でほとんど読めたので、さっさと読んでおけばよかったと、我ながら時間の使い方にちょっと後悔した。
けれど、普段から読む本が積ん読(つんどく)状態なのでしょうがない。

中身は予想通りというか、いい質のものだった。

何がいいたいかというと、現実問題を直視し、きちんと調査に基づいて掘り下げて主張をまとめてある。
もちろん、提言めいた文なのだけれど、主張したいことは明瞭だと感じる。
ティーン向けに書き起こされて話ということで、マクドナルドの戦略にある意味対抗している。
子ども達に、ここからいろいろなものを読み取らせる事も可能かも知れない。
また、テーマを換えて、別なものを直視させる教材化、学びの構築へ向けた参考書化も可能かも知れない。

うん。なかなかよい。

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細かいねぇ

2007-12-30 17:36:09 | ニュースから
>公務員の待遇に対する批判を受けたためで、
と記事にあるけれど、だれがそんな阿呆なことをつっこんでいるのだろう。
「15分の休息をやめろ!」と?

あってもなくても誰に迷惑かけるわけでもないものが取りざたされている。
なんかいかにも怪しい話だ。

こういうことをする自治体ってのは、そういうことを「やっていますよ」というポーズに使うのだろうけれど、「長生きはできないよ」といいたい。

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有給の休息時間廃止の動き拡大 8割の自治体で(共同通信) - goo ニュース

墨攻

2007-12-30 17:21:48 | 映画
「墨攻」は非攻、すなわち不可侵を戦乱の時代に説いていたという墨家への興味から観てみた。
ちょっと調べたら、やっぱり原作があって、しかも日本漫画作品もあった。
だから「墨守」ではなく「墨攻」という過激なタイトルも納得というところか。そう思ってみた。

墨家については、wikiの説明でもいいけれど、墨攻公式サイトにおける東北大学浅野裕一氏の墨家解説が端的で分かり易いようだ。

なかなか見やすいエンタメ作品に仕上がっていて、なんでそこから水が?とか、なんで心変わりをして居残るの?将軍?とかいろいろ脚色上のへんな部分は気になる人は気になるだろうけれど、トータルとして引き込まれ易い展開だったと思う。

あくまでもバッドエンドなのだけれど、墨家の謎と急な消失を含めて考えればさもありなんなストーリー。
漫画の方が仕掛けが多いそうだけれど、私的には映画でお腹いっぱいかな。

ストイックで自閉的な平和主義、ただし先守防衛、思想の実践を怠らなかった点は、「守」を説いた割には非常に過激だと感じる。
そこいら辺が情感で流されてしまっているのはエンタメなのだけれど惜しい感じがした。
もうちょっと理屈っぽいのが私は好き。

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杉並区の不当労働行為?

2007-12-29 17:39:26 | ニュースから
この和田中、サピックスと組んで塾を開講すること自体驚きなのだけれど、どうやら内部の教職員へ事務負担などを求めているようだ。

本来の任務でない事をさせるのはどうなのか?
しかもこの施策は3月に辞める校長の我が侭で、実行するサピックスは宣伝効果抜群でノリノリだろう。
上にとってこれほどおいしいやり方はない。

結局は全生徒のための施策ではないのに内部は動かなければならないという寒い事態のようだ。
和田中を出るために異動希望者が増えたというのは藤原校長の後任に対する不安以外のものかもしれない。

杉並区の保護者って、そんな場当たり的な施策を見過ごし、政治性に弱い部分をいろいろ見せてしまっている。
「見識を疑ってしまうね。」と突っ込まれても仕方がないのではないだろうか?

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区立中で平日夜に塾開講へ 東京・杉並、受験を支援(共同通信) - goo ニュース

教育から降りる

2007-12-29 17:08:21 | 教育
管理職の降格が異常に増えた。
そんな記事を思い返してちょっと来年のことを考えた。

おそらく、自覚的にも無自覚的にも、いろいろな場面、いろいろな立場で、来年はもっとそういう年になるのではないかと思う。

休職者が増えたというものも思い出す。
それも「降りる」と言えるかもしれない。
けれど、それは望んだものではない。
かなりの苦しみ。

さて、そうでない人ももうそろそろ燃え尽きるころかもしれない。

07年問題は多くの経験と知恵、そして伝承の方法の損失となるだろうし、それによる決断力や判断力、そして対応能力が低下するだろうし、すでにその兆候は見えている。
それも「降りる」という形の一つかもしれない。

もちろん若手の台頭はある。
けれどもそれで丸く収まるのは冬の時代の後、しかもその時代をどう生きるかによる。
これは経験的にわかっていることのような気がする。
自動的なことなのかどうかはシステムによるのだろうし、どうだろうか。

一方で、時代背景の違いも意識されるだろう。
ということは、新たな模索も必要で、そこいら辺を見極めながら生き抜くことになるだろう。
それは「降りない」努力かもしれないけれど、一方で「降りる」傾向性を改善できないだろう。

再雇用だとか非常勤だとか、管理職の増加、事務職の(微々たる)増加なんてのはたいして力にならないだろう。
問題は教員が主体的に自己改革できるかどうかだ。
上意下達と格差主義、新自由主義的なものが批判され、別な方向性を打ち出せなければ無理だろう。
なぜなら外的な背景、要求、要因が多すぎて、何が自分で行っていることなのかの峻別がしにくい状況にあるからだ。
これは「降りる」ことを狙っているのかと見紛う。

「いいものは全てやる」というのは自己判断ではない。
「実態に合わせて軽重をつける」というのが自主的な判断。
でも、「軽重をつける」ことが目的化されるとそれは異なった内容に至るだろう。
それを「降りる」というのだと思う。

それは静かに行われるけれど、大きな動きとなって還って来るかもしれない。
どうだろうか。
別に私は占い師ではないので、いい加減な茶飲み話として想像したまでなのだけれど・・・。

私のように「降りたり、復帰したり」という人もいるのだろう。
たぶんね。

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どろろはん

2007-12-29 02:01:08 | 映画
ああ、また観てしもた。
きっと暇なんやろうな。
レンタルビデオの冬やな。

せやけどダンさん、原作のまんまの設定やね。
なんかダイジェストになるんか思ったら、ケツのケツが「はあ?」って感じやった。

やっぱり、あの雰囲気は原作の方が楽しめる気がするちうわけや。
設定もきちんと背景からわかるし、漫画を読まのうてはや。

手塚はんもここまでエンタメしたかてらったらええ気分なのとちゃうかな。
そやけど、もっともっともっと(?)カイキュートーソーチックな雰囲気もあり、エゴイスティックな親父がおるのもありちう世界とちゃうやろかな?

踊り子の衣装もCGも、なんか違和感ある緑で、そこがいっちゃんヘンなのとちゃうかな。

大阪弁フィルタ使用

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やっぱそうきたか「強制アリ」

2007-12-28 23:09:03 | ニュースから
史実からいったらそうなるよなぁ。

「強制」否定派の論議は南京虐殺の話と同様な論調に見えて来ている。
修正しようっていったって、All Or Nothing、一事が万事な話じゃ筋は結局通らない。

なんせ「あり」の証明は一事で事足りる部分があるもの。

でも、着地点が見えない状況に戻ったわけで、どういう方法で決着をつける方向性を明確にできるのか。
そこが気がかり。

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検定意見撤回の要請を確認=「強制」復活、09年度教科書に-沖縄
(時事通信) - goo ニュース

大阪府知事選

2007-12-28 22:49:27 | ニュースから
いつもの三つ巴の形になってきている。

大阪の選挙はどうも雰囲気流れを感じるのだけど、それは私の勝手な思い込みなのかもしれない。

でも、横山ノック氏のときも、フーミン太田氏のときも「?」はいくつも点滅してしまった。

今回は、橋下氏がそういう台風の目かな。
でも、彼の政治的な発言はタカ派的で怖い。

恣意的に感じられる部分も多々あるので、地方自治の世界に関する発言を注視していった方がよさそうだけれど。

対して民主党側は、政治的な立場や立候補の狙いどころがどうもよくわからない。

とりあえずは、弁護士対決の梅田氏が橋下氏にどういうジャブを出すのだろう。
そこいらへんが気になる。

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【激突2008大阪府知事選】後援会事務所当選ゲン担ぎ(産経新聞) - goo ニュース

心の病は身体の病と同様に苦しい

2007-12-28 22:31:02 | ニュースから
増えるんです。
これからも。
誰も助けてくれないんです。
自分でどうにかするしかないんです。

そういう決意で死に、その中に生きるんです。
きっと。

死にそうな人に、
「今は逃げていいんだよ。あと少しで来年度だから。それまでは反吐をはいてもいい。はかれてもいい。立場を守って逃げましょう。」
それだけ。

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教員の「心の病」急増=精神疾患の休職最多に-履修漏れ処分490人・文科省調査
(時事通信) - goo ニュース

起きて言う言葉は寝言ではない

2007-12-28 22:24:38 | 戯言
頭の悪い人から文句を言われると、こちらも少々足らないところがあるのでカチンとくる。

売られた喧嘩は買わない理由がなければ基本的には買う。
でも、立ち小便まがいは馬鹿者呼ばわりをさせてもらうからその覚悟をしてほしい。
もちろん対等扱いだとは思わないで欲しい。

自分のことを説明もできないようなヤツに言葉をかけられる筋合いはない。

文字データが基本のブログに関しては、そこはシビアにいきたい。

こういう人に会った事がある

2007-12-28 10:00:01 | ニュースから
予備校の講師をしていた人でこういう人を見た事がある。
しかも米国での取得なのだけれど、英語の講師だった。
米国には3ヶ月ほどいったことがあるといっていた。
でも、発音や英語知識のレベルは私が分かるほど低かった。
世の中、そんな人も動いているのね、とその時は感じたけれど、その後、掛け持ちの英語塾を蹴られていた。

かなりハングリーな人だったので、長くつき合わずに適当なところで絶交した。
今ではそれでよかったと思っている。

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不正規学位46校48人 文科省初調査 採用・昇進に使用も(産経新聞) - goo ニュース

自転車通勤者としては・・・

2007-12-28 09:54:15 | ニュースから
ご時勢か・・・。
なかなかつらい規則改定かな。

個人的には事故を起こす側というより巻き込まれる側の傾向なので、規制できるものなら乱暴な運転は取り締まって欲しいと願ってはいたけれど、同時にこちらもということになりそう。

目的は「乱暴な運転」の取り締まりなのだから、なんとも納得いかない気もする。

また、自転車という乗り物は、免許制度ではないし、徹底を図るには学校機関だけというのはどうかと思う。
でも、あんまり徹底されてもなぁ。

不便だよ。
(悔しいので、一応、愚痴っておく。)

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携帯電話・傘立てダメ 自転車教則、30年ぶり改正へ(朝日新聞) - goo ニュース