( この写真は、チェンマイの自宅を夕暮れ時に撮影したものです。建物の南側からやや逆光で
撮影しました。毎日、朝と夕方に庭の掃除や水やりなどをしています。うだつの上がらない安
月給の元漫画家アシスタントが、自宅で芝生に水まきなんかしている姿は、想像さえ出来ませ
んでした・・・・・《 2020年、12月、撮影 》 )
【 はじめての方は、どうぞ 「第1章 改訂版」 よりご覧ください。 】
2021新年
なんやら、かんやら、色々ありましたが・・・・・・・
とりあえず、無事に新年のご挨拶が出来ます・・・・・・・・どうか、本年もよろしくお願い
いたします。
予定では、今回は「 先生の思い出3 」のはずなのですが・・・・・・・・
その点について・・・・・・・・読者諸兄の中には・・・・・・・・
「 何やってんだよ、正月の挨拶なんかよりも、本文を進めろよなぁ~ 」
とか・・・・・・
「 手抜きなんじゃないのかッ! 」
とか・・・・・・・
「 やだぁ、つづきが早く読みたかったのにィ! 」
とか・・・・・・・
「 そろそろ止めればァ~ 」
等々・・・・・・ご不満の声があがるのは当然であると・・・・・・しかしながら・・・・・・・・・・
・・・・・・・どうか、お許し下さい。( 陳謝・・・・するふり )
話は変わって・・・・・・・・
コロッと変わって・・・・・・・
現在の私の年金暮らしの経済状態をご報告いたします。
賢明なる読者の皆様はきっと、「 年金で暮らせるのだろうか? 」「 アシの年金じゃ
無理だろ? 」「 たぶん、裏があるな! 」などと興味がおありのことと思います。
( あるわけないか )
私の場合、厚生年金ですので支給額は一ヵ月で14万円ほどになります。( ま、平均
的な金額か、やや低めの金額だと思います )
これから所得税( 海外居住者は確定申告出来ません )と復興特別所得税( 合計1.5
万円 )が、源泉徴収で自動的に差っ引かれますので、手取りは12.5万円。
自宅があるので、住居費にはほとんどお金がかかりませんが、電話代( 千円 )、電
気水道光熱費( 2万円 )、Wi-Fi代( 2千円 )などがかかります。
それでも、10万円あれば夫婦二人で食べていくには十分なのです。( 医療保険やお
こずかいも含め )
もし・・・・・・・・・・・・
もし、日本だったらどうなるのでしょうか・・・・・・・・
同じ厚生年金14万円だとして、所得税は確定申告で抑えられても、介護保険料、医
療保険料、が合計4万円、それに住民税7千円、引かれて残りは、9.3万円・・・・・・・・
ここから、住居費、電話代、電気水道光熱費、Wi-Fi代・・・・・・・・
請求書の山の中で、気が狂うか首をくくるか・・・・・・・・
60代の夫婦が仕事を探すにしても大変です・・・・・・・・・・・
そんなわけで・・・・・・・・
私はタイで夕陽を見ながら芝生に水をまいているわけです。
『 東京オリンピックはどうなるんだろうなぁ・・・・・ 』
「 漫画家アシスタント移住物語 こりゃタイ編 先生との思い出 その3 」 へつづく・・・・
( 「 先生の思い出3 」は、来月掲載の予定です )
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【 各章案内 】 「第1章 改訂版」 「第2章 改訂版」 「第3章 改訂版」
「第4章 その1」 「第5章 その1」 「第6章 その1」
「第7章 その1」 「第8章 その1」 「第9章 その1」
「諦めま章 その1」 「古い話で章 その1」
「もう終わりで章 その1」 「移住物語 こりゃタイ編 その1」
本年もブログを楽しく読ませていただこうと思っております。
日本では新型コロナの感染者数が大晦日に1日で4000人を突破し、重傷者も死者も比例して増えております。
GoToトラベルで税金をばらまき、一緒に新型コロナもばらまいてしまってスガ政権の支持率は就任時は70%という高支持率でしたが、今は不支持率が支持率を上回ってしまいました。
そんな事態の中、スガ首相はお正月はちゃんとお休みし、仕事初めからお仕事されるそうです。
東京五輪はすでに歴代大会最高の予算を計上してしまったので無観客でもやるんだと森元首相が宣言され、外国人選手団が入国できなければ日本人だけでメダルが独占できるので、無観客で日本人選手のみのオリンピックとして歴史に残りそうですね。
トライアスロン大会が行われるのにウ○コ水と言われた東京湾の浄化作業で牡蠣を大量投入したら設備に牡蠣が付着して沈んでしまい、また税金を投入して作り直すそうです。
増税に次ぐ増税で実質賃金が下がり続けている日本ですが、これだけ無駄使いしてくれたらいくら増税しても足りないよなと思う毎日です。
大晦日には自民党議員が国民年金なんかでは食えないので議員年金を復活させようとしているという報道もありました。
タイに移住されたyesさんは本当に英断されたと思います。
日本にいたら、本当に大変なことになっていました。
コロナ禍の中で、格差社会の矛盾が深刻化していく感じは、別のウ
イルスに冒されていくみたいな不快感がありますよね・・・・・
スガ総理は、悪い顔じゃないんだけど・・・・・・名優の顔じゃないです
ね・・・・・・地味過ぎ。
短命政権で終わりそう・・・・・・・
毎年、毎年、税収の2倍の支出で回している深刻な状態がいつまで
続くのか分かりませんが・・・・・・・
オリンピックの後の数年が心配ですね・・・・・・・・
私は、日本の年金で暮らしていますので、財政破綻で年金制度が崩
壊すれば、まともに影響を受けます。
それを考えたら・・・・・・枕を高くして眠る事なんて出来そうもありませ
ん。
特に、このまま日本政府がバカな円安(日本人の全資産と価値の相
対的な下落)を維持し続けるつもりなら余計に深刻です。
円が高い頃は、強い輸出産業が育ち、日本人がジャンジャン海外資
産を購入し、海外暮らしが本当にリッチでした・・・・・・・1万円で高級ホ
テルに泊まって食べて飲んで遊ぶ事が出来ました。
今では1万円なんて中級ホテルのちょっとイイ所のホテル代だけで消
えてしまいます。
海外でも段々と日本人の立場は弱くなっているわけです。
チェンマイも中国人ばかり(まだまだ増えます、まだ序の口)だし、土
地も家もマンションも彼らにゴッソリと所有されています・・・・・・・
どんどんリッチになる国と没落(借金財政、人口減少、格差拡大)して
いく国の歴然とした差は、海外にいる方がよく見えるものです。
高級車に乗って走る中国人やインド人、アラブ人の足元のドブ板や路
肩のゴミの様な・・・・・・
姥捨て山に取り残されたみたいな・・・・・ボロボロの日本老人がホー
ムレスしている姿が珍しくなくなるでしょう。(私だって一歩間違えば他
人事ではないのです)
この場合の中国人て、年齢的にはどのくらいなんでしょう。そもそも働いているんですか。中国の年金は、多い人でも、年間20-30万円程度と想像しているので、yesさんみたいに年金で海外生活ともおもえませんが。何か資産を貸して、その上がりで生活しているんでしょうか。
タイにいて介護保険って?
介護の恩恵にあずかれそうもない場所で、介護税だけ取られるんでしょうか。それとも、タイにいても体がきかなくなったら、タイの介護施設に入る費用を日本政府からだしてもらえるのでしょうか。
>年齢的にはどのくらいなんでしょう。
年齢層は、バラバラです。
日本が1980年代から90年代にかけて、多くの人々(農協さんの団
体からパックツアー、さらにバックパッカーまで)がどんどん海外旅
行し始めた時代とまったく同じです。
どの観光名所へ行っても中国人観光客が大勢います。(今はコロナ
の影響で外国人観光客はほとんどいません)
特に目立つのは貸し切り観光バス(中国系旅行社)での大勢の移
動です・・・・・・・昔の日本人とまったく同じ!(こうしたタイプの旅行
が好きなのは、中国も日本も同じ様です)
30年以上前のタイを知っている私にとって、チェンマイ郊外の綺麗な
寺院の駐車場にズラリと止まった観光バスから、ゾロゾロと中国人が
降りて来る姿を見ると「時代が変わったなぁ」とつくづく思います。
30年以上前は、旅行する東洋人のほとんどが日本人で、たまに台
湾の人がちらほらいる程度でした。
タイの外国人観光客は、訪日観光客よりもはるかに多い3900万人
で、そのうちの30%が中国人です。(ちなみに日本人は180万人)
日本人はゆっくりと毎年10万人足らずの増加でしたが、中国人観光
客数は、2000年代に激増しました。
ちなみに、日本人よりも韓国人、インド人観光客の方が多くなってい
ます。(私も知りませんでしたが、インドにも抜かれてました)
>タイにいて介護保険って?
恐ろしい事ですが、日本人のほとんどが自分の老後がどうなるのか
知りません。
私も、自分の年金と諸経費がどうなるのかなんて知りませんでした。
なんとかなるんだろうなぁ・・・・・なんて漠然と思ってました。
無知ほど怖いものはありません。
想定される年金額は、「年金ネット」で計算できるのですが・・・・・・・
・・・・・実は、その金額は手取りではない仕組みになっているのです。
多くの人が・・・・・・いや、ほとんどの人がこの「想定年金受取額」を
信じ込んでいるのです!
なんと厚生年金生活者(年収200万ぽっちの!)から、所得税(控除
される場合もある)、住民税、健康保険料、介護保険料、が差し引か
れます。(消費税もお忘れなく)
特に重たいのが「健康保険料」・・・・・・これがデカいですね!
厚生年金なら、その30%近くは上記の必要経費として差っ引かれま
す。
5万円の国民年金だけなら、90%は消えるんじゃないでしょうか。
つまり、日本人の資産を持たないほとんどの人は、死ぬまで(平均
寿命90歳まで)働かないと生きられないというシステムです。
>タイにいても体がきかなくなったら、タイの介護施設に入る費用
>を日本政府からだしてもらえるのでしょうか。
・・・・・・笑える冗談です!
そんな「おとぎ話」は存在しません!
私は、タイにいて日本の行政サービス(警察、消防、道路、図書館な
どの公共施設)、介護、保険サービスは一切受けていませんが、所得
税と介護保険料は支払わなくてはならないのです。
「高齢化社会」を支えるためというのが建前ですが・・・・・・・実は無駄
な道路や橋、ダムに干拓、軍事費増大、不要な原発や仕事もしない
役人どもと天下りどもを食わせるためにジャブジャブ予算を使い切る
・・・・・・・その尻ぬぐいがこうした「トリック」を生んでいるのだと思い
ます。
届け出は、様式をダウンして日本に郵送すれば、3か月後から「無料」になりそう。なお、過去5年分も戻ってくる方法もあるかも。
http://www.mitsubishielectric.co.jp/kenpo/shiori/kaigo/menjo.html
介護保険料が免除されるとき
●介護保険の適用除外とは
40歳以上65歳未満の方は介護保険の第2号被保険者に該当し、健康保険料と合わせて介護保険料が徴収されますが、次の方については介護保険料が免除されます。この場合、届を本人が記入し、事業所健保窓口経由健保組合へ提出することが必要です。また、該当しなくなったときも同様に届の提出が必要です。
■適用除外者
(1)海外居住者(日本国内に住所を有さない人)
(2)適用除外施設の入所者(身体障害者療養施設やハンセン病療養所など)
(3)短期滞在の外国人(在留資格1年未満の人)
※本人が海外勤務する場合でも40歳から64歳の家族(健保被扶養者)が日本に居住する場合、保険料は免除されません。(=特定被保険者)
●適用除外者の届出について
届出様式は「介護保険適用除外(該当・非該当)届」です。社員本人が該当・非該当になった時点で届に証明書類を添付して提出することになります。
また、健保の被扶養者である適用除外の家族についても本人と同様「適用除外届」を提出することが必要です。
■適用除外届に添付する証明書類
[1.海外居住者](海外勤務者・留学生・研修生等)
A.海外に赴任した場合(日本に住所を有さないとき)
⇒・住民票除票証明書(写)または・転出届受理証明書(写)
B.海外から帰任した場合(日本に住所を戻したとき)
⇒・住民票(写)
※ 転入日が記載されているもの
(注意)海外勤務者の適用除外日は、人事異動発令日ではなく市町村の住民基本台帳法上で日本に住所を有さなくなった日、または有した日を言います。
[2.適用除外施設入所者]
A.施設に入った場合
⇒・施設入所証明書(写)
B.施設から出た場合
⇒・施設退所証明書(写)
[3.短期滞在の外国人]
A.外国人社員が在留資格1年未満の場合
⇒・在留資格が確認できる書類(写)
B.外国人社員が在留資格1年以上になった場合
⇒・在留資格の延長が確認できる書類(写)
海外に居住するとき
申請書類はこちら
介護保険適用除外届
書類提出上の注意
●A4用紙で必要な書類をプリントアウトして使用してください。(裏紙使用不可)
●必ずボールペンで記入してください。
●プリントアウト後、自筆署名(必要箇所は捺印)の上提出してください。
●書類は健保に直接ではなく、事業所健保窓口(総務・人事部門)に提出してください。
●特例退職(記号:700)、任意継続(記号:800)の方は、直接健保へ郵送してください。
※書類を提出する前には、記入もれがないか、添付もれがないか、もう一度ご確認ください。
Acrobat Reader Rogo
●PDFファイルをご覧いただくには、Adobe(R)AcrobatReaderが必要です。
お持ちでない場合は、左のアイコンをクリックして、ダウンロードしてください。
介護保険適用除外届
海外勤務者・海外研修生用
出発時用(該当届)
帰国時用(非該当届)
上記以外の方
該当届
非該当届
∥CLOSE∥
>介護保険料を天引なし
その通りでした。
私の記述に間違いがありました。
「介護保険料」ではなくて「復興特別所得税」でした・・・・・!
どうも、スイマセン!
ご指摘ありがとうございました。(さっそく、本文を一部訂正)
確かに、介護保険料は海外居住者には関係ありませんでした。
(ただし、日本へ住所を戻せば支払い義務があります)
ちなみに、「復興特別所得税」って、「所得税」と合算になっていて
詳しい金額はよく分かりません。
私は、日本は300万円未満の年収しかない人からは税金は取ら
ないか、極少額だと漠然と信じていたのですが・・・・・・
年金生活者からも情け容赦なく、ビシビシ天引きするんですね・・・
・・・・・・・・。
年金もらう様になって初めて知って・・・・・・落胆してます(頭にきて
ます)・・・・・・・・・
それから・・・・・・
正確に書くと、私のカミさんとは9年の年齢差があるので、「加給
年金」というのがもらえます。
これが、2万円ちょっとですが・・・・・・・(楽しみにしていたのですが)
・・・・・・・・ちょうど税金の支払いで消えてなくなる感じです。(涙)
年金生活者からも情け容赦なく、ビシビシ天引きするんですね・・・
{私は、日本は300万円未満の年収しかない人からは税金は取らないか、極少額だ}=
10年以上前から、国税庁通達により,年間400万円以下の年金収入だけの人は「申告不要」つまり、所得税は「0」、さらに「復興特別所得税」も「0」です。
国税庁早わかり
https://www.nta.go.jp/about/organization/takamatsu/release/hodo/hodo_24/24kakusihin/pdf/nenkin.pdf
https://www.google.com/search?rlz=1C1SQJL_jaJP924JP924&sxsrf=ALeKk01koe9uplbvjQX3saS6OFmLrc8i0A:1609948020614&q=%E5%B9%B4%E9%87%91%E5%8F%97%E7%B5%A6%E8%80%85%E3%81%AE%E4%BD%8F%E6%B0%91%E7%A8%8E%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%8F%E3%82%89&sa=X&ved=2ahUKEwjrloDf04fuAhXFc94KHckQCG4Q1QIoAHoECA0QAQ&biw=1243&bih=918
211万円以下の人は住民税は0円。
このほか奥さんの年金は60万円。
世帯主本人には、ふつう年金事務所から「年末の扶養控除にかかる申告書」が送られてくる(11月ころ)ので、これに奥さんが扶養対象者でかつ収入が100万円以下なら、税金はゼロになります。
確定申告のお知らせ、ありがとうございました。
実は、2ヵ月ごとに年金が送金されますが、そのたびに「送金通知
書」というものが送られて来ます。
そこには「所得税と復興特別所得税」という項目があって、合計で
3万円以上天引きされています。
私は「そりゃないよなァ~」と思って以前住んでいたさいたま市の
税務署へ電話したわけです。(ちなみに年金事務所へ電話しても
税金の事は一切教えてくれません)
もし、日本に居住しているなら、年金だけで暮らしている人は「確
定申告免除」となり、事実上所得税はないわけですが・・・・・・・
私は、税務署の人に質問しました・・・・・・・・
「確定申告すれば戻ってきますか?」
すると・・・・・・・・
「海外居住者は確定申告出来ません」
「はぁ?」
「確定申告出来ないんです!」
それで終わりです。(あっけないもんです)
つまり、一般の「確定申告免除」と私の様な「確定申告不可」の立
場とは、違う様です・・・・・・・何が違うのかよく分かりませんが。
本文を読んで、芝生のある家で水まきするイエスさんの海外生活に優雅さを感じつつ、
コメント文を見て、結局どこの世界に行っても将来の不安は拭い去れないという現実を突きつけられました。
人間、年をとるとともになかなか
「小事を気にせず流れる雲のごとし」
などと言ってられなくなりますね。
哀しいことに…