『そぞろ歩き韓国』から『四季折々』に 

東京近郊を散歩した折々の写真とたまに俳句。

四季折々658  お盆すぎの北海道資料館めぐり6

2015-09-17 09:29:33 | まち歩き

室蘭本線の伊達紋別駅からバスで15分ほどのところに伊達市開拓記念館がある。

ここは、戊辰戦争の結果領土を失った仙台藩伊達家一門亘理(わたり)伊達家(2万3千石)が、ロシアの南下政策に対応するべく、「北門の警備は武士の本領、戊辰の汚名をすすぐ好機」として、領主の伊達邦成と家臣2千8百名が入植し開拓した土地。伊達氏開拓記念館はそれを記念している。

伊達市開拓記念館。旧伊達氏邸宅跡7千坪に昭和33年に開設された。

モニュメント。

敷地の中のアカマツ。

パンフレットによると、伊達家の旧宅で明治25年に建築されたもの。開拓の功績によって伊達邦成が男爵に叙せられたお祝いに、家臣たちが建てた建物。当時は政府の役人をもてなしたり、泊めたりするのに使用したので「迎賓館」と呼ばれた。

伊達市開拓記念館。

ほとんどの家財を開拓資金にするために売り払ったとか、大名家の風格を残すものが少しだけ残っている。

 

オルゴール。1830年ころにスイスで製作され、日本に嘉永年間に輸入されたもの。伊達本家からお嫁入りした姑の保子様のお嫁入り道具の一つ。今まで聞いたことのない美しい調べを聞かせてくれる。

保子さまのお嫁入り道具の一つ。桃の節句にはこのひな人形を飾って開拓地の人々と祝ったという。

伊達市開拓記念館や迎賓館は公園の一部として含まれている。

公園の入り口。 

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