出発の詩集

土曜日に、加藤健一事務所公演「出発の詩集（たびだちのアンソロジー）～モスクワからの退却～」を観てきました。

３３回目の結婚記念日を目前にした、エドワードとアリスのもとに、ある日息子のジェイミーが帰ってきます。

ジェイミーに何か話がある様子のエドワード。

結局、エドワードが話したことは、「自分はアリスと離婚するつもりでいる。そして自分には今、愛する女性がいる」ということでした。


加藤健一さんの舞台は大好きで、いつも満足のいく公演なのですが、今回はどうも舞台のストーリーに入っていけず、途中眠くなってしまいました。

前半、息子が帰ってきたというのに、何かイライラしたアリス。ずっと怒ってばかりのヒステリックな彼女を理解できず、私はアリスが好きになれませんでした。

息子のジェイミーは、世の中に全く期待していないようなセリフが多く、その理由が最後にはわかるのかと思いましたが、結局明かされないままでした。

「モスクワからの退却」という本の一節が出てきたり、詩が読まれたりする部分があるなど、舞台そのものはステキな構成なのですが、どうも退屈で。

周りを見ても、こっくり、こっくりしている人が結構いたように見えました。

エドワードが好きになったアンジェラという女性が登場して、いつものドタバタになったらいいのにと思うほど、味気のない舞台になってしまいましたね。

それはたぶん、今の日本の空気のせいと、お客さんが笑わせてほしいと期待したからなのでしょう。

やはり、やはりですね。加藤健一さんはコメディがいいです。

次回はぜひ、ぜひコメディーでお願いします。

ミュージカル落語

昨夜は、三遊亭亜郎さんのミュージカル落語「美女と野獣」を聞きに行ってきました。

三遊亭亜郎さんは劇団「四季」出身の落語家さんですが、さすが、歌が上手でした。

声量たっぷりの歌い方は見事で、声もとてもいいんです。

「美女と野獣」を落語風に面白可笑しく話しながら、途中でピアノを伴奏に見事な歌唱で歌います。

座ったままで、よくあんなに声が出るなと感心しました。

お話も面白かったです。子どもにも大うけでした。

魔女のセリフを言うとき、もの凄くテンションがあがるので、ちょっとうるさく感じましたが、ほかにもたくさんの演目があるそうで、どれも聞いてみたくなります。

８月には子どもも楽しめる「ヘンゼルとグレーテル」で、また来てくれるそうで、楽しみです。

この「ミュージカル落語」という言葉で特許をとる予定だと言っていましたね。

つまり、このような落語をやっているのは、三遊亭亜郎さんただ一人なのだそうです。

私は「オペラ座の怪人」を聞いてみたいなと思っているのですが、あちこちで公演があるようですよ。お近くのかたはぜひ聞きに行ってみてくださいね。面白いですよ～。

詳細はこちらでどうぞ。

→三遊亭亜郎さんＨＰ

こちらは「ウェストサイド物語」です。

やっと勝ちましたね

６連敗中の西武ライオンズでしたが、今日は西口投手の先発で、やっと勝ちました。

今年は楽天イーグルスに優勝してほしいと思っているのですが、西武ライオンズの試合はあまりにひどすぎました。何をやっているのかとあきれるほどです。

せっかく点をとっても、中継ぎ投手に代わった途端打たれてひっくり返されるというケースが続きましたね。

今日はなんとか勝ててよかったです。

しかし、明日は仙台で楽天との試合です。先発は田中マー君なので、楽天のほうが気合の入り方は上のような気がしますね～。


連休やビンラディンのニュースなどで、やや過去のこととして扱われそうな気配の福島原発ですが、新聞に小さく、自民党の原発推進派が原発維持に向けて始動したとの記事が出ていましたね。

「反原発」の世論に対抗するために、原発推進派の議員が集まり、新しい政策会議を発足したのだそうです。

まだ早いんじゃないんですか～？

原発を続けるのかという議論は、今の福島原発をしっかり廃炉にしてからすることではないでしょうか。

まだまだ原発を安定させるために、たくさんの人が命がけで闘っているというのに、何を言っているのかと思います。

日本には核廃棄物を捨てる場所もないというのに、なぜ原発を作ったのかということも書かれています。

何のための原発なのか。だれのための原発なのか。

今、政府や東電が出している情報は完全に信じられるものなのか。

何もわからないままでいるのは嫌なので、武田邦彦さんの「原発事故残留汚染の危険性」という本を注文しました。

この本、ずいぶん売れているようですね。世の中の人々はみな、心の中で不安を感じているのでしょう。

武田邦彦さんがブログで、福島原発事故について私たちがどうしたらよいのかを、わかりやすく書いてくれています。

→武田邦彦さんのブログ

ジェロさん新曲

昨日のフィギュアスケートのエキシビジョン、よかったですね～。

私はやはり安藤美姫選手の演技に注目していたのですが、アンコールでモーツァルトの「レクイエム」を滑ってくれたことに大感激です。

あの曲を選んでくれたのは、やはり東日本大震災の被災者のことを想ってのことでしょう。

心のこもった演技でしたよね。


フィギュアとは全く関係ありませんが、ジェロさんの新曲が６月２２日に発売されるそうです。

６月２２日は、Zeroさんの新曲も出るそうで、ジェロとゼロで非常に紛らわしいことになりそうですね。

ジェロさんの新曲は、「ただ…涙」という曲で、中村中さんの作品だそうです。

この日には、カバーズ４「今日の一曲」も発売されるそうです。

コンサートで「今日の一曲」というコーナーがあって、他人の曲を毎回１曲歌ったのですが、それらの曲から選曲してレコーディングしたのだそうです。

ジェロさんの歌い方は癖がないので、演歌が苦手な私でも気持ちよく聞けます。

それに本当に上手なんです。

楽しみですね～。