ヤマトタケルの夢 

―三代目市川猿之助丈の創る世界との邂逅―
★歌舞伎・スーパー歌舞伎・その他の舞台★

【祝】みやず姫700回 performed by 市川笑也

2005-06-24 21:00:16 | ヤマトタケル
本日2005年6月24日昼の部は、1986年2月4日のヤマトタケル初演より
笑也さんがみやず姫を演じられてから700回目の記念となる日でした。
今回の出演者の中では、この演目の初演より、
同じ役を演じ続けていらっしゃるのは笑也さんのみ。
皆勤賞でもありますね。

多くの役者さんに、それぞれ持ち役といいますか、
上演○○回記念を謳うような大切なお役がありますが
(たとえば高麗屋さんの弁慶など)
笑也さんにとっては、三階さんの大抜擢という、当時の歌舞伎界を騒然と
(大げさでなく、多くのメディアで取り上げられた事を鑑みても)
させた事も含め、口幅ったい言い方で恐縮ですが
ターニングポイントとなられたお役ではないでしょうか?

この辺りについては、またいつか改めたいと思いますが
取り急ぎ、本日は、みやず姫700回おめでとうございました

追伸:中日劇場の二階席、久々に座りましたが、舞台全体の美しさが
素晴らしいです!!まだ、明日、明後日ありますので、追加の方は是非。
普段、やっぱりなるべく間近で観たい!と一階を買うことが多いですが
今回、2階席も、もう何度か買っておくべきだった、と後悔。
特にオープニングのライトカーテンの美しさは格別です~!!

【追記】ヤマトタケル興行700回記念と、みやず姫700回記念との日数のズレは
    『特別マチネ』の上演に由ります。 
    1988年再演の際、3月23日、30日、4月13日(笑也さん実バースデー)
    4月27日@新橋演舞場、6月15日@京都南座で特別マチネがあり、
    信二郎さんがタケル、笑也さんが兄姫・弟姫を演じられ、
    みやず姫を児太郎(現:福助)さん、帝を猿之助さんがなさいました。
    
    初演時高校生だった猿弥さんはまだヤマトタケルには出演しておらず、
    88年の再演でも本興行の筋書に名前がありませんが(まだ大学生)―実は
    日大生当時の猿弥さんにお会いしたことあるんですよ~(初告白・笑)―
    このマチネで、熊襲弟タケルとクロマル(←タケルの従者、
    当時は“小米”さんの現:門之助さんの本興行での持役)をされています。
    そして、本興行では、信二郎さんがされていた志貴の里の「帝の使者」を
    小米さんがなさっています。筋書を引っ張りだし確認~
 

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5 コメント

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うわ~!そんな記念講演を拝見できて光栄です! (たまち)
2005-06-25 02:07:51
こんばんは。

個人的楽日をまったりと味わっていたのですが、そのような「記念日」に遭遇させていただけてたとは!!今更ながらに感動です~



本日は、名古屋パワー炸裂のお客さんに囲まれて個人的には爆笑の観劇でした(ノリがロックコンサート!)またバード右近さんの美しさにうっとりこれが段ちゃんの宙乗りだったら、心臓麻痺で私も即刻天上人でしたわ(笑)

私は2階席経験3回めでしたが、やはり正面から全体を眺める事が出来る舞台は最高でした。次回からは最初にこの場所で観たいものだと思いました。



ず~っと段ちゃんタケルばかり観ておりましたが、右近さんタケルだとセリフ等にも違いがあり

ますね。どちらが好きかときかれても答えられない・・・そんな不思議な魅力があります。それってやはり、「ヤマトタケル」根底に流れるものでしょうか。久々に「あなた、もっと人生について考えなさいよ!悩みなさい!」って宿題貰っちゃったみたいな感じです。きっと答えは出ないだろうけど、「考える」事が大事みたいな・・・。





yayaさん、いつもこちらでお世話になっていますのにご挨拶も出来ず本当に失礼致しました。次回こそ・・・!!

返信する
超 初歩的な質問です。 (道哲士)
2005-06-25 15:49:51
「ヤマトタケル」上演700回が6月21日

笑也さんの「みやず姫」700回が6月24日



中二日間のずれは、何故ですか?。初演から笑也さんの持ち役ですよねぇ。三階さんの「笑也さん」の大抜てき、諸々の批判を、ものともせず、堂々と敢行された猿之助さん、また、その期待に応えて大役を演じきった笑也さん。・・・

しかも10年間変わることなく持ち役として演じ切りその成長ぶりには、総ての人が惜しみない拍手を送り続けたと思います。



ただ、700という数字に二日間のずれが有るのが妙に気になってしまいました。病気休演でもされたのですかねぇ。



不死身と信じていた、猿之助さんも病いという敵には勝てなかったのですものねぇ・・・

いまや、回復状態も順調とのことですが・・・

どうぞ、ご無理をなさらないように・・・



話がそれました。多分皆さんは先刻ご承知のことでしょうが、無知な僕や新しいファンのために教えていただければ幸いです。



明日は「中日劇場」の楽・・・

心よりお祝いを申し上げます。



追記 国立劇場、今日電話で聞いたら、「全日・全  席」売り切れですって。もぐりこむ余裕はないよう です。残念というか、これも、おめでたいことです けどね。

 ナビダイヤルの使い方を知らなかったばかり(無  知)に、3時間の間、予約センターに繋がらない  ままに、架けなおしていたみたい。馬鹿な話・・  (涙・涙)の物語りでした。(恥ずかしい)
返信する
Unknown (Unknown)
2005-06-25 20:42:13
>道哲士さん



88年の再演時、信二郎さんのタケル、笑也さんの兄姫・弟姫で特別マチネがありました。

この時、児太郎(現:福助)さんが、みやず姫をされたので、

公演回数からこの特別マチネの回数を引くと、

笑也さんがみやず姫を演じられた回数なのです。



95年の右近タケルデーのあった再演の際は

笑也さんのみやず姫でしたので、

今回猿之助さんの休演がなかったとしても

猿之助さんのタケルの回数より

笑也さんのみやずの回数の方が多くなります。



88年は児太郎さんの休演もあり、

笑也さんが、兄姫・弟姫・みやず姫の三役を

演じられた舞台もありました。

みやずの抜擢でも大変だったところに

早替わりもある二役の代役で、今、多少いろいろなことがある程度分かってみると、

本当に大きなプレッシャーもあった事と思います。

(以前にも書きましたが、87年秋~89年春まで、私は豪州に在住していたので、

この88年の再演は、全公演未見なのですが。)



全スーパー歌舞伎のメインキャストの歴史の中で、

笑也さんのみが全て参加、無遅刻・無欠勤(笑)です。

一般の企業や学校でも「皆勤賞」授与ですよね。

この継続して出演しているということだけでも、

とても、大きな価値のある事と思います。



>たまちさん



中日の2階席、すごく見やすいですよねー

お客様の反応が本当に自然のノリが良くて、

ふだん歌舞伎座とかだと気になる私語も全然不快ではなく、

も~聞いているこちらが嬉しくなるような



そんな~ご挨拶なんて滅相もないです・・・

いつもブログを読んで頂き、こちらこそありがとうございます



本日、段ちゃんタケル楽、良かったですよ~

一幕目は意外と平穏?で、なんか明日以後もずっと

段ちゃんもタケルやっていそう~と思うくらいでしたが、

走水のあたりから、疾走する演技って感じの高揚感を醸し出していました。

エピローグの後、カーテンコールが一度だけあり

たくさんの拍手を貰いながら、すっきりした笑顔でした。

再度、幕が下りるときは客席に手を振っての

「段治郎タケル」とのお別れでした。



実は、月曜に試験があり勉強道具も抱えてきたので、本日は夜の部は観ず

お勉強の時間に充てておりましたが、

名古屋の暑さと舞台の熱気に中てられ、午睡・・・

(って単に怠けただけでは?→自分
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なるほど♪ (nontan)
2005-06-25 23:56:41
yayaさん、こんばんは。私もちらりと聞いてはいましたが、よく呑み込めてなくて特別マチネの2回分が日のずれる理由だったんですね。それにしても三役されてたときってホントどんなに大変だったことでしょう。演出的には少し変えただけでできたんでしょうか。舞台を700回以上ずっと皆勤賞ですもの、体調管理から色々なことを考えると、それだけでもすごいことですよね。yayaさんの書き込み読んだだけでジーンときてしまいました。

それにしても、月曜日に試験があるにもかかわらず、その情熱はやはりすごいです月曜日の試験は、舞台の感動励みに頑張ってくださいね。

私は残念ながら明日千秋楽の公演中に試験と格闘してますので、舞台のみなさんの頑張りを励みに私も頑張ります。

明日の千秋楽が大盛況のうちに終わることを祈ってます。

ぜひぜひ千秋楽のご報告お待ちしてまーす
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追記 (yaya)
2005-07-01 00:55:41
上記Unknownは私です^^;(一応・・・)

本文中に88年再演時の特別マチネに関する

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