紘一郎雑記帳

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琴光喜追放?相撲という「戦いのドラマ」,前田克巳氏講演会「第2部」

2010-06-30 05:16:03 | Weblog
※ 琴光喜追放? 相撲界が大揺れに揺れている、
  野球賭博!とんでもない汚点になった
  それでも名古屋開催? 何が”国技”だ!・・

その相撲界に青春をかけ、汗と涙をながし多くを学び、
その経験をもとにして引退後、企業家として大成功した
「前田克巳氏」の講演録を「1部・2部」に分けて投稿します。

【今の相撲協会に欠けているもの!!】

【相撲に見た人生観、仕事観】

前田克巳氏講演録
「株式会社間口・代表取締役」

※過日投稿の続きです。

相撲界に入り「心を練り」「技を磨き」「体を鍛えた」のは
いわゆる「相撲道」を極めることでありました。

「心を練る」とは、粘土を練るように、伸ばしたり、縮めたり
ぐちゃぐちゃに揉み、混ぜ合わせることです。

心を様々なかたちに伸ばしたり、縮めたりして、誘惑などに
負けない対応力をつけるのです。

「技を磨け」とは砥石で刃物を研ぐときに使う言葉であり
小さなことにも「集中」して積み重ねることなのです。

目線を少しだけあげて、一歩ずつ、着実にたゆまぬ努力を、
し続けることと理解しました

人生を振り返ってみても「大きく羽ばたいたり、飛んだり」
したことではなく、こつこつと一生懸命にやってきたことが
自分の「技」や「能力」になっていると感じる事なのでしょう

そして「体を鍛える」ということは「熱い鉄」を冷たい水で
冷やして「ハンマー」で思い切りたたいて、いじめて鍛えるのと同じで
「体」を思い切り鍛えることと思っています。

そういえば「昭和14年」に現在に至るまで破られていない、
歴代最高の「69連勝」を成し遂げた「「双葉山」は
負けて記録が途絶えた日に、親しい友人に
【我、未だ木鶏(もっけい)たり得ず】と電報を打ったそうです。

木鶏とは中国の故事にある、無念・無想・無欲でまるで
木のように見える闘鶏の事である

まだ自分はその境地に至っていないので、また一度
新しいスタートに立とうとしたのでしょう。

私の現役時代の大横綱「大鵬関や柏戸関」は巡業先ども
真っ先に土俵にあがり、稽古の最後まで付き合い
自分より下の力士の胸を借り、ぶっつかり稽古を
やっていました。

その時のかけ声は「まだだ・まだだ」どこまでいっても
完成などなく、「まだまだ」と思い込む、そういう精神がないと
横綱という地位は保てないからでしよう。

それほど「地位」は重たいものなのです。

その後、わたしは入門から「2年」チョットで幕下まで
番付を上げたものの、膝を怪我したこともあり
「22歳」で引退いたしました。

そのときは「幕下10枚目」くらいでしたが、
周りの友人が皆大学を卒業して、就職するときであり
一つの区切りをつけたい気持もありましたが
「次の場所」に勝ち越して、2年ぐらい、頑張って
「関取・十両」を目指そうと思い、負け越したら辞めえる覚悟で
挑んだのですが、「2勝5敗」で負け越し引退の決意をしました。

場所後、親方のところへ「辞めさせて下さい」と言いました。

親方は「なんでや!それより膝の治療に行け!」と
引き止めてくれましたが、結果、了解を戴きました。

当時、親方はプラチナで出来た「実印」を
指輪にしておられましたが、それを外し
「これを持って協会に行き「退職金」を
貰って来いと差し出したのです。

お金を渡せばそのまま逃げる弟子もいた時代に
そこまで信用して頂いたことは、今も
忘れられない「思い出」です。

私は力士としては「幕下」のままでした。

しかし、あの偉大な「土俵の鬼」と言われた「若乃花」に
弟子として、そばにおいてもらったという事と
「肌と肌」を接して稽古をつけてもらい、
一緒に風呂に入り背中を流させて貰ったことは
私の人生の最高の「誇り」だと思います。

相撲はドラマです【続きは次回投稿】します。


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いよいよ、来るところまで来た模様の
【相撲界】最近の記事を拾ってみた

警視庁は古市容疑者の背後に暴力団関係者が
いなかったかなどを捜査するとともに、
力士らによる野球賭博の実態解明や、
野球賭博を主催していた胴元の特定を急ぐ。

 捜査関係者によると、古市容疑者は琴光喜関が昨年12月、
野球賭博の「勝ち金」である約500万円を
現役幕下力士(34)に求めた際、
琴光喜関に対し「賭博をばらされたくなければ、
口止め料を支払え」などと脅して、今年1月、
現金約350万円を脅し取った疑いが持たれている。

 古市容疑者は幕下力士の兄。
警視庁が22日に逮捕状を取って以降、
所在不明になったが、代理人を通じて
出頭する意向を伝えてきたという
警視庁は恐喝後、さらに琴光喜関に1億数千万円を
要求したとして、恐喝未遂容疑でも立件する方針。

 警視庁はこれまで、琴光喜関や、
仲介役の阿武松(おうのまつ)部屋所属の床山(29)らから
複数回にわたり、任意で事情聴取。
琴光喜関が恐喝被害を相談していた
大嶽親方(42)=元関脇、貴闘力、本名・納谷忠茂=らからも
事情を聴くなどし、裏付け捜査を進めていた。










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