紘一郎雑記帳

多くの講師の講演から面白い情報をお届け癒します。

関西の企業・第一通商 紘一郎雑記帳

2017-03-18 00:30:35 | Weblog

関西の企業・第一通商 第1部
紘一郎雑記帳

今回の取材先は第一通商株式会社様
所在地は
京都市西京区御陵大原1‐36京都大学桂ベンチャープラザ北館308号室
代表取締役社長は大下武士氏です。

業態は出火防止コンセント及びガスコンロ用地震感知器の
研究・開発の企業で
創業は1991年(平成3年)でまだ新しい企業です
年商:5000万円で従業員数:6人(社長含む)の小規模な会社ですが、
夢は大きく
日本から地震火災を無くせの旗印に防災コンセントで
日本を救いたい!と大下社長が力説しています

 京都から地震大国日本を救え!

関東大震災、そして阪神淡路大震災に東日本大震災、
記憶に新しいところでは熊本地震と、多くの地震に襲われる日本。
そして、地震自体を無くすことはできなくとも、被害を最小限に
抑えることはできるはずと、産官学で様々な取り組みが
日夜続けられている。
今回は京都大学との共同研究で火災防止対策商品開発を行い、
大きな成果をあげつつある京都市のベンチャー企業、
第一通商を紹介する。

 京大の中に本社が!

第一通商は京都市の桂にあるアカデミックな香り漂う
京都大学ベンチャープラザの中に在った。
ここには京都大学に認められ、共同研究をしている企業が入居している。
大下武士社長に、なぜ、京大の中に本社があるのかを尋ねた。
「2009年にガスコンロ用地震関知遮断器の開発で
京都市ベンチャー企業評価認定のAランク認定をいただいたのを機に
京大防災研究所と共同研究させてもらうようになり、
それでここに入居することになったのです。」ということだった。

 震災後の二次火災を防げ!

同社の商品は大きく分けて二つあり、一つはガスコンロ用の地震関知
遮断装置、二つ目はそれから派生してできた出火防止コンセントである。
「阪神淡路大震災が起きて、最初は高速道路や建物の倒壊が目につきましたが、
その後ライフラインを復旧させようと電気を再送電したところ、
大規模な火災が各地で発生しました。
地震でグチャグチャになったところに電気が流れたために
アイロンやドライヤーなどの電気製品やコンセントが過熱して
発生した再送電火災です。これを防ぐには各家庭やオフィスで
対策しないとどうしようもないんです。
この再送電火災を95%以上防げるのが出火防止コンセントです。」と、
大下氏。実際、阪神淡路大震災では再送電火災での火災が多かった。
(ガスの場合は火災はもちろん、爆発事故にもつながる。)

では、
どうやって地震に遭った家庭やオフィスを再送電火災から守るのか?
答えはただ一つ、安全が確認できるまで電気を流さないようにする!
それだけだ。
つまり、ある程度大きな地震が発生したら電気の流れを遮断し
再送電されても通電しないような装置を各家庭やオフィスに
設置すればいいのだ。それが、同社が京大防災研究所と
共同開発した「出火防止コンセント雅(みやび)」なのである。

 「出火防止コンセント雅」のすごさ 続く

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿