紘一郎雑記帳

多くの講師の講演から面白い情報をお届け癒します。

貧乏人の基準を考える  紘一郎雑記帳

2016-10-08 00:15:53 | Weblog

貧乏人の基準を考える  
紘一郎雑記帳
「貧乏人らしく」女子高校生たたきの大誤解
教育機会を相対的に剥奪された「相対的貧困」

貧困には2種類あるそうです。
餓死寸前の「絶対的貧困」と専門学校進学をあきらめる「相対的貧困」があります。
食事に困る「絶対的貧困」は先進国から消えました。
英国の社会学者ピーター・タウンゼントが、「相対的剥奪」
という概念を提唱したそうです。

食事可能でも、身なりが悪く人に馬鹿にされ、社会から浮いたら「相対的貧困」です。
習い事や教育にお金をかけられず底辺なら「相対的貧困」です。
彼女は教育機会を相対的に剥奪された「相対的貧困」だそうです。

日本の貧困は、相対的でもあるし絶対的でもある。
国内問題か、世界との対比かということではないですか。
共産党委員長は党員の中では相対的富豪、
日本国総理は世界の中では相対的貧困でしょうか。
NHK職員基準なら日本の大半が相対的貧困ではないですか。

なにやら「相対的」などと知った風な言葉をつかっているが、なんのことはない。
要するに「すごい貧困」とはいえないが、「ちょっとは貧困」なんだ、
と必死に言い訳しているだけではないですか。
ことの是非はともかくとして、話としてくだらない。

NHKがした貧困の説明で、冷房買えない。
パソコン買えないからキーボードのみ買ったとか前提要素が崩れて
何が貧困だよって炎上したのであって、どういい方を変えても
NHKの雑な報道に問題がある、その後の対応も問題で、
NPOが文句いうとしたらNHKに対していうべきでしょう。

人並みの生活レベルに持っていきそれを維持するため
日々努力している一般の人々は無視でしょうか。
貧困を語るなら、それにふさわしい例を挙げろよ』と批判されているだけ、
最低賃金世帯の母子家庭あたり取り上げたらどうですか。

普通の中流家庭でも、周りが社長のご子息・ご令嬢ばかりで、
一流ホテルでランチを食べ、私服はブランド品、
運転手付き高級車を持っていたら、相対的に貧乏人になるのでしょうか。

相対的だろうが絶対的だろうが、人間の本能として
「ああ、この人はかわいそうだな」と感じるかどうか、が問題。
1000円のランチとか高価な画材とかキャラグッズとか、
そういうのをもっているということは、別に食うや食わずでもなく、
本人の努力でどうにでも道をひらける。そういうのは貧困とはいえないでしょう。

機会の平等は義務教育まで、生活には困らないが大学進学費用は賄えない
経済状況の子供全員に大学進学と言う機会の平等を与えるべきか、
学費を軽減化するとか公的奨学金制度を充実させて
「学力があり、向学心もあるが家庭の経済状況から
大学進学を諦めざるを得ない若者の救済」は必要かも知れませんが、
大学に遊びに行くのを税金で援助する必要はない。
大企業入社の機会の平等も保証しろとでも言うのか。
漫然とした大学進学以外の道を示すべきではないですか。

論点を必死にずらしているが、批判されている点は創作による
政治宣伝ではないですか。
我が身を守るために女子高校生を盾にするなとか、
どうしても批判先を
NHKから女子高校生にしたいみたいで、
卑怯ですね。やればやるほど墓穴掘っているだけではないですか。

本人が貧困アピールしているのに、貧乏人って言って何が悪いのか。
しかも創作や嘘が混じっているのに、
NHKで報道しなければ勝手にやってもいいが、
報道した以上は真偽が正されるべきなのは当然ではないですか。

どうもこの女子高校生は初めからマスコミとか、ネットに名を売り、
活動したいのでしょうか。「バッシングが止まりません」とか、
止まっていないのはネットの一部サイトだけ、
世間一般ではもう忘れ去られていると思います