紘一郎雑記帳

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大気汚染最悪!北京市脱出   紘一郎雑記張

2016-02-07 00:03:55 | Weblog

大気汚染最悪!北京市脱出   
紘一郎雑記張

中国大気汚染最悪レベルの北京市、
緑豊かな通州区に「首都圏機能」移転を決定

北京市の李士祥・常務副市長が、記者会見で、2017年末には、
北京市党委員会と市政府、さらに市人民代表大会(議会に相当)、
市政治協商会議(市政協)という市の4大機構が
すべて通州区に移転することを明らかにした。



すでに、市党委が「首都機能移転のため、通州区に新副都心を建設する」
ことなどを正式に決定しており、建設ラッシュの真最中の様だ。
驚いたのは、区内中心部に片側5車線の高速道路が建設されているほか、
30階以上もの高層ビルがいくつも建っているようです。

なぜ便利な市中心部から郊外の通州区に新首都圏を建設するのか?
それは北京の大都市病が起因している。
北京は改革開放路線推進後の1980年代から、
地方の農村部出身の民工(出稼ぎ労働者)らの流入によって過密化が進み、
昨年末の人口は約2151万人と膨れ上がっているそうです。

道路の渋滞もすさまじく、ナンバープレートの末尾の数字によって、
市内での通行を制限しているほど。それでも、車の排気ガスによって、
ちょっと先も見えないほどの大量のPM2.5(微小粒子状物質)が
発生していることは、最近も大きなニュースになった。
多数の市民は呼吸器系等の疾患を抱えているといわれている。

このような重度の大気汚染の緩和に向け、市政府は昨年、
400社近くの製造業の企業を市外に移転させたほか、
2020年の時点で人口を2300万人以内に抑え、
中心部の人口を15%減らす目標を打ち出したそうです。

そこで浮上したのが、首都圏移転に伴う副都心構想で、
通州は「運河の街」であり、緑豊の自然が多く残されていることや、
習近平政権が推進している首都経済圏構想の大きな要となる
天津市に隣接していることも、通州が北京市の副都心として
白羽の矢が立った大きな理由となっているそうです。

実際は公害移転ではなくて、北京市内中心部が過密になり過ぎたから
近くに移転するだけ。北京市内中心部にも鉄道で移動可能だし
公害対策と言っているのは、少しミスリードな気がします。

遷都するのは空気が悪いのもあるが、北京周辺に砂漠が
近づいているとかもあると感じますが
次からなんか祝い事があるたびに北京の工場止めずに済むでしょう。
しかし生活排気が原因の遷都なんて文明史上でも恥ずかしい事ですね。

市内に乱立している暖房供給センターの煙突と一日中大渋滞の
道路を改善しなければ北京のどこに行っても一緒でしょう。
北京は遺産として残して、政府機関は上海より南に移せば良いですね。
これは通州事件を記憶遺産に申請しようとしているつくる会と
タイアップして、PRしてみてはどうでしょうか