大災害に思う地名との関係
紘一郎雑記帳
名は警告する、大災害を経験した先人たちのメッセージ
「平成の大合併」で、全国の市町村の数は、半分近い約1700に減ったそうです。
ひらがなやカタカナ、あるいは地理的な実態にあわない名前の市が生まれて、
物議を醸したようです。
同時に、いくつかの由緒ある自治体名がなくなったと言われています。
東日本大震災の後、地名があらためて脚光を浴びている。
大災害を経験した先人たちが、
「ここは危ないぞ」とのメッセージを後世に残したというのだ。
たとえば、岩手県の釜石や宮城県の塩竃にみられる『カマ』は津波により
湾曲型に浸食された地形を意味する。
広島市北部の土砂災害で、とりわけ被害が大きかったのが、
安佐南(あさみなみ)区八木地区だった。
かつて「八木蛇落地悪谷(やぎじゃらくじあしだに)」と呼ばれていた。
蛇が降るような水害が多かったので、悪い谷の名前がついたと、
古い住民は説明する。
やがて「八木上楽地芦谷(じょうらくじあしや)」と改名され、
現在は地名に八木だけが残った。
そして、何よりそこの建売住宅は相場に比べて数百万円安く販売されていた。
何故安いのかと実際に現地を見れば危険を察知し購入をやめた人もある。
危険地域に指定しなかった行政を責めるマスコミは多いが、知らずに
こんな所に家を建てるなど狂気の沙汰、以前にも同様の
土砂災害が有ったようです。
だったらこれから相続税強化されるから土地が売れないと困るので、
山沿い、川沿い、海沿いの宅地開発、販売、居住を制限すべきでしょう
死人が出てから実はなどと顔で言っても仕方ないだろうが。
地名関わらず古地図で宅地ではなかった所は基本危ないかも知れません。
しかし、これがきっかけになって、
少なくとも訳の分からない地名変更が無くなって、
旧地名が復活する事を望むところだと思います。