日朝会談・第一部 金正恩の本気度 拉致問題はどこまで
紘一郎雑記張
安倍晋三首相も電撃訪朝?
などと心配する声までささやかれているが・・
日朝政府間協議が1年4カ月ぶりに4月にも再開することが決まった。
「対話を求める北朝鮮の態度は予想以上だ」
3月上旬から始まった非公式協議で日本側は手堅い感触を強めている。“本気度”のひとつの根拠になっているのは、北朝鮮側の
交渉陣に国家安全保衛部幹部が出てきたことにある。
北朝鮮に留められている日本人拉致被害者の管理の実態は
長い間不明だったが、ここ数年、「拉致被害者は居住地が移され、
2008年ごろから国家安全保衛部の管理下にある」との有力情報もあり、首脳部に直結する保衛部が日本人拉致問題を主導していることが
はっきりしてきた。
拉致が動いた小泉訪朝も、日朝水面下交渉で北朝鮮を代表したのは
「ミスターX」と呼ばれた柳京・国家安全保衛部副部長だった。
横田めぐみさんの娘、ウンギョンさんと横田滋、早紀江さんの面会に
ついての日朝の事前協議は約2カ月前から行われていた。
それに加えて日本人遺骨返還に関する赤十字会談について、
北朝鮮側が2月後半に協議の提案を行ってきた。こうした動きで
日本側には「北朝鮮は本気で動きだそうとしている」
との認識が生まれたという。
局長級で再開する政府間朝協議で日本側は、2008年に合意した
再調査に立ち返って被害者の安否情報の確認作業の要求から
スタートさせる考えだ。
しかし北の本丸は遺骨ビジネス? 続く