韓国「深刻な憂慮」中止を要求
北朝鮮ロケット発射予告問題
北朝鮮ロケット発射予告問題
紘一郎雑記長
日本の対応
北朝鮮の朝鮮宇宙空間技術委員会が、4月12日から16日の間に「衛星」を打ち上げると予告したことを受け、警察庁は16日、外事課長を長とする「警察庁対策室」を設置し、即応体制を整えた。
外務、防衛の両省や内閣情報調査室など国内の関係機関のほか、国外の情報機関などとも緊密に連携を取りながら、情報収集を進めていく。
韓国の対応
韓国政府は16日、北朝鮮が衛星打ち上げのためとするロケット発射を予告したことについて「朝鮮半島と北東アジアの平和と安全を脅かす重大な挑発行為となる」として深刻な憂慮を表明、発射の即時中止を求めた。外交通商省報道官論評として発表した。
論評は「弾道ミサイル技術を利用したすべての発射を禁じている2009年の国連安全保障理事会決議1874に明確に違反する」と指摘し、北朝鮮に対し安保理決議など国際的義務の順守を促した。また、6カ国協議関係国とも連携し、発射中止を求める方針を強調した。