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レストラン パトゥ #8

福島第1原子力発電所の現状と今後の予測に関する議論です。

藤林徹氏 (元東芝原子炉設計部長)
福島原発から遠くに退避したいときの考え方 2011/03/21

飯田哲也氏 (環境エネルギー政策研究所 所長)
「最悪シナリオ」はどこまで最悪か~楽観はできないがチェルノブイリ級の破滅的事象はない見込み 2011/03/20

 これまで電力は潤沢に使用しながら、「では自分の隣に原発ができるとしたら?」については関心を持ってこなかった。物理学をまともに勉強しなかった私には難しいこともあるけど、エネルギー資源について、ただの無知は無関心の免罪符にならないことを心に刻んで、「ワカラヘンワァ、難しいわぁ」で済まさない努力をしようと思っています。
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 支援物資の『集積地』に山積みに集まった支援物資が、困窮している人の所まで届かず餓死する者もでているすさまじい現状の中で、『復興』を口にするのは時期早々ではありますが、
厳しい被災地で今を生き延びる方々が、将来人間らしい暮らしを取り戻すまでの道のりは、これまでの地震の被災地が経験したものとは比べものにならない険しい道のりになるのではないかと感じています。

 例えば神戸は、誰がどういおうと『港町』であり阪神間の物流の中にある地域ですから、復興計画の段階で、『港』や『道路』の復元に復興支援金を使う事に「反対」を唱えた意見は少なかったのではないでしょうか。つまり、どういうい方向へ復興していくか、議論はあったことと思いますが、ある程度同じ方向を向いている中で復興計画の議論があったと思うのです。

 神戸は、10年、15年をかけて復興してきて、中には失策もありながら、それでもなんとかやってきました。今さらどこのメディアも取り上げないけど、今でも16年前から時が止まったような路地、一度は屋根をブルーシートで覆った痕跡を残す廃墟のような路地があります。そういう地域もあるにはあるが、おおむね街は整備されました。
しかしかつての港町としての地位を回復するには至りません(震災だけがその理由ではありませんが)。

 今回廃炉となった原発の敷地の処分は、廃墟となった街を重機でガーっと片付けるのと同じわけにはいかないし、被災地の中には、そもそもどういう方向へ復興していくのか、街のあり方についての議論に時間を要する地域もありそうです。
 神戸が経験した震災とは、もはや比べられない性質と規模の東北被災地。復興にとても長い年月を要する地域もあると感じます。

 神戸に今も残る「路地」という小さな規模で復興から取り残された地域。東北では、今後の行政の対応によっては、「路地」よりもっと大きな規模で復興から取り残される地域が出てしまうのではないかという点も心配です。

「今自分にできること」という短期的な視点で行動しつつも、
10年、20年・・・長い目を持って、被災地の方々が人間らしい暮らしを取り戻せるまでを見守ることも、忘れずにいたいと思います。

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ブログはあえて、通常通りの記事で。

フランス料理店レストラン パトゥにて「お昼のコース料理」をいただきました。
 ○アミューズ
 ○前菜1品
 ○スープ
 ○メイン1品
 ○デザート
他にメインがお魚&お肉(両方)となるコースもあります。
 
○アミューズ:牡蠣

上のグリーンソースの濃厚さと下のトマトソースのさっぱり感。この牡蠣は長く印象に残るおいしさでね、「今日のアミューズ牡蠣だったらいいね」って、話しながら店へ続く坂をあがって来た。ウフフ、やっぱり おいしい。そいで、ブログを書いている今も思う。また食べたいなぁ・・・。

○前菜:旬の魚介類と有機野菜

パトゥで定番的な前菜ですが、中の魚介類は季節によっていろいろ。魚介類は軽く火を通しているのですが、生食するよりおいしくなる絶妙な火加減。

○スープ:ネセロリのスープ フォアグラ添え

セロリ過ぎなくて、おいしい。フワフワ♪ フォアグラソテーがスープをさらにおいしく。

○肉料理:和牛スネ肉のビール煮、バターライス添え

どっしり、ずっしり、満腹。

○デザート:バラとジャスミンティーのブランマンジェ

バラとジャスミンティーを嗅覚で感じながら、とろける食感を舌で受け止めます。味覚だけじゃない五感の色々な部分で楽しむさわやかデザート。

くるみのクレームブリュレ

くるみとバニラビーンズのコク、濃厚でスッキリ。(表面は)パリパリで(中は)なめらか。ひとつのデザートの中に対比がある。
街の『ケーキ屋さん』よりも さらにおいしいパトゥのデザート。
一度行くと、また行きたくなるパトゥ。

シェフの性格は知らないけどさ、テーブルに並ぶお料理には、勤勉さ、まじめさ、そしてやさしさを感じる。『狡猾な商売人って感じとは対極』のイメージなんです。ずっと神戸にいてほしいお店です。

外国資本でもなく、東京資本でもない『神戸の店』が、震災後の経済の低迷、リーマンショック(これは世界的にみなが苦しんだ事だけど)、鳥インフルエンザの風評被害など、幾度もの危機を乗り越えて、こうして続いていく姿、満席の店内のこの景色は、ちょっとおおげさだけど、これから復興しようとする人々の希望のほし。
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「お昼のコース料理」 4,025円
ぶどうジュース(グラス) 700円
フォアグラ(追加) 575円
(Service Charge 10%, Tax 5%を含む金額で表示しています)
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Patous (パトゥ)(フランス料理 / 元町)★★★★★ 5.0
★は私的感想です(生意気なことしてすいません)
「こういうお店がお気に入りなのね~」程度の参考までに


【 more about ... 】
URL: http://homepage2.nifty.com/patous/
↓yarnの訪店日記一覧です

(記述は全て訪店日の記録です お店データ・価格等は最新データのご確認お願いします)

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