ふぇみにすとの雑感

日々の雑感、テレビ、社会、フェミニズムについてなど。モンタナ発信。

Day Time Emmy

2007-06-16 16:10:06 | メディア、テレビ
うわわ、日本に行ったりしていて、すっかり忘れていた!今日はDay Time Emmy 授与式の日だったらしい。。ここしばらくデイタイムソープオペラ見ていなかったので、すこーんと頭から消えてしまっていたぞ!!大失敗。
ヤフーで見たら、Young and the RestlessのChristian LeBlancが主演男優賞取ったみたいだ。確かに彼は、見かけがものすごいハンサムとかではないのに、演技で妙に魅力的にみせる力があるからなあ。

ニュースになっていないところをみると、All My Childrenのエリカ役、Susan Lucci、またダメだったんだろなー。一度受賞するまで本当に何年も待ち続けてようやく受賞した後も、またなかなか受賞できないサイクルにはいっているかのようだ。

と、このネタ書いてみたものの、たぶんこのブログ読者中、この話が通じるのはのりさんさんだけかもしれない。。

シカゴへ戻り、そして、、

2007-06-16 14:41:19 | 日々の出来事、雑感
今日、シカゴに戻ってきた。12時前に飛行機は着いたが、イミグレーションは混んでいるし、空港からハイドパークまでの道路も混んでいるし、、結局家に着いたのは2時すぎだった。

その後、今度の引っ越し先、モンタナ州坊主マン(Bozemanーだけど、「坊主マン」と書きたい欲求がおさえられない、、)のアパート見学のための電話を慌てていれ、いくつか予約をとった。日曜の夜から坊主マンに出かけ、2日間でアパートを探すというプロジェクト(?)があるのだ。さて、うまく見つかるのかなー?不動産屋によって、愛想のいいところと悪いところがあるし、空きがあるのかどうかもいろいろ。とりあえずは実際の場所をみてみないと何ともいえないし、、。

シカゴに移るときは、単に大学所有のアパートを見もしないで、知人に頼みチェックしてもらっただけで決めてしまって楽だったのだが、今度の坊主マンは、大学所有のアパートはすでにwaiting listに120人も乗っている状態だと今日発覚。つい2週間くらい前にアプライしたばかりの私は、絶対無理ってことじゃないかー!!なので、民間で探さねばならないのはほぼ確実な状況だといえる。大学院時代を過ごした、ミシガン州アナーバーでのアパート探しの大変さが蘇ってきた。。大学町というものは、いいコンディションのアパートが少なかったりするんだよな。ううう。。

それでも、考えてみれば今住んでいるところもものすごーく古いアパートだし(スペースあるし、私的には今まで住んできたところに比べ、最高なんだが)、大学院時代はひどく狭いアパートか、あるいはハウスメイトとシェアして住んできたので(楽しかったけど)、住むところはどんなのでも、まあなんとかなるんだよなー。

そんなこんなで、休みは明日一日だけで、あさってには坊主マンに行かねばならない。つかの間のシカゴを満喫せねば!ということではないが、早速今晩、シカゴ交響楽団のコンサートに行き、ヴェルディのレクイエムを聴いてきた。さすがに中頃で眠くなったが、それでもなんとか寝ないで持ちこたえた。レクイエムなのに、けっこうどんちゃんした曲だったのが幸いしたのか、、!?


マスコミ学会ワークショップレメ[トと感想

2007-06-12 15:37:38 | フェミニズム
日曜日に開かれた、マスコミ学会ワークショップ「「バックラッシュはどのように起きるのかーマスメディアとWeb言説空間との呼応関係」については、すでに荻上チキさん今井紀明さん斉藤正美さんのブログにて報告がアップされている。繰り返しになる箇所もあると思うが、とりあえず私の簡単なレメ[ト&感想を書いてみたい。

1)「いわゆる『弱者男性』=ネット右翼/バックラッシャー」説への疑問
このワークショップの重要なャCントは、よく言われる「いわゆる『弱者男性』=バックラッシャー論」を検証し、疑念をはさむという方向性が提示されたことだった。果たして若者の右傾化といった現象は本当に起きているのか、ネットにより、右傾化しているように「みえる」のではないのか? 2ちゃんねるは「若者文化」といえるのか?2ちゃんねらーは本当に「右派男性」たちなのか?などといった疑問が提示された。とくに、北田さんによる、2ちゃんねるなどのネット利用者に関するアンケート調査と、今井さんのネットでバッシングをした方々と対話を試みた実体験に基づくお話と組み合わせたことで、「弱者男性=バックラッシャー」説へのパワフルな反論になっていたと思う。

フェミニズム界隈でこの説はよく聞かれるように思うが、裏を返せばそれはいかに実態をみないで解釈、判断しているかの現れでもあるかもしれない。実際、主流の女性学者やフェミニズム運動に関わる人たちの多くは2ちゃんねるや、ネットをほとんど見ない層でありながら、MLやマスメディアからの情報に基づき「ネットは浮「」「2ちゃんねるには右派が多い」といったことを信じこんでしまっている側面もあるのではないか。

2)フェミニズムへのバッシングの歴史
斉藤さんはリブへのバッシングについて、私は主に行動する女たちの会への75年当時、89年当時のメディアにおけるバッシング記事を紹介しながら、フェミニズムへのバッシングは何も唐突に2002年頃から起きたわけではなく、70年代から80年代、そして90年代と、ずっと起きてきていた事に言及した。もちろん、2002年頃からのバックラッシュがまったく同じような質のものではないわけだが、あたかもそれ以前にバッシングがなかったかとか、たいしたことではなかったように扱うことで、フェミニズム運動の歴史そのものが消されている側面があると思う。
また、今現在、具体的な性差別撤廃に関する事柄より、「ジェンダー」という概念が過度に理想化され、これこそがフェミニズム運動の重要な金字塔なのだといったようなことが言われる傾向がある中で、この概念が日本に導入されたとよく言われる95年の北京会議以前の歴史が軽視される傾向にもつながってしまう。そして、歴史が継承されないことで、バッシングへの対抗もより困難になることが考えられるいった論点も出た。

3)フェミニズムのプレゼンス能力の低下
チキさんから、Web 2.0どころか、「フェミニズム=運動0.5」状態であるという指摘がなされ、私は自身がフェミニズム系サイトの企画などに関わった経験も交え話した。その中で、フェミニズム系ブログやサイトがまだまだ少ないこと、あったとしてもインタラクティブとはほど遠く、更新もままらない状態のサイトも多いこと、ブログがあっても、情報の提示がうまくなく、読者が少なかったり、広い層の読者にとって有用な情報になっておらず、内輪向けの情報になっていることなどの問題が挙がった。

今井さんがインタラクティブであり続けることに、前につきすすめる可能性をみたい、というコメントをされたが、これこそがフェミニズム系サイトやブログに欠けているところかもしれない。インタラクティブではなく、一方的に情報を流す形式であるとか、コメント欄やトラックバックを置いていないブログもかなり多いからだ。そして、ブログよりMLという閉じた場所でのコミュニケーションばかりが盛り上がっている現状もある。自分自身の関わったサイトなども含め、フェミニズム関連サイトの検証も必要な作業だと思った。

4)フェミニズム/運動の「正しさ」と「楽しみ」
フェミニズムの「正しさ」の主張といったものが、ネット上の祭りなど「楽しみ」を求める層へ通じがたいこととか、「ジェンダー論」を教えても学生になかなか通じない問題なども議論の中ででてきていたが、それを聞いていて思ったのが、「フェミニズムの楽しさ」というのが伝わっていないということだった。少なくとも私自身は、フェミニズムは楽しいと思っているのだが(じゃなかったらやらないし、、)。フェミニズム=学問、的なイメージが強いのだろうか?確かに、ネットにある日本の「ジェンダー論」の授業のシラバスなど見ても、面白そう、楽しそうという印象は、私ですら持てない面もある。(「ジェンダー論」授業の教え方に関する意見交換は、何かしら別の場をもうける必要があるのかも。。)

しかし、部屋自体に女性が少なく(今井さんが書いているように、マスコミ学会自体に少なすぎ)、パネリストの中に斉藤さんと私とフェミニストが2人いただけまだマシだったとはいえ、明らかに少ない場では、「フェミニストの方にお伺いしたい」といった質問に答えることで、自分が言うことが「フェミニストの代表的意見」的にとられてしまうのでは、、というリスクを常に感じながら話す状況でもあった。斉藤さんも私も、日本のフェミニズム主流派的立場とは実はほど遠いだろうと思うので、そう取られちゃうと困るなーと思いながら。。

まとまりのないレメ[ト&感想ですが、またネット上で議論が展開していくといいなーと思っています。

小山エミさんのインターセックスに関するトークのpodcast

2007-06-12 14:07:21 | イベント案内
シカゴ大学ジェンダー研究センターにて、5月11日に行われた小山エミさんによるトーク、"Intersex at the Intersection of Queer Theory and Disability Theory"のャbドキャストがアップされました。
http://chiasmos.uchicago.edu/events/intersex.shtml

このトークは全部英語で行われています。(英語のリスニング勉強にもぴったり!)

これより前に行われた、中島通子さんによる、自衛隊イラク派兵違憲訴訟に関するトークと、小山さんによる、国際養子制度に関するトークももうすぐアップされるはず、、と思います。なぜかイベントの順番と、ャbドキャストサイトにアップされる順番がバラバラですが、、担当スタッフがそれぞれ違うことから起きている様子。。

また別のイベントがアップされたらお知らせします。

熊本最終日

2007-06-11 09:53:10 | 日々の出来事、雑感
昨日のマスコミ学会ワークショップ、無事終了。久々の日本語発表で、ちょっと緊張しました。といっても、けして英語のほうが得意とかいうわけではないのにね、、(笑)なんでだろう。(単なる準備不足か。)でも、私のはさておき、他の皆さんの議論はとても勉強になり、今後につながるものだったと思います。

chikiさんが早速、レメ[トをアップしてくださっています。ぜひご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20070611/p1

今日はこの後、熊本学園大学の交換留学ご担当の方と、アメリカ・モンタナ州からの留学生たちに会う予定。その後東京にむかいます。
私の学会レメ[トは、東京に行ってからアップしようと思います。