ふぇみにすとの雑感

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千葉管理教育番外編:親の視点

2006-07-06 01:49:40 | 千葉県管理教育関連
シカゴに遊びにきた親との会話の中で、70~80年代千葉県の管理教育の話題が出た。

母親の記憶では、授業参観の日に、忘れ物をしたとかいう理由で、数人の生徒が、床に正座をさせられたまま授業を受けていたことがひどく印象に残っているらしかった。すっかり忘れていたが、言われてみればそんなことがあったように思う。授業参観といえば、自分の親、そして他の子どもの親もずらっと並ぶ中で、正座をさせられているというわけだ。子どもにだってプライドはある。親の前で、正座させられた状態で授業を受けるということが、どれだけそのプライドを傷つけることか、、。

そして、授業参観の後の教師との面談の際に、私の母親は、体罰の横行に対して、苦情を言ったという。そして言い合いになり、あげくの果てにその教師は「バカな親とは話さない!』と言い放ったとか。次の順番を待っていた、他の生徒の母親に、「何の怒鳴り合いをしているのかと思った」とか言われてしまったと言っていた。エラいぞ、母親!

ほかの親がどうだったのかはわからないが、そう教師に対して苦情を述べる人たちが多かったとは思えないという。成績やら内申書やらが気になって、文句を言うに言えない状態の親も多かったのでは、と親は言っていた。私自身が半洗脳状態にあった小学校のときは親が、洗脳が解けた中学は親も私自身も両方が、教師に対して文句をいい唐オていた私の内申書評価は、相当悪かったのだろうなあ。

小学校高学年から中学にかけての、あの教員たちの異常としか思えないような状態、あれは何だったんだろうと、私のみならず、親も思っていたようだった。あの時期の千葉県で、こういった酷い状況になっていた理由は何なのだろうか。

教育基本法の改悪、「愛国心」が通知表項目に含まれるなどという動きをみていると、またあの千葉県管理教育の恐武ュ治が帰ってくるのも遠い世界のことではないようにも思えてしまう。

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17 コメント

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Unknown (annntonio)
2006-07-09 08:28:22
ワタシの知り合いの先生(大学のセンセ。もちろん八千■市在住経験あり)は、娘さんたちへの体罰を授業参観後の懇談会などで問題にしいて以降、近隣へ自動車で出かけると錐でタイヤに穴をあけられるなどの嫌がらせを受けていた、とか、「○○ちゃんのおかーさんは『近所の恥』だから遊んじゃダメっていわれたの…どうしよう…」(娘さんの友達曰く)等のうわさを立てられたり、とか、イロイロイロイロされていたことをお話してくれました。▼こういう事態を補助線にして、ともみさんのエントリを拝読して、現在の「教育改革」を考えて見ると、学校を基点とした地域管理が、統治のエコノミーとしてその内実を問われないまま驀進させられようとしているのが浮「なぁ…と思うわけで。ですから、「地域の教育力も向上」とか「家庭の教育力も向上」とかいうのも素直に同調でいないワタクシは、へそ曲がりなのでしょうか…。▼八千■市ネタだと書き散らかしてイケマセン。長くなるので、では。<(_ _)>
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Unknown (ともみ)
2006-07-09 21:19:25
八千■市ネタだと長くなるのは私も同じですよー。しかし、体罰を問題にし
た親いじめまでそんなに横行していたとは。学校を機転とした地域管理が
内実問われないまま横行することのコワさ、まったく同感です。八千■市の
ような状況にいつ転んでもおかしくないのではないかと。。
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Unknown (oliva)
2006-07-09 22:00:11
私もよく忘れ物を理由に職員室の前などに正座させられていましたが、別に恥とも感じず、かえって面白がっていたものです。
クラスの忘れ物ランキング(実名入り・棒グラフつき)を張り出されても平気でしたし。。
自分の故郷がいかにいい加減な土地柄かよく分かります(笑)
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Unknown (ともみ)
2006-07-10 13:20:47
高知県、のんびりムードでいいなあ。私の行った学校場合、正座の時間の
長さがただならぬものがあり、午前中ずっと、午後中ずっととか、下手し
たら一日正座だったりして、正座というとかなりの苦行の世界だったので
す。。正座でできる限りしびれないような方法を開発しようと、常に努力
をしていたような。
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Unknown (oliva)
2006-07-10 21:48:04
>高知県、のんびりムードでいいなあ。

そのかわり教育水準は低いですが。。
農林水産業に従事する人が多いので、学校的秩序に適応する必然性を感じないのかもしれませんね。
管理教育は、将来、被雇用者として集団生活に適応するための訓練なのかもしれません。
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Unknown (annntonio)
2006-07-12 02:03:09
気分の晴れない報告です。八千■市ネタです。▼ある会議でした雑談の中で、八千■市の某小学校に教え子が就職した大学の先生が以下のようにぼやいていました。▼「彼女(教え子のこと)が言うには『業間体育』ってのがまだあるんだって。2時間目と3時間目の間の20分間に『一箇所にいてはいけない』と指導されて、子どもは走らされたり遊ばされたりしているのだけど、一つ目のチャイムでみんなが静止して、次になるチャイムで全力で昇降口に走るってのが学校のルールらしいの。…彼女が『だんだん「異常だ」と思わなくなってきている自分が浮「』っていってた。」▼…業間体育なる文化は再生産されていることがこのたび確認されました。orz… そして、身体を通じての学習効果…恐るべし。▼えっーと、めげてるヒマがあったら、ともみさんのページの紹介につとめようと思いますっ。
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Unknown (ともみ)
2006-07-13 10:53:00
olivaさん、「管理教育は、将来、被雇用者として集団生活に適応するため
の訓練なのかもしれません。」に同感!
annntonioさん、おそろしい八千■市報告ですね。そして、その業間体育の
ときの静止ってのは、はげしく身に覚えが。その教員の方、K田台小学校に
おつとめなのでは!?
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Unknown (annntonio)
2006-07-14 07:08:40
> その教員の方、K田台小学校におつとめなのでは!?

いえ、確か八千■台east、だったかな。▼「チャイムで静止」ってのは、私の場合は聡怩フ始まりと終わりにあったように覚えているのですが、…ほんと、いったいアレはなんだったのでしょうねぇ…。
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Unknown (ともみ)
2006-07-14 22:16:09
ああ、あの全員にゼッケンをつけて番号で呼ぶので有名だった八千■台east
ですか。しかし、チャイムで静止という習慣は、■和田のほうでも行われて
いたとは・・八千■市の小学校全域に広がっていた習慣なのだろうか。い
や、過去形ではなく、いまだ現在進行形?あれは本当に何のための習慣
だったのか、まったくもって謎です。
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Unknown (oliva)
2006-07-14 22:38:11
そういえば、管理教育で名高い千葉と愛知は、共に一人当たり県民所得がベスト5入りしているし、工業も発達していて、農林水産業と超零細自営業がメインの貧しい高知県とは正反対ですね。
千葉の産業構造はよく分かりませんが、愛知はトヨタ財閥のお膝元ですし、大企業における社員の管理や生産管理と管理教育というのは何かリンクするものがあるのかもしれませんね。
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